シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/01 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
法政特論Ⅲ(2単位)/Selective Lectures on Law and Politics Ⅲ
時間割コード
/Course Code
D470580001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
法学部地域行政学科コースなし/College of Law Department of Regional Administration
曜限
/Day, Period
水/Wed 5
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
村井 忠康/Tadayasu MURAI
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
教室
/Classroom
5-106/5-106
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
村井 忠康/Tadayasu MURAI 地域行政学科/Department of Regional Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
行為や意図、自由や責任のような法学的にも重要な概念について、哲学的な理解を得る。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
研究室5503
t.murai@okiu.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
この授業では、日々私たちのなす「行為」について哲学的に考察する。行為の理由とは何か、自分の行為について知っているとはどういうことか、自由な行為は可能なのか、そもそも行為とはどういう存在なのか。こうした抽象的な問題に対して、哲学的行為論の蓄積と行為者としての各自の実体験をもとに取り組むことが、この授業のねらいである。
メッセージ
/Message
授業中の発言やリアクションぺーパーを通じて、自分の考えを言葉にしてほしい。最初は漠然とした考えや表現であっても、教師や出席者との対話を重ねることで次第に明確になっていくものである。
到達目標
/Attainment Targets
①行為の哲学におけるさまざまな立場について、ポイントを押さえた理解ができるようになる。
②行為の哲学の問題について、例に即して考えることができるようになる。
③概念的・原理的なレベルにまで掘り下げて、行為について考えることができるようになる。
④根拠を挙げながら自分の理解や見解を論述できるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストはとくに指定しないが、毎回プリントを配布する。参考文献は、入手しやすさや読みやすさ、価格などを考慮しつつ適宜紹介する。ここでは、以下を挙げておく。

成田和信『責任と自由』、勁草書房、2004年
門脇俊介・野矢茂樹  編・監修『自由と行為の哲学』、春秋社、2010年
古田徹夜『それは私がしたことのなのか 行為の哲学入門』、新曜社、2013年
学びの手立て
/Way of learning
・授業時には、意識的に疑問点を見つけて書き留めること。さらに踏み込んで、どうして自分がそうした疑問をもつのか、その理由についても考えてみる。
・授業の復習では、扱った内容を振り返るだけでなく、自分なりに文章化して再現することが重要。これができるようになるにつれて、授業の理解度も上がってゆく。
・紹介する参考文献のうち、少なくとも一冊は考えながら読み切ってほしい。疑問のたびに立ち戻ることができ
る哲学書ができるなら、レポートの作成で壁にぶち当たったとき必ず役立つ。
評価
/Evaluation
リアクションペーパーの提出状況(40%) 学期末レポート(60%)
・毎回授業の最後に10~15分ほどリアクションペーパー記入の時間を設ける。授業内容についてのコメントや疑問を積極的に記入することが求められる。
・レポートでは具体的な問いを課すが、授業で紹介した哲学的立場への賛否をその理由とともに述べることが求
められる。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
「法哲学」、「人間文化課題研究I」および「同Ⅱ」など。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス:この授業の概要とスケジュールについて シラバス・配布資料の確認
2 2 なぜ行為が哲学の問題となるのか 配布資料の熟読
3 3 古典的意志理論とその問題点 配布資料の熟読
4 4 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読
5 5 行為の理由(1)信念・欲求モデル 配布資料の熟読
6 6 行為の理由(2)因果説 配布資料の熟読
7 7 行為の理由(3)逸脱因果連鎖の問題 配布資料の熟読
8 8 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読
9 9 哲学のレポートの書き方 配布資料の熟読
10 10 行為と自己知  配布資料の熟読
11 11 意図と予見 配布資料の熟読
12 12 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読
13 13 自由の問題(1)自由と決定論の衝突 配布資料の熟読
14 14 自由の問題(2)別行為可能性とリバタリアニズム 配布資料の熟読
15 15 リアクションペーパー応答 配布資料の熟読・レポート準備
16 16 予備日

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