シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
環境の倫理学/Environmental Ethics
時間割コード
/Course Code
0110390001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
共通科目人間文化科目群/General Education Course
曜限
/Day, Period
木/Thu 2
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
村井 忠康/Tadayasu MURAI
科目区分
/Course Group
その他 その他 共通科目/その他 その他 共通科目
教室
/Classroom
5-107/5-107
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
村井 忠康/Tadayasu MURAI 地域行政学科/Department of Regional Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
環境と人間、そして動物の関わり合いから生まれる倫理的問題を考える。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
研究室5503
t.murai@okiu.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
環境の哲学は、応用倫理学の一分野としての環境倫理学から始まり、今やそれを含むほどの広い学問領域となりつつある。しかし、環境倫理学自体もまた、従来の環境問題だけなく、動物の権利の問題や、宇宙開発に伴う倫理的問題など、その射程は以前の枠組みに収まりきらなくなっている。現代の環境倫理学のもつこの射程の広さを理解することが、この授業のねらいである。
メッセージ
/Message
授業中の発言やリアクションペーパーを通じて、自分の考えを言葉にしてみてほしい。最初は漠然とした考えや表現であっても、教師や出席者との対話を重ねることで次第に明確になっていくものである。また、これは環境倫理学の問題なのではと思われるテーマがあれば、積極的に伝えてほしい。授業の中で一緒に考えてみたい。
到達目標
/Attainment Targets
①環境倫理学のさまざまな問題について、ポイントを押さえた理解ができるようになる。
②環境倫理学は具体例に事欠かないが、自分でも問題ごとに適切な例を挙げることができるようになる。
③概念的・原理的なレベルにまで掘り下げて、環境倫理学の問題について考えることができるようになる。
④根拠を挙げながら自分の理解や見解を論述できるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストはとくに指定しないが、毎回プリントを配布する。参考文献は、入手しやすさや読みやすさ、価格などを考慮しつつ適宜紹介する。ここでは、以下のものを挙げておく。

高橋広次『環境倫理学入門』、勁草書房、2011年
学びの手立て
/Way of learning
・授業時には、意識的に疑問点を見つけて書き留めること。さらに踏み込んで、どうして自分がそうした疑問を
もつのか、その理由についても考えてみる。
・授業の復習では、扱った内容を振り返るだけでなく、自分なりに文章化して再現することが重要。これができ
るようになるにつれて、授業の理解度も上がってゆく。
・紹介する参考文献のうち、少なくとも一冊は考えながら読み切ってほしい。疑問のたびに立ち戻ることができる哲学書ができるなら、レポートの作成で壁にぶち当たったとき必ず役立つ。
評価
/Evaluation
リアクションペーパーの提出状況(40%) 学期末レポート(60%)
・毎回授業の最後に10~15分ほどリアクションペーパー記入の時間を設ける。授業内容についてのコメントや疑問を積極的に記入することが求められる。
・レポートでは具体的な問いを課すが、授業で紹介した哲学的立場への賛否をその理由とともに述べることが求められる。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
「エコロジーの思想」、「倫理学概論」など。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス:この授業の概要とスケジュール シラバス・配布資料の確認
2 2 環境倫理学の始まり:レオポルドの土地倫理 配布資料の熟読
3 3 人間非中心主義:テイラーの生物中心主義 配布資料の熟読
4 4 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読
5 5 動物倫理(1)シンガーとレーガンの種差別批判 配布資料の熟読
6 6 動物倫理(2)種差別批判に対するダイアモンドの批判 配布資料の熟読
7 7 シンガーのパーソン論 配布資料の熟読
8 8 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読
9 9 レポートの書き方 配布資料の熟読
10 10 人間中心主義(1)自然の法的権利 配布資料の熟読
11 11 人間中心主義(2)ノートンの弱い人間中心主義 配布資料の熟読
12 12 環境プラグマティズム 配布資料の熟読
13 13 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読
14 14 宇宙倫理学としての環境倫理学 配布資料の熟読
15 15 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読・レポート準備
16 16 予備日

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