基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	多民族論／Multiracial Theory
時間割コード ／Course Code	01A0220001
ナンバリングコード ／Numbering Code
開講所属 ／Course Offered by	共通科目国際理解科目群／General Education Course
開講区分 ／semester offered	前期／First Semester
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	1,2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	稲村　務（非常勤）
科目区分 ／Course Group	その他　その他　共通科目／その他 その他　共通科目
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
稲村　務（非常勤）	社会文化学科／Department of Society and Regional Culture

※ポリシーとの関連性 ／*Relevance to Policy	グローバル化が進む現代において、「民族」・「ナショナリズム」の歴史や現状を理解する。
授業に関する問い合わせ ／Inquiries about classes	tinamura@grs.u-ryukyu.ac.jp　稲村務
学びの準備 ／Prepare to learn	ねらい ／Goal 「民族」「エスニシティ」「ナショナリズム」「多文化主義」などの用語について現在と過去の事例を挙げて明晰に考えたり論じたりすることができるようになること。 メッセージ ／Message 身近な問題から国際問題について考える、他民族社会をフィールドワークから考える人類学の授業です。 到達目標 ／Attainment Targets ①「民族」・「ナショナリズム」の歴史を理解する。 ②「民族」・「ナショナリズム」と関連した世界各地の状況を理解する。 ③「多文化主義」や「多文化共生」の潮流と現状を理解する。
学びの実践 ／Learning Practices	授業計画 ／Class Plan テキスト・参考文献・資料など ／Textbooks, references, materials, etc. テキストは特に指定しない。毎回の講義ではレジュメおよび資料を配布する。　　　　　　　　　　　　　　　ネットに公開している稲村の解説的な文章も参照すること。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参考書：綾部恒雄（監修）2000『世界民族辞典』弘文堂 松原正毅（編）2002『世界民族問題事典』明石書店 学びの手立て ／Way of learning 民族、エスニシティ、ナショナリズムといったニュースや歴史に関心を持ち、調べて学ぶようになってください。この授業でそうしたニュースや歴史がよく理解できるようになると思います。 評価 ／Evaluation 平常点：30点、期末試験：70点＝100点 授業参加姿勢を確認するため、レスポンス・ペーパー（質問／コメント／感想）の提出をもとめる。 また、学期末には講義内容に関する筆記試験あるいはレポートを課し、平常時の授業参加姿勢とともに総合的に 評価する。
学びの継続 ／Continuing to learn	次のステージ・関連科目 ／Next Stage and Related Courses 共通科目：アジア研究Ⅰ・Ⅱほかの地域研究科目、国際平和学Ⅰ・Ⅱ、文化人類学Ⅰ・Ⅱ（共通科目）など。 専門科目：各学科の地域研究および国際理解関連の諸科目

No.	回（日時） ／Time (date and time)	授業計画 ／Class Plan	時間外学習の内容 ／Content of Overtime Learning	備考 ／Notes
1	1	ガイダンス	関連するニュースを探す
2	2	人類学のパラダイム転換と人類学、民族学、民俗学	学問分野について理解する
3	3	「民族」とエスニシティ	基礎的な用語について理解する
4	4	「民族」のフィールドワーク	フィールドワークと用語の理解
5	5	帝国の人類学－戦前の日本の人類学・民俗学	人類学史の理解
6	6	柳田国男を中心にみた民族学と民伝学	人類学史の理解
7	7	戦後の文化人類学と民俗学	人類学史の理解
8	8	アメリカ社会のエスニシティ論とアイデンティティ論	アメリカについて調べる
9	9	中国・台湾の「民族」論	中国・台湾について調べる
10	10	華僑・華人のエスニシティ	華僑・華人について調べる
11	11	沖縄奄美の「民族」論	沖縄奄美について調べる
12	12	多民族論とグローバル社会	用語を理解する
13	13	映像鑑賞	映像の中の事例から用語を体得する
14	14	映像鑑賞	映像の中の事例から用語を体得する
15	15	授業の総括	授業全体を総括し、復習する
16	16	テスト