シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
倫理学Ⅰ/Ethics Ⅰ
時間割コード
/Course Code
0110130001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
共通科目人間文化科目群/General Education Course
曜限
/Day, Period
木/Thu 4
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
大城 信哉(非常勤)
科目区分
/Course Group
その他 その他 共通科目/その他 その他 共通科目
教室
/Classroom
5-204/5-204
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大城 信哉(非常勤) 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
教養科目として、受講者諸君の普遍的人間形成および研究能力の開発の一助となることを目標としています。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
講義時間内が望ましいのですが、講義終了時にも教室にてお聞きします。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講座は、大学で学びはじめた人を対象に、倫理学の概略を伝えることを目的としています。倫理学とは道徳の学問ですが、正しいとか善いとかは感情の問題にすぎないのではないかと思う人も多いでしょう。何が正しいことか善いことかについては先人も多く考えつづけてきました。その一端を教室で紹介します。これを学ぶことが受講者諸君が本格的に考えるきっかけになることを望んでいます。
メッセージ
/Message
予備知識は特に必要ありませんが、熱心に学ぶ意欲を期待しています。これから学ぶ人にとって「知らない」のは悪いことではありません。これから知れば良いのです。ただ、自分が判っているかいないか考えないのは良くありません。新鮮な気持ちで講義に取り組み、自分が判っているかどうか検討する姿勢をつねにたもちながら、判らないときには遠慮なく質問してほしいと思います。
到達目標
/Attainment Targets
・倫理という語の本来の意味から、道徳的であるとはどういうことかまでを理解する。
・現代のさまざまな倫理学的立場の違いを知り、自分でも説明できるようになる。
・倫理的なことがらについて、自分自身のしっかりした考えを持てるようにする。
・広く好奇心を持って、いままで知らなかったことに挑戦する心構えを身につける。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
教科書は使用しません。資料はすべて教室にて配布します。直接教室で使用する以上の参考文献は必要に応じて教室で指示しますが、まずは図書館で各種事典類を引く習慣を身につけるように。試験が近づいてからというのではなく、ふだんからそうした姿勢は身に着けておいてほしいと思います。もちろん質問はいつでも受けつけます。
学びの手立て
/Way of learning
教養科目ですので初学者を対象としています。新鮮な気持ちで取り組んでほしいと思います。こちらから諸君にも質問します。活発な議論となることを望みます。出席も含めて評価は厳正にします(4年生だからなどの理由で甘くしてほしいという人がときどきいますがそういうことは不公平になるのでしません)が、教室での時間は皆さんと楽しく共有したいと願っています。そのためにも、講義には積極的に参加するように努めてほしいと考えています。なお、欠席の場合、特に事前連絡は必要ありません。あとから確認します。
評価
/Evaluation
最終回に試験をして、その内容によって評価します。平常点を加味するかは受講者の人数にもよりますが(大人数だと全員の様子を把握できないため)、積極的に参加してほしいと思います。基本的には試験のみの評価ですが(ですから数値化するとしたら試験100%です)、初回講義時に評価基準について諸君に意見があれば多少聞くことはできるかもしれません。何か考えがあれば遠慮なくいってください。なお、受講者が出席することは最低限の条件ですので出席自体を特に評価することはありません。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
大学で学ぶ学問は直接すぐに役立つものではありません。しかしそこには先人から受け継がれたたくさんの宝が埋もれ隠されています。学問に触れて貴重なものを得られるか退屈なだけでしかないかは受講者諸君次第です。本講座もこのあと諸君が学問の楽しさを得るための一助となりたいと心から願っています。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 開講にあたって受講者諸君との合意作り。 シラバスを読んでくるように。
2 2 倫理という語の意味について考える。 講義後の復習をするように。
3 3 倫理という語の成り立ちについても考える。 事典類にあたってみるように。
4 4 人文科学を学ぶことの意義を考える。 受講者間での討議を勧めたい。
5 5 ソクラテスとプラトンの考えを紹介する。 人物について自分でも調べる。
6 6 アリストテレスの倫理学を紹介する。 人物について自分でも調べる。
7 7 カントの考えを紹介する。 人物について自分でも調べる。
8 8 功利主義の思想について考える。 身近な事例で考えてみる。
9 9 カント説と功利主義の対立点を考える。 講義後の復習をするように。
10 10 正義とは何かを考える。 身近な事例で考えてみる。
11 11 自由について考えてみる。 身近な事例で考えてみる。
12 12 共同体の意義について考える。 自分の立場にあてはめてみる。
13 13 徳について考える。 身近な事例で考えてみる。
14 14 あらためて正義について考える。 講義後の復習をするように。
15 15 現代社会の倫理問題を考える。 講義後の復習をするように。
16 16 期末考査。 自分の理解を確認する

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