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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
グローカルセミナーⅡ/Glocal Seminar Ⅱ
時間割コード
/Course Code
E370740001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
経済学部地域環境政策学科コースなし/College of Economics and Environmental Policy Department of Regional Economics and Environmental Policy
曜限
/Day, Period
火/Tue 2
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
東道 里璃(非常勤)/Riri TODO
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
教室
/Classroom
5-118/5-118
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
東道 里璃(非常勤)/Riri TODO 地域環境政策学科/Department of Regional Economics and Environmental Policy
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
専門職業人として活動するのに役立つ科目の提供
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
メールで連絡して下さい。
ppt1376あっとまーくokiu.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
国際的な視点をもちながら、地域の課題解決、持続可能な発展を担うグローカル人材が求められています。沖縄は外国人も多く、様々な面における「多様化」が地域の発展の鍵になっています。外国人にも受け入れられるように、地域の文化や産物を魅力的に伝えることができれば、地域の活性化につながります。国際的な視点を持ち、外国人にとっての「魅力」と「課題」を知った上で、地域の「特徴」や「楽しみ方」を伝えることができれば、相手に説得力を与えることができます。

グローバルな視点は、外国での滞在である程度つちかうことができます。グローバルな視点をローカル地域の発展につなげるためには、地域についての歴史や文化を積極的に深める姿勢が必要です。外国のものを地域に取り入れるためには、地域の特性を理解して、地域の人に認めてもらう必要があるからです。グローカルな活動を行うためには、国際的視点に立った異文化理解力と、地域に受け入れてもらうための地域理解力の両方が必要です。海外の文化と地域の文化を理解し、双方の文化に敬意を払った上で融合させる力があるとコミュニケーションは円滑になります。

本講義では、誰もが異文化交流の初期段階で体験する「食事の場」をテーマとします。西洋の伝統文化であるテーブルコーディネートに、沖縄の伝統文化である風水思想、及び、伝統的工芸品を取り入れ、東西融合デザインを表現するための知識、考え方、実践法への理解を深めます。
メッセージ
/Message
海外留学や海外遊学を考えている学生、外国人とのコミュニケーションに興味のある学生、観光業などの多国籍・多文化の同僚やお客様と関わる職業に興味のある学生、飲食店、食器、インテリアなど食空間に関わる職業に興味をお持ちの皆さんのためのセミナーです。外国へ行った時、まず初めに体験するのが、食事ではないでしょうか。身近な食卓を通し、異文化コミュニケーションを円滑にするツールとして、東西折衷スタイルのテーブルコーディネートを一緒に考えてみませんか。那覇市へのフィールドワークや、実践的な指導を行うため受講者数には定員があります。受講希望者数が多い場合は条件に則して抽選します。初回の授業には必ず出席してください。

授業の方法、および、モットーは以下の通りです。授業に積極的に参加して、自分の考えを言語化し、自分の言葉をもつことで、発信力を高めるスキルを磨きます。

■授業の方法:理論検討、実例検討の相互交流。共同作業、討論を多く。調査、見学、フィールドワークを含む。

■モットー:豊かな発想、楽しく、自分の意見を持つ、肯定する、違いを認め合う、歴史を紐解く、自然と調和する

※フィールドワークで学外へ出る際は、3限講義への出席に支障が出ないよう、講義時間が30分〜1時間程度繰り上がることがあります。

【実務経験】琉球風水インテリアデザイン講座、琉英折衷テーブルしつらえ講座などの琉球風水の空間デザインスクール運営。西洋のインテリア装飾と、東洋の風水思想、及び、東洋の工芸品を融合してデザインしてきた現場経験から、東西折衷デザインに必要な知識、考え方、実践法を解説する。
到達目標
/Attainment Targets
・陰陽五行論の基礎を学び、陰陽の調和を感覚的に理解し、五行の基本的な世界観を映像でイメージできる
・異国の文化に敬意を表した上で、自国の文化を誇りをもって伝えることができるための知識と表現力を身につける。
・インテリアコーディネートに必要な色彩、及び、スタイルについての基礎知識を身につける。
・海外の文化に地域の文化を融合させることの意義、及び、実践方法について、自ら考え、提案できるようになる。
・物質的な異文化交流を通し、心の交流を円滑にするおもてなしテーブルをつくるための素地を身につける。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストは指定しない。随時資料を配布する。
参考文献:
東道里璃『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』東道里璃著(2022)ガイアブックス【第2章・第7章】
学びの手立て
/Way of learning
・講義を受講し、課題がある場合は回答し、提出して下さい。
・わからないところは放置せず、積極的に授業内、授業後に質問し、理解するよう努めて下さい。
・課題に取り組み、自分で調べても前に進めない時は、メールで相談して下さい。
・課題意識を持ち、自分で調べて、自分の頭で考えて、自分の言葉で表現するまでの、全てのプロセスを大切にしてください。
・講義やフィールドワークで「感じたこと」は、「なぜ、そう感じたのか」自分に問いかけ、言語化できるよう努めてください。
・欠席する場合は、必ず欠席届を提出して下さい。
・受講生と相談の上、内容や進め方を変更することがあります。
評価
/Evaluation
2/3以上の出席、授業や巡検への参加、課題等の提出を単位取得の必須条件とします。
評価配分:授業参加度+授業後の感想コメント(15%+15%=30%)
     発表①(30%)
     発表②(40%)
論理的思考と直感的感情の両方を大切にしています。論理的に考えて言葉を導き出す力だけでなく、直感的に何を感じたかを言葉・絵・画像で表現する力も評価の対象になります。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
グローカルセミナーI
環境文化論
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 講師自己紹介・グローカルなテーブルをしつらえるには/沖国大留学制度の紹介 (9/24) 陰陽五行、風水思想の資料を読む
2 2 東洋の陰陽五行論・琉球王国の風水思想と王府の風水実践事例(10/1) ワークシート記入
3 3 西洋食文化の歴史とテーブルウエア(10/8) 興味のある国の食卓文化と食器を調べる
4 4 沖縄食文化の歴史とテーブルウエア【フィールドワーク(首里城公園)】(10/22) 興味のある国の食卓文化と食器を調べる
5 5 沖縄のテーブルウエア(1)やちむん【フィールドワーク(壺屋焼物博物館)】(10/29) 感想を書く
6 6 沖縄のテーブルウエア(2)琉球漆器【フィールドワーク(県立博物館)】(11/5) 感想を書く
7 7 私の食卓と文化・自分の行きたい国の食卓と文化(1)【講義・リサーチ】(11/12) PPT発表①準備
8 8 私の食卓と文化・自分の行きたい国の食卓と文化(2)【PPT発表①】(11/19) 振り返りシート記入
9 9 西洋の色彩理論(11/26) 自分の好きなトーンを選ぶ
10 10 東洋の陰陽色彩論(12/3) 陰陽ミキサーワークシート作成
11 11 インテリアスタイル8分類・インテリアの陰陽(12/10) インテリアスタイル分析シート記入
12 12 西洋スタイルの東西折衷テーブルセッティング(12/17) テーブルセッティングの図を描く
13 13 東洋スタイルの東西折衷テーブルセッティング(1/7) テーブルセッティングの図を描く
14 14 発表準備「私のうとぃむちテーブルセッティングプラン」(1/14) 最終レポート準備・PPT発表②準備
15 15 発表「私のうとぃむちテーブルセッティングプラン」【PPT発表②】(1/21) 全体の振り返り

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