基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	環境経済特論（４単位）／Environmental Economics
時間割コード ／Course Code	W21M003301
ナンバリングコード ／Numbering Code
開講所属 ／Course Offered by	地域産業研究科地域産業専攻地域産業専攻／Graduate School of Regional Business and Economics Graduate School of Regional Business and Economics Graduate School of Regional Business and Economics
曜限 ／Day, Period	月／Mon　6
開講区分 ／semester offered	通年／One-Year
単位数 ／Credits	4.0
学年 ／Year	1,2
主担当教員 ／Main Instructor	呉　錫畢／Sukpil O
科目区分 ／Course Group	専門教育科目　専門教育科目選択／専門教育科目 専門教育科目選択
教室 ／Classroom	13-613／13-613
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
呉　錫畢／Sukpil O	地域環境政策学科／Department of Regional Economics and Environmental Policy

※ポリシーとの関連性 ／*Relevance to Policy	環境経済に関する専門知識を習得する。
授業に関する問い合わせ ／Inquiries about classes	メール（sukpil@okiu.ac.jp)で簡略に書いて、研究室に来ること。
学びの準備 ／Prepare to learn	ねらい ／Goal 環境破壊は経済活動に起因する。ところが、経済と環境は効率と公正との緊張関係にあるのである。沖縄は復帰直後、本土との格差是正や所得向上を目的に各種の振興開発事業を推進してきた。その結果、沖縄県経済の規模は著しく拡大したが、各種の公共事業等で大量の赤土等が流出するようになった。本当の豊かにたながっているだろうか、地域問題から考えてもらうのがねらいである。 メッセージ ／Message 豊かさとは何か。 到達目標 ／Attainment Targets 環境と経済、豊かさ、地域からアプローチしながら討論を深める。
学びの実践 ／Learning Practices	授業計画 ／Class Plan 1.経済と環境への入門 2.何が公害の原点の水俣病をもたらしたか 3.なぜ環境を学ぶのか 4.持続可能な発展とは 5.環境政策と政府の役割 6.第二次世界大戦後の環境問題の変遷 7.環境問題の国際化と環境政策の新たな展開 8.経済政策からみる環境政策の手段 9.環境政策の原則と指針 10.11．環境政策の手法（1）（２）（規制的手法・経済的手法） 12.地球温暖化問題と低炭素化社会を考える 13.地球温暖化からみるCOP21の意義 14.地球温暖化の長期的な目標と低炭素社会 15.16．沖縄経済と環境政策を論じる 17.経済問題から環境問題へ 18．沖縄の経済発展と環境 19．沖縄経済のディレンマ 20．沖縄経済発展と観光 21．環境の経済価値 22．環境の価値評価手段 23．環境改善と支払意思額 24．25．バッズの損害評価１．2 26．27．グッズの経済評価1．2 28．環境と沖縄の観光経済 29．内発的発展による沖縄の経済発展 30．31．真の豊かさとテーゲー経済学序説1.2 32．総括 テキスト・参考文献・資料など ／Textbooks, references, materials, etc. 呉錫畢（2008）『環境・経済と真の豊かさ』、日本経済評論社。 松下和夫（2007）『環境政策のすすめ』、丸善。 呉錫畢（1999）『環境政策の経済分析』、 Nick Hanley, Jason F. Shogren and Ben White(2001), Introduction to Environmental Economics, Oxford 学びの手立て ／Way of learning 問題意識を高めるために、地域と関連する論文を逐次紹介しディベートする。 評価 ／Evaluation 発表40％、受講態度40％、期末テスト20％で評価する。
学びの継続 ／Continuing to learn	次のステージ・関連科目 ／Next Stage and Related Courses 修士論文を書くための知識を深める。

No.	回（日時） ／Time (date and time)	授業計画 ／Class Plan	時間外学習の内容 ／Content of Overtime Learning	備考 ／Notes
1	1-2	経済思想と環境
2	3-4	環境と経済のメカニズム
3	5-6	沖縄経済のディレンマ
4	7-8	沖縄経済発展と観光財
5	9-10	なぜ環境価値をはかるのか
6	11-12	環境価値評価とその手段
7	13-15	TCMについて
8	16	前期の総括
9	17-18	CVMについて
10	19-20	沖縄地域開発の功罪
11	21-22	赤土汚染による環境の損害評価
12	22-24	沖縄のサンゴ礁について
13	25-26	サンゴ礁の生態系及び景観の価値評価
14	27-28	環境と観光の経済学
15	29-30	ピノキオ観光とバブル観光経済
16	31	内発的発展による沖縄経済発展と環境
17	32	環境経済学とは何か