シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/01 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
倒産法Ⅱ/Bankruptcy Act Ⅱ
時間割コード
/Course Code
D170272001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
法学部地域行政学科コースなし/College of Law Department of Regional Administration
曜限
/Day, Period
木/Thu 2
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
上江洲 純子/Junko UEZU
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
教室
/Classroom
5-309/5-309
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上江洲 純子/Junko UEZU 地域行政学科/Department of Regional Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
法や判例を通して論理的に思考し結論を導き出すことができる能力、すなわち「法的思考力(リーガル・マインド)」の修得を目指す。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
講義終了後又はオフィスアワー(木3)に、教室・研究室で受け付けます。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
・新聞等で「倒産」のニュースを目にした際に、倒産した企業や個人がその後にたどることになる道筋に関心を持つこと。
・裁判所で行われる倒産手続の基本的な流れとともに、債権者や債務者の権利関係がどのように扱われるか理解すること。
・判例や事例問題について、テキストや六法を参考に論理的に思考できる力を身につけること。
メッセージ
/Message
この講義では倒産の中でも「民事再生」手続を中心に勉強します。倒産した企業や個人の再建を目指すこの手続は、みなさんも良く知っている大企業の再建でも多くの成果をあげてきました。コロナ禍の影響で倒産事件が再び増えてきている中、この講義で、迅速・柔軟な対応ができるよう様々な工夫がなされている「再建型」倒産手続の基本を学びましょう。
到達目標
/Attainment Targets
・新聞等で目にした「倒産」のニュースを理解し、裁判所で行われる手続きの内容を分かりやすく説明できるようになることを目指します。
・倒産手続特有の法律用語の意味を理解し、それらの用語が使用されている判例の内容を自分の言葉で説明できるようになることを目指します。
・自分や身近な人が「倒産」の事態に直面したときに、自己の権利がどのように扱われるかを理解し、それを他者に伝えられるようになることを目指します。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキスト:
倉部真由美・高田賢治・上江洲純子『倒産法』有斐閣ストゥディア(有斐閣)
参考文献:
山本和彦著『倒産処理法入門(第6版)』(有斐閣)
学びの手立て
/Way of learning
・倒産手続では民法や会社法で習った知識を使う場面も多く出てきますので、それらの科目に関心があり、事前又は並行して受講していることが望ましいです。なお「倒産法Ⅰ」は受講していなくても構いません。
・講義は、教科書、配付レジュメ、六法を使って進めていきますので、毎回忘れずに持ってきてください。
・重要な事項は、教科書・レジュメに加えて、口頭でも解説しますので、自分なりの講義ノートを作成するようにしてください。
評価
/Evaluation
リアクションペーパー・小課題(50%)、期末試験(50%)の成績で評価します。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
「清算型」の手続にも興味を持った場合は破産手続を中心に学ぶ「倒産法Ⅰ」を、担保物権の実行に関心を持った場合は個別の権利の実行手続にあたる「民事執行法」を受講してみましょう。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス(倒産法入門) 配布レジュメを復習すること
2 2 倒産の世界の物語・倒産法の必要性 第1編第1章を読むこと
3 3 民事再生手続の基本的な流れ・破産手続や会社更生手続との違い 第1編第2章を読むこと
4 4 再生手続開始決定・保全措置 第3編第1章チェック問題を解くこと
5 5 再生債務者・監督委員・管財人・債権者集会 第3編第2章チェック問題を解くこと
6 6 債権の種類・再生債権の届出・調査・確定 第3編第3章チェック問題を解くこと
7 7 再生債権・共益債権・優先債権① 第3編第3章を読むこと
8 8 再生債権・共益債権・優先債権② 第3編第3章チェック問題を解くこと
9 9 別除権・担保権消滅① 第3編第4章を読むこと
10 10 別除権・担保権消滅② 第3編第4章チェック問題を解くこと
11 11 否認権・法人役員への責任追及 第3編第4章を読むこと
12 12 再生計画案① 第3編第5章を読むこと
13 13 再生計画案② 第3編第5章チェック問題を解くこと
14 14 再生計画の履行・手続の終結 第3編第5章を読むこと
15 15 個人再生 第3編第6章を読むこと
16 16 期末試験 配布レジュメを復習すること

科目一覧へ戻る