シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
南島社会特論Ⅱ/Ryukyuan Society and Culture Ⅱ
時間割コード
/Course Code
W11M004101
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域文化研究科南島文化専攻南島文化専攻/Graduate School of Regional Culture Department of Ryukyuan Culture Department of Ryukyuan Culture
曜限
/Day, Period
火/Tue 6
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
秋山 道宏/Michihiro AKIYAMA
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門教育科目選択/専門教育科目 専門教育科目選択
教室
/Classroom
5-307/5-307
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
秋山 道宏/Michihiro AKIYAMA 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
社会文化領域の選択科目
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
オフィスアワーもしくは学内メールにて受けつける。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
日本と米国による統治(統合)のもとに置かれてきた沖縄の近現代史を対象とし、社会学(社会科学)の視点からどのようにアプローチが可能かを、テーマごとの文献の輪読を通して学んでいく。具体的なテーマとしては、沖縄戦における戦争体験と、それに続く米国による占領体験を扱い、それらの体験がどのように記憶・継承されてきたのかについて検討していく。
メッセージ
/Message
沖縄の近現代の歴史は、ややもすると「琉球処分」や「米軍基地問題」といった「枠にはめられたイメージ」で捉えられがちである。そのイメージを崩しながら、現在の沖縄社会を形づくってきた豊富な経験について考えていってほしい。
到達目標
/Attainment Targets
(1)近現代における沖縄の歴史の具体像を理解し、現代の沖縄社会の特徴と抱えている課題について歴史的・批判的に捉える視点を学ぶ。
(2)文献の輪読と議論を通して、自らの問題関心を研究課題としてまとめあげる。
(3)文献の精読を通して、資料・文献の読解方法と、読解した資料・文献に基づいて論理的に文章を組み立てていく力を養う。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストは指定しない。テーマごとに輪読する文献を提示し、必要な場合には関連資料を配布する。
関連する重要文献として、前田勇樹ほか『つながる沖縄近現代史:沖縄のいまを考えるための十五章と二十のコラム』(ボーダーインク、2021年)、屋嘉比収他編『沖縄・問いを立てる1 沖縄に向き合う:まなざしと方法』(社会評論社、2008年)、屋嘉比収『沖縄戦、米軍占領史を学びなおす:記憶をいかに継承するか』(世織書房、2009年)を挙げておく。『つながる沖縄近現代史』と『沖縄・問いを立てる』のシリーズ全6巻は、沖縄の近現代史に関する幅広いテーマを扱っているため、受講に向けて目を通しておくことをおすすめする。
学びの手立て
/Way of learning
毎回の講義の復習によって、輪読した文献内容の理解を深めるとともに、関連する研究論文や文献についても自主的に収集・読解し、自身の研究テーマを練り上げていってほしい。
評価
/Evaluation
平常点30%、報告・課題への取り組み70%で評価する。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
社会文化領域を中心とする関連科目
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 イントロダクション(講義テーマの概説および評価方法等の説明) シラバスをよく読んでおくこと
2 2 近代沖縄と沖縄戦①戦前沖縄社会と軍事化 対象文献と関連資料の精読
3 3 近代沖縄と沖縄戦②沖縄戦と軍隊・軍事の論理 対象文献と関連資料の精読
4 4 近代沖縄と沖縄戦③沖縄戦と基地社会のはじまり 対象文献と関連資料の精読
5 5 生活・生命の視点からみる占領体験①戦後占領と住民の生活 対象文献と関連資料の精読
6 6 生活・生命の視点からみる占領体験②島ぐるみ闘争の土地闘争としての意味 対象文献と関連資料の精読
7 7 生活・生命の視点からみる占領体験③ベトナム戦争と沖縄 対象文献と関連資料の精読
8 8 生活・生命の視点からみる占領体験④B52撤去運動から2・4ゼネストへ 対象文献と関連資料の精読
9 9 交錯する戦争体験と占領体験:体験記録運動から考える①戦争体験の語りと軍隊・軍事の論理 対象文献と関連資料の精読
10 10 交錯する戦争体験と占領体験:体験記録運動から考える②体験記録運動の契機と展開 対象文献と関連資料の精読
11 11 交錯する戦争体験と占領体験:体験記録運動から考える③占領体験から想起される戦争体験 対象文献と関連資料の精読
12 12 日本復帰後も継続する占領体験①米軍基地の固定化と住民の生活 対象文献と関連資料の精読
13 13 日本復帰後も継続する占領体験②「1995年」と「9.11」以後を考える 対象文献と関連資料の精読
14 14 日本復帰後も継続する占領体験③「オール沖縄」「島ぐるみ」の運動を考える 対象文献と関連資料の精読
15 15 講義全体のまとめと議論、レポート提出 講義全体の内容についての復習

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