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「しまくとぅば普及・継承アクションプラン」に参加して~沖縄県庁での記者会見体験~

 大学には卒業論文というものがあります。簡単に言うと大学で学んできたことを生かして自分で自分の設定した課題に取り組むというものです。今回は産業情報学科の大井ゼミに所属する川端菜緒さんに、ゼミや、卒業論文のことについてお話を聞いてきました!

川端菜緒

 産業情報学科では、大学の講義だけでなく企業との交流も盛んに行われています。2014年度は、アドスタッフ博報堂さんと産学協力会共同プロジェクト「しまくとぅば普及・継承アクションプラン」を実施しました。このプロジェクトは

「しまくとぅば」絶滅危機言語!

という報道をきっかけに、学生の現状はどうなのか,私たちには何ができるのか,を調査・検討するためにスタートしました。調査対象は県内5大学の学生で、その結果は私たちの想像を遥かに超えるほど関心度が高く

約7割が“しまくとぅばを後生に伝えたい”
約8割が“習得したい”

という意見を持っていることがわかりました。その一方で,“しまくとぅばを学ぶ機会がない”と回答した学生も8割以上にのぼり,しまくとぅばの課題も浮き彫りになりました。そこで、私たちのプロジェクトチームでは、「日めくり式でしまくとぅばを学べるアプリの開発」、「おじぃ、おばぁによるしまくとぅば講座の必修化」、「バスのアナウンスをしまくとぅばにする」など、学生がしまくとぅばを学ぶ機会を提供できるようなプランを提案しました。
 今回のプロジェクト成果は、沖縄県庁で記者会見を行い報告しました。記者会見での報告は,県内のニュース番組で報道され,新聞紙にも大きく掲載されました。また、現状の調査やプランの創出、プレゼンテーション、記者会見など普段の学生生活では学べないことがたくさんあり、大きな刺激を受け成長することができました。プロジェクトに参加した経験は、社会人になっても活かせるものだと思っています。プロジェクトの内容は毎年変わるので、後輩の皆さんも自信の成長のためにぜひ挑戦してほしいです(レポート:徳原渓[平良ゼミ])

しまくとぅばを学ぶ機会はあるか? しまくとぅばを後世に伝えたいか? 課題の抽出結果スライド1枚目 課題の抽出結果スライド2枚目