基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	琉球語学概論／Survey of Ryukyuan Linguistics
時間割コード ／Course Code	G240270001
ナンバリングコード ／Numbering Code
開講所属 ／Course Offered by	総合文化学部日本文化学科コース決定前／College of Global and Regional Culture Department of Japanese Language and Culture
開講区分 ／semester offered	前期／First Semester
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	下地　賀代子／Kayoko SHIMOJI
科目区分 ／Course Group	専門科目　専門科目選択必修／専門科目 専門科目選択必修
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
下地　賀代子／Kayoko SHIMOJI	日本文化学科／Department of Japanese Language and Culture

※ポリシーとの関連性 ／*Relevance to Policy	琉球語学の基本を理解するとともに、諸課題について考察する。
授業に関する問い合わせ ／Inquiries about classes	5-401(研究室) kshimoji@okiu.ac.jp
学びの準備 ／Prepare to learn	ねらい ／Goal この授業では、琉球各地の方言―奄美、沖縄北部、沖縄南部、宮古、八重山―をその地域ごとに概説していきます。講義の後半では、近年メディアでも話題とされている「危機言語」の問題について取りあげ、グループディスカッションとプレゼンテーションを行います。琉球語をとりまく現状を知り、その継承の必要性や問題点、可能性について考えていきましょう。 メッセージ ／Message 今私たちの暮らしている「沖縄・琉球」のことばのことをどのくらい知っていますか。琉球語（琉球方言）はとても多様な言語ですので講義内容も広範囲になります。興味と意欲と問題意識をもって、積極的な姿勢で受講してほしいと思います。 到達目標 ／Attainment Targets "・「琉球語」「沖縄方言」「ウチナーグチ」といった各""術語""の定義について適切に説明できる。 ・琉球各地の方言（琉球語の下位方言）について、それぞれの言語的特徴、違いを理解している。 ・琉球語のおかれている「危機」について現状を把握し、自らの意見を述べることができる。"
学びの実践 ／Learning Practices	授業計画 ／Class Plan テキスト・参考文献・資料など ／Textbooks, references, materials, etc. ・テキストは使用しません。講義内において資料を配布します。 ・参考文献（ほんの一部です） 中本正智1981『図説琉球語辞典』力富書房、岡村隆博2007『奄美方言』南方新社、名護市史編さん委員会編2006 『名護市史本編10　言語』、西岡敏・仲原穣（2006 [2000]）『沖縄語の入門(CD付き改訂版)』白水社、野原三 義2005『うちなあぐちへの招待』沖縄タイムス社、平山輝男他1967『琉球先島方言の総合的研究』明治書院、呉 人恵[編]（2011）『日本の危機言語－言語・方言の多様性と独自性』北海道大学出版会、など 学びの手立て ／Way of learning 【履修の心構え】 ・出席日数が講義全体（15回）の３分の２に満たない場合、原則として単位を認めません。 【履修上の注意事項】 ・この科目では「GooleClassroom」も用います（初回にクラス登録を行います）。具体的な授業の進め方については初回のガイダンスで説明します。 【学びを深めるために】 ・事前に参考文献に目を通しておくと講義への理解が深まります。 評価 ／Evaluation 期末試験30％、中間レポート30％、リフレクションシート・課題20％、グループワーク10％、平常点10％
学びの継続 ／Continuing to learn	次のステージ・関連科目 ／Next Stage and Related Courses 琉球語についてさらに深く学んでいきたい人へ。 関連科目：「琉球語会話Ⅰ・Ⅱ」「琉球語学特講Ⅰ・Ⅱ」

No.	回（日時） ／Time (date and time)	授業計画 ／Class Plan	時間外学習の内容 ／Content of Overtime Learning	備考 ／Notes
1	1	ガイダンス 、授業の進め方について	シラバスを読み授業に備える
2	2	琉球語とは―方言と言語―	授業の復習（資料）
3	3	奄美のことば	授業の復習（資料）
4	4	沖縄のことば(1)―北部	授業の復習（資料）
5	5	沖縄のことば(2)―中南部(1)	授業の復習（資料）
6	6	沖縄のことば(3)―中南部(2)	授業の復習（資料）
7	7	宮古のことば(1)	授業の復習（資料）
8	8	宮古のことば(2)―多良間方言	授業の復習（資料）
9	9	八重山のことば	授業の復習と中間レポート資料収集
10	10	与那国のことば、グループワークについて	授業の復習とレポートの作成
11	11	危機言語とは：「危機に瀕した」琉球語、レポート提出	ディスカッションの事前リサーチ
12	12	琉球語をとりまく諸問題(1)：概説	振り返りと補足リサーチ
13	13	琉球語をとりまく諸問題(2)：ディスカッション１	まとめとプレゼン資料の作成
14	14	琉球語をとりまく諸問題(3)：ディスカッション２	まとめとプレゼン資料の作成
15	15	琉球語をとりまく諸問題(4)：プレゼンテーション	試験範囲の復習
16	16	期末試験	試験の振り返り