基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	現代社会と犯罪Ⅰ／Crime in the Contemporary Society Ⅰ
時間割コード ／Course Code	D470260001
ナンバリングコード ／Numbering Code
開講所属 ／Course Offered by	法学部地域行政学科コースなし／College of Law Department of Regional Administration
開講区分 ／semester offered	前期／First Semester
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	3,4
主担当教員 ／Main Instructor	小西　由浩／Yoshihiro KONISHI
科目区分 ／Course Group	専門科目　専門科目選択／専門科目 専門科目選択
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
小西　由浩／Yoshihiro KONISHI	地域行政学科／Department of Regional Administration

※ポリシーとの関連性 ／*Relevance to Policy	自分たちはどのような社会に生き、公共という問題にどんな意識を向けているかを考えるきっかけにしたい。
授業に関する問い合わせ ／Inquiries about classes	講義終了後あるいは研究室（５６２５）在室中であれば何時でも
学びの準備 ／Prepare to learn	ねらい ／Goal この講義では、犯罪対策・立法における近年の動向を踏まえつつ、それらを支える社会的文脈を考察することに力点を置きたい。つまり、犯罪や刑罰の問題を一つの窓口にして、私たちはどのような社会に生きているのかを考えるような講義を目指している。 メッセージ ／Message 犯罪問題はたしかに多くの人にとって「非日常的」なものですが、自分に「関係ない」ものではないことを理解してほしい。 到達目標 ／Attainment Targets ①犯罪に対しては刑罰という手段だけではなく、様々な領域でのアプローチがあるということの理解 ②そしてそのアプローチの仕方は、私たちの日常の延長線上にあるとおいう認識の獲得
学びの実践 ／Learning Practices	授業計画 ／Class Plan テキスト・参考文献・資料など ／Textbooks, references, materials, etc. 教科書は特に指定しない。各講義時に簡易なレジュメを配布する。 より深い知識を得たい場合には、参考となる文献を必要に応じて紹介する。 学びの手立て ／Way of learning ①疑問があれば聞くという習慣を身に付けること。質問はいつでも歓迎する。 ②自分の考えを言語化する意識を持つこと。そのために複数のメディアに触れるべきこと。 評価 ／Evaluation 期末テストの結果による。講義内容の理解６０％・文章力４０％で評価する。
学びの継続 ／Continuing to learn	次のステージ・関連科目 ／Next Stage and Related Courses ３年次以上で刑事法学に関心があれば、「現代社会と犯罪Ⅱ」「刑事訴訟法」「刑法各論」を受講することを勧める。

No.	回（日時） ／Time (date and time)	授業計画 ／Class Plan	時間外学習の内容 ／Content of Overtime Learning	備考 ／Notes
1	1	はじめに；講義のねらい	本講義の見取り図
2	2	刑事裁判の変貌１；裁判員裁判	裁判員制度の知識の確認
3	3	刑事裁判の変貌２；犯罪被害者の参加	被害者への対策全体の知見獲得
4	4	司法と福祉１；触法少年の処遇	福祉と司法の交錯への認識
5	5	司法と福祉２；触法精神障害者の処遇	福祉と司法の交錯への認識
6	6	親密圏における犯罪化；ストーカー・DV・児童虐待	司法的介入の在り方の再考
7	7	交通犯罪における厳罰化	交通死傷事故に関する法的変遷
8	8	薬物犯罪	国際刑法の理解
9	9	組織犯罪	国際刑法の理解
10	10	国際社会と犯罪；国際刑法	国際刑法の理解：まとめ
11	11	日米地位協定における刑事裁判権	国際刑法の原則と例外
12	12	日本社会における「治安の悪化」と犯罪不安	犯罪率の意味を考える
13	13	犯罪予防論；安心・安全なまちづくり	犯罪対策と社会意識の関係
14	14	犯罪情勢と犯罪統計	我が国における犯罪情勢の理解
15	15	講義のまとめ	まとめ・理解の整理
16	16	テスト