科目一覧へ戻る | 2024/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
国際平和論/Transnational Peace Studies |
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時間割コード /Course Code |
I440940001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
総合文化学部社会文化学科コースなし/College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture |
開講区分 /semester offered |
後期/Second Semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
池原 エリコ(非常勤)/Eriko Ikehara |
科目区分 /Course Group |
専門科目 専門科目選択必修/専門科目 専門科目選択必修 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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池原 エリコ(非常勤)/Eriko Ikehara | 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture |
※ポリシーとの関連性 /*Relevance to Policy |
平和の課題・定義を国際的視点・拠点から把握して、他者に対する気づきを深め、その知識や教養を多文化共生社会の中で活用する。 | ||||||||
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授業に関する問い合わせ /Inquiries about classes |
授業に関する質問や相談はメール(ptt1341@okiu.ac.jp)あるいは対面で行います。 | ||||||||
学びの準備 /Prepare to learn |
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学びの実践 /Learning Practices |
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学びの継続 /Continuing to learn |
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No. | 回(日時) /Time (date and time) |
授業計画 /Class Plan |
時間外学習の内容 /Content of Overtime Learning |
備考 /Notes |
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1 | 1 | Orientation – Knowledge Production – 平和、 脱植民地的思考と知識生産の関連性 | 【事前学習】想像力を広げ、平和、世界平和、脱植民地的思考、そして知識生産の関係を探求し始める。 【事後学習】「クラス資料1」個人的な視点から「平和」とは何かを考え、ワークシートに記載されている様々な立場・観点に基づいて質問に答えてください。二回目の授業に提出する。 |
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2 | 2 | THE NEW WORLD/COLONIAL PROJECTS 歴史:新世界の創造/ヨーロッパ遠征、アメリカの形成、西部開拓 | 【事前学習】植民地について調べる。時代、歴史、支配された国と支配した国や目的などをメモして一般情報を身につける。 【事後学習】「クラス資料2」何百年も前に起こった植民地化によって、世界はスチュアート・ホールズが言うところの「西洋」とそれ以外の地域に分けられた。この出来事ははるか昔に起こったものだが、授業で取り上げた土地の支配や所有など、その影響は今日も残っている。土地の植民地化について学んだこと、気づいたこと、疑問に思うこと等を一ページに纏めて提出する。日本における同様の例があれば示してください。 |
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3 | 3 | Colonialism and Production of Knowledge (Dehumanizing Projects) 植民地主義と知識の生産 | 【事前学習】「クラス資料3」植民地時代から創られた「人種」のシステムと概念についての参考資料を読み、重要なポイント(初めて知った、気になるポイント、興味深い情報等)をメモする。 【事後学習】黒人の歴史・奴隷制度や人種差別・や黒人性について知識を得ることにより日本や世界の平和にどう繋がるか吟味して一ページのレポートを提出する。 |
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4 | 4 | Decolonial Knowledge Production 脱植民地知識生産 | 【事前学習】「クラス資料4」 必読:一章 社会科学の歴史的形成『社会科学をひらく』イマニュエル・ウォーラーステイン+グルベンキアン委員会 著 【事後学習】授業で取り上げた「サイエンティア」(シルヴィア・ウィンター)の概念は、人間を生物学的であると同時に文化的であると理解することに基づいており、異なるが二項対立ではない新たな可能性の知識を提供するものである。音楽やダンスが、自分のアイデンティティ、文化、人間であることについての知識をどのように提供できるかについて考察して1ページのレポートを提出する。 |
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5 | 5 | Ethnic Studies Department: Vision and Mission/ エスニック・スタディー1:ビジョン・プロジェクト | 【事前学習】「クラス資料5」必読:「エスニック・スタディーズの始まり-サンフランシスコ州立大学における学生運動」木村 篤史 。第一章〜第三章を読み、重点をメモする。 【事後学習】アメリカの社会運動(特に公民権運動)とエスニック・スタディーズの関係性(歴史、社会現象、状況、影響等)について一ページのレポートを提出する。 |
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6 | 6 | エスニック・スタディー2: 脱植民地的方法と方向性:団結、連帯 | 【事前学習】「クラス資料5」を読み、奴隷制度廃止運動、アジア系アメリカ人とアフリカ系アメリカ人の団結と連帯について情報を得る。 【事後学習】授業で取り上げた「団結」と「連帯」の重要性について一ページのレポートを提出する。 |
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7 | 7 | Self-determination 自己決定「コザ暴動」とBLM | 【事前学習】「クラス資料7」資料の他にコザ暴動とBlackLivesMatter (BLM) (ブラック・ライブス・マター)について調べて一般的な情報を身につける。 【事後学習】授業で取り上げた課題、「過去は終わっていない、沖縄をセレクトするという意義、BLMとコザ暴動のインターセクショナリティ」について吟味して一ページレポートを提出する。 |
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8 | 8 | Feminism フェミニズム | 【事前学習】「クラス資料8」必読:「フィミニズムの新しい潮流「第4波フェミニズム」」荒木 生 、「ジェンダーへの主体性的アプローチ」宜野座綾乃、「女は母か便所?ウーマン・リブのカリスマに当時3歳の私が惹かれた理由」、吉峯 美和。沖縄の写真家、石川真生のプロフィールと作品について調べる。 【事後学習】女性の平等を目指すフェミニズムの目標と、男女平等と世界平和の関係を1ページに纏めて提出する。 |
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9 | 9 | US – Okinawa Women’s Alliance沖縄女性同盟 | 【事前学習】「クラス資料9」必読 「なは女性センター 25周年記念座談会 報告書」那覇市、なは女性センターの役割、ビジョンや活動について気づいたこと、興味深いことや疑問に思うことをメモする。 【事後学習】前回の授業で取り上げた第三波フェミニズムの重要な側面である「個人は政治的である」というイデオロギーと交差する「グローカル」に焦点を当てながら、なは女性センターのビジョン、役割と活動を吟味して一ページのレポートを提出する。 |
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10 | 10 | International Women’s Movements国際女性運動 | 【事前学習】「クラス資料10」必読「ジェンダーに視点から考える財沖縄米軍基地」秋林こずえ、「辺野古 米からも反対」東京新聞。沖縄平和運動と国際女性ネットワークについて発見および/または理解した事をメモする。 【事後学習】基地問題で良く使用される「反対」や「抵抗」の二元論的に暗示される言葉の壁を超えて、国際女性運動が目指す平和について1ページのレポートを提出する。 |
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11 | 11 | Land is Life 土地 は命 アメリカの先住民族 | 【事前学習】「クラス資料11」必読 「アメリカン・インディアンーその過去・現在・未来― 」(財)CLAIR REPORT NUMBER 096 (FEBRUARY 14, 1995)自治体国際化協会。重点を押さえてメモする。 【事後学習】授業で紹介されたアメリカの先住民族の女性の活動が工夫するリマトリエーション(土地・自然と共に生きる)を基に、沖縄の基地返還について二項対立ではない脱植民地的なフレームで考えて一ページのレポートを提出する。 |
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12 | 12 | チャンプルー性と創造力 | 【事前学習】「クラス資料12」必読 「琉球の想像力―チャンプルー創造文化論」 比嘉 佑典 【事後学習】「チャンプルー」とは沖縄の言葉で「混合」という意味である。創造とは「ものとものを「かけ合わせ」「結び合せ」「組み合わせ」て、新しいものを生み出す」(比嘉)ことである。新しいものを生み出す創造力は、琉球諸島の精神、文化、思想、知恵を日々応用するチャンプルー性として理解できる。脱植民地的な枠組みから得られる「ラディカルな創造力」としてチャンプルー性を探求し、1ページのレポートを提出する。 |
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13 | 13 | Language 言語 金城実 「魂の目覚め」 | 【事前学習】「クラス資料13」沖縄の彫刻家・金城実、被差別部落民の歴史、水平社宣言について情報を得る。 【事後学習】「水平社宣言」を琉球語に翻訳した意図、「土人として誇りに思う」宣言の意味、オガリの解放とは何を目指しているのか、そして、それぞれの課題と世界平和はどう関連しているかについて一ページのレポートを提出する。 |
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14 | 14 | Humor 沖縄のお笑いとチャンプルー性 | 【事前学習】「クラス資料14」「笑う沖縄 100年の物語」動画(58分)を視聴して芸人が各時代に工夫したお笑いの意味、方法と方向性についてメモする。 【事後学習】沖縄のお笑いの方法と方向性と国際平和が目指す脱植民地的な方法と方向性を比較しながら交差点・共通点を把握する。それについて一ページのレポートを書く。 |
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15 | 15 | Review: Openings / Departure Points 纏め:開閉と出発点 | 纏め。 |