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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
女性と文化/Women and Culture
時間割コード
/Course Code
0110320002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
共通科目人間文化科目群/General Education Course
曜限
/Day, Period
火/Tue 1
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
粟国 恭子(非常勤)
科目区分
/Course Group
その他 その他 共通科目/その他 その他 共通科目
教室
/Classroom
9-304/9-304
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
粟国 恭子(非常勤) 経済学科/Department of Economics
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
世界(沖縄)の多様な女性(男性・ジェンダー)文化理解のための科目(前期と後期)を提供
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
基本は対面形式。授業内容の質問などは授業了後に受け付ける
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
社会的・文化的性別(社会が規定する<男・女>の役割>であるジェンダー概念の理解と、女性(ジェンダー)と文化研究の展開を確認していく。ジェンダーに関わる文化要素の事例確認することで、社会における<男>と<女>のあり様は、生物学的な差異に基づきながら社会や時代によって異なり、かつ多様であることを学ぶ。沖縄社会のジェンダーのテーマに触れる。゙
メッセージ
/Message
この講義をきっかけに、男らしさや女らしさや性の役割は時代や文化によって異なることを理解する視点(ヒント)を得て、自分自身が捕えている持つ<男>とは?<女>とは?を再考してください。
到達目標
/Attainment Targets
社会的・文化的性別(社会が規定する<男・女>の役割>であるジェンダー概念の理解と、女性(ジェンダー)と文化研究(沖縄を含む)の展開を確認していく(1-3週目)。<産む性>につても社会システムである「婚姻」や<母性>概念<子供>概念、<女>であることで社会・文化に管理される身体論の事例などを確認しながら<女ながら多様さを確認する。ジェンダー研究の基本を確認にした後に沖縄社会・文化の<女>のあり様(特徴)を知り、多角的な理解が必要であることを確認する(11~15週)。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
特定教科書はなし。講義用のレジュメ・資料は各自配布する。状況によって遠隔授業実施の際はポータル授業連絡でレジュメ(PDFファイル)を添付するため学生は各自でダウンロードすること。
<参考文献>①アードナーほか『男が文化で女は自然か?―性差の文化人類学』(晶文社、1987年)②マーガレット・ミード『男性と女性』(東京創元社、1981年)③伊波普猷・真境名安興『沖縄女性史』④田中雅一ほか編『ジェンダーで学ぶ文化人類学』(世界思想社、2005年)⑤バタンテール『母性という神話』(ちくま文庫)⑥フリップ・アリエス『子供の誕生』(みすず書房)⑦『沖縄県史女性史編』(2016)ほか講義でも重要な参考文献など紹介
学びの手立て
/Way of learning
「履修の心得え」として、以下を注意してください。
・基本は対面講義で実施する。出席は毎回とります。なお、状況によっての遠隔講義の際にも、出欠確認はポータルでの授業連絡の学生による返信コメントで毎回行う。学生はやむを得ず遅刻・欠席する場合は、連絡を入れること。
・授業での疑問・質問を積極的してもらいたい。
評価
/Evaluation
「評価方法・割合」期末試験(ポータルシステム利用)60%、講義感想質問レポート40% 
「評価基準」期末試験においては、ジェンダー関係の情報理解だけではなく、文化を通して捉える女性のテーマを、どのような認識を持ち、また問題意識を持つようになったのか、自身のジェンダー観が深まったのかの思考のまとまりを論ずる過程を評価する。よって授業内容要約・暗記と共に「女性と文化」理解認識について評価する。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
?関連科目 多様な人間の社会や文化を扱う「文化人類学」や女性の生活文化と関りが深い「民俗学」や沖縄文化関係などの科目をとることで、文化を通した女性への理解が深まる。
(2)次のステージ  ジェンダーについて人文・社会科学科目だけではなく文学や芸術・美術などの領域の実践・展開など幅広く学んでほしい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ジェンダーとは何か 文化的性差の概念を理解する <性差>について調べる
2 2 女性研究の流れ① 女性と文化・ジェンダー研究史の議論の流れを確認する ジェンダー研究文献①②を確認
3 3 女性研究の流れ② 沖縄の女性と文化研究のあり様を確認する 沖縄の女性研究文献③を確認する
4 4 婚姻と文化① 世界の民族社会における婚姻制度の多様性を確認する 世界の婚姻制度について調べる
5 5 婚姻と文化② 変化した現状の性・婚姻・出産のあり様と課題を確認する 性・生殖革命について調べる
6 6 生む性 <母性>・<子供>の発見、多様な概念 ルソーの著作や参考文献⑤⑥
7 7 文化に管理される身体① <ケガレ>・<聖>観と身体観 <不浄><ケガレ>の意味を調べる
8 8 文化に管理される身体② <ケガレ>・<聖>観と身体観 ネパールの埋まり進貢 ネパールの信仰について調べる
9 9 文化に管理される身体③ <ケガレ>無き女性・沖縄の民俗信仰と女性たち 沖縄の民俗信仰の特徴を調べる
10 10 文化に管理される身体④ インドのダウリ―やアフリカのFGM、身体加工 身体と人権の問題を考える
11 11 沖縄の女性と文化① 現代の婚姻と伝統文化(離婚・家督相続・ユタ)問題 『沖縄県史 女性史編』を読む
12 12 沖縄の女性と近代 異なる文化接触と評価 風俗改良(風土・身体・戦争) 『沖縄県史 女性史編』を読む
13 13 文化と女性表象? 沖縄女性への「まなざし」民藝一行が撮り、撮らなかった<沖縄の女性> 戦前の沖縄のポスター雑誌を確認
14 14 文化と女性表象? 映像と女性文化ー沖縄の女性イメージと作品論(映画・写真集) 沖縄の映画作品などを調べる
15 15 沖縄の女性技術文化 戦後沖縄の女性の技術文化ーミシンをめぐる文化史― 女性と技術と文化を確認する
16 16 テスト 「課題(テスト)の準備」

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