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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/01 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
法政特論Ⅵ(2単位)/Selective Lectures on Law and Politics Ⅵ
時間割コード
/Course Code
D470610001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
法学部地域行政学科コースなし/College of Law Department of Regional Administration
曜限
/Day, Period
他/Oth.
開講区分
/semester offered
集中/Intensive
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
新垣 修(非常勤)/Osamu ARAKAKI
科目区分
/Course Group
自由選択 自由選択科目/自由選択 自由選択科目
教室
/Classroom
教室未定/Undecided
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
新垣 修(非常勤)/Osamu ARAKAKI 地域行政学科/Department of Regional Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
「現実の社会におけるさまざまな問題に対して、柔軟かつ適切な解決策を導き出すことのできる人材」の育成を意識して授業を行います。特に、平和と国際関係の分野において、歴史的視座を踏まえ、現代的課題に対処するための思想や制度について学びます。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
メール(aosamu@icu.ac.jp)にてご照会ください。また、授業後にも教室で適宜対応します。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
様々な危機に直面している人類。今も多くの人々の命が失われ、人間としての尊厳が奪われています。激変する世界の中で、人間が人間らしく生きることのできる社会と環境の実現は、平和にかかる重大な課題です。この講義では、国際法や政治政治のアングルから、人間への脅威の複雑さと多面性に光を当てます。そして、人間の思考・行動・イメージの中に、平和を知るための手がかりを見出したいと思います。
メッセージ
/Message
イスラエル・ハマス戦争、ウクライナ戦争、新型コロナウイルス感染症パンデミック。これらは全て、ここ約5年間で表面化した出来事です。しかし、危機の起点ははるか以前に遡ります。同様に、貧困や差別、気候変動といった課題も、人類と共に長くあります。私たち人間は、このような現象をどのようにつくり出し、また認識してきたのでしょうか。この講義を通じ、「問い続ける」ことの大切さを理解してほしいと願っています。
到達目標
/Attainment Targets
人間の考え方や行動、それに対する批判について、国際法や国際政治の視座から主体的に学びます。その上で、平和の意味を探求する姿勢を身につけることをめざします。具体的には、本講義の第1部「総論」(第1回〜第5回)では、平和にまつわる基本的な観念や理論を整理します。第2部「事象」(第6回〜第10回)では、紛争や気候変動といった個別の事例を学びます。以上を踏まえ、第3部「人間」(第11回〜第15回)では、歴史的・国際的背景を念頭におきつつ、ナイチンゲールなどの人物の生き方に触れ、彼らの思考・行動とイメージというレンズを通じ、平和の意味を探ります。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan

1 プロローグ & 「人間」とは誰か?
2 「平和」とは何か?
3 国家と平和
4 リアリズム・リベラリズムから見る人間と平和
5 安全保障と人間
6 ルワンダ:ポスト冷戦と新たな人道危機
7 イスラエル・ハマス戦争
8 貧困
9 時を漂う感染症
10 地球環境:ツバルから考える
11 フローレンス・ナイチンゲール:統計の闘士
12 アンリ・デュナン:赤十字の誕生と人道支援
13 フリチョフ・ナンセン:探検と人道と平和と
14 金城哲夫:ウルトラマンが見つめた沖縄と正義
15 エレノア・ルーズベルト:世界人権宣言は誰が為に & エピローグ
16 試験
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
教科書は指定しません。ただし、受講生に配布するアウトライン集に、各授業に沿った参考文献・資料が示されています。
学びの手立て
/Way of learning
(1)AIやSNS、インターネット、報道などを通じて時事問題にふれ、それについて考える習慣をつけておきましょう。
(2)本講義の内容は、講師の発話、配布されるアウトライン集、パワーポイント、YouTube、教室内のディスカッションから構成されます。なおパワーポイントの情報は事前配布しません。
(3)受講生間・講師受講生間のディスカッションの機会を設けます。アクティブな参加を期待しています。
(4)成績評価基準の説明を含む本講義の詳細については、第1回の授業(プロローグ)で説明します。
(5)授業中・教室内での録画・録音や写真撮影は認めません。
評価
/Evaluation
授業内クイズ(50%)
試験(50%)
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
本講義を終えてからも時事問題に日常的に触れ、国際法や国際政治の観点からそれを読み解く習慣を身につけるようにしてください。また、国際法学や国際政治学関係の講義を積極的に履修すると良いでしょう。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 第1回(8月5日・2限) プロローグ & 「人間」とは誰か? 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
2 第2回(8月5日・3限) 「平和」とは何か? 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
3 第3回(8月5日・4限) 国家と平和 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
4 第4回(8月6日・2限) リアリズム・リベラリズムから見る人間と平和 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
5 第5回(8月6日・3限) 安全保障と人間 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
6 第6回(8月6日・4限) ルワンダ:ポスト冷戦と新たな人道危機 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
7 第7回(8月7日・2限) イスラエル・ハマス戦争 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
8 第8回(8月7日・3限) 貧困 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
9 第9回(8月7日・4限) 時を漂う感染症 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
10 第10回(8月8日・2限) 地球環境:ツバルから考える 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
11 第11回(8月8日・3限) フローレンス・ナイチンゲール:統計の闘士 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
12 第12回(8月8日・4限) アンリ・デュナン:赤十字の誕生と人道支援 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
13 第13回(8月9日・2限) フリチョフ・ナンセン:探検と人道と平和と 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
14 第14回(8月9日・3限) 金城哲夫:ウルトラマンが見つめた沖縄と正義 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
15 第15回(8月9日・4限) エレノア・ルーズベルト:世界人権宣言は誰が為に & エピローグ 配布予定のアウトライン集の内容とそこに列挙された文献を参照して学習する。
16 第16回(8月9日・5限) 試験 15回の授業全般が試験範囲なので備えておくこと。

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