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「那覇市民会館デジタル保存」NHK沖縄放送局✕那覇市✕沖縄国際大学産業情報学科大山ゼミ共同プロジェクト

展示の様子 展示の様子 展示を観覧する城間幹子那覇市長(写真提供:NHK沖縄放送局)

展示を観覧する城間幹子那覇市長(写真提供:NHK沖縄放送局)

 NHK沖縄放送局✕那覇市✕沖縄国際大学産業情報学科大山ゼミの共同プロジェクトとして那覇市民会館のデジタル保存に取り組んでいます。本土復帰50周年にあたる今年、沖縄では歴史を振り返る様々な取り組みが行われています。1970年に建設された那覇市民会館は、ひんぷんや赤瓦など沖縄の文化を取り入れた建築として、また様々なイベントが開催され県民の思い出の場所として長年親しまれてきました。老朽化に伴い現在は立ち入りが制限されていますが、沖縄の歴史、時代を刻んできた現存する建物の1つといえます。

 NHK沖縄放送局と那覇市が実施したレーザースキャンデータをもとに3次元データとして構築し、仮想空間で建物内を体験できるコンテンツ制作に取り組んでいます。3次元データ化には産業情報学科大山ゼミの学生19名が取り組んでいます。若い世代が那覇市民会館の制作を通して、沖縄の歩んできた歴史を学び継承する機会となっています。

 3月19日、20日の2日間、「NHKのど自慢」の会場となった「なはーと」ロビーにてデモ展示を実施しました。多くの来場者が訪れ、実際に操作しながら大ホール内を探索し体験できる機会となりました。今後、様々な機会を通して体験できる場を設けられたらと思います。

NHK沖縄 NEWS WEB「沖縄の歴史が詰まる那覇市民会館 学生が3次元CGで再現へ」
※取り組みの様子がニュースで取り上げられました。

 プロジェクトの取り組みの中で、NHK沖縄放送局と学生らと対話を重ねる機会を設けて、プロジェクトの意義や那覇市民会館がもつ歴史的な背景、沖縄復帰への理解を深めることが出来ました。学生らは対話や意見交換を通して沖縄の歴史について学び、様々な視点で考えることの大切さやコンテンツとしてどのように取り組むか、どのように次世代へ継承していくか理解を深める貴重な機会となりました。

制作風景 制作風景

2022年4月14日(木)