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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
心理学基礎演習A/Basic Seminar Psychology A
時間割コード
/Course Code
I510083003
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部人間福祉学科心理カウンセリング専攻/College of Global and Regional Culture Department of Human Welfare
曜限
/Day, Period
火/Tue 2
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
上田 幸彦/Yukihiko UEDA
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目必修/専門科目 専門科目必修
教室
/Classroom
5-302/5-302
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上田 幸彦/Yukihiko UEDA 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
 心理学的現象を論理的に考え説明できる力を身につけるための、実験・観察・調査などの実証的研究法を学ぶ専門科目である。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
上田幸彦まで
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
基本的な心理学研究法を用いた8つの実習(自由再生、ミュラー・リエル錯視、視覚的短期記憶、訓練の転移、パーソナル・スペース、心理検査法、質問紙法、行動観察)を行う。各実習テーマについて、心理学基礎演習実習報告書(以降、レポートと呼ぶ)を毎回作成し、実証科学の研究法の基礎を体験的に身につけていく。
メッセージ
/Message
心理学の専門科目の中でも実験を中心とした実証的な研究法の基
礎を学ぶ心理学らしい科目です。目には見えないこころを心理学的
研究法によって科学的に調べることで、データに基づいた客観的な
理解ができることを実体験します。自ら主体的・積極的に学ぶ態度
と、教員、SA、ゼミ仲間との協働が不可欠です。仲間と共に実験実
習に取り組むことで基礎的な研究力と態度を身につけましょう。
到達目標
/Attainment Targets
①人間のこころや行動に関する現象を、心理学的理論や概念、技術を用いて理解し、説明することができる。
②実験法、検査法、質問紙法、観察法の実証的手法に関する8つの実習を通して、心理学的現象を論理的に考え説明する力
 (論理的思考力、問題解決能力、表現力)、研究力の基礎を身につけることができる。
③実験法、観察法などの実証的研究のデータ収集・分析・考察の仕方、科学的論文の様式に従った報告書の書き方を学び、
  実験的技法・実証的手法の体系的で具体的な知識を身につけることができる。
④現代社会における諸問題について心理学的視点から研究、考察するための基礎的な研究力と態度を身につけることができる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストは特に指定しない。必要に応じて資料を配布する。以下の①~④の参考図書を常に参照すること。
①宮谷真人・坂田省吾(代編)(2009). 心理学基礎実習マニュアル  北大路書房
②日本心理学会  認定心理士資格認定協会(編)(2015).認定心理士資格準拠  実験・実習で学ぶ心理学の基
  礎  金子書房
③心理学基礎演習シリーズVol.1(実験法)、Vol.2(質問紙法)、Vol.3(観察・面接法)  ナカニシヤ出版
④心理学マニュアルシリーズ(研究法レッスン、要因計画法、観察法、質問紙法)  北大路書房
学びの手立て
/Way of learning
・実験、実習が主となる授業のため、遅刻や欠席のないよう体調・時間の管理に十分注意をすること。
・この授業では、授業時間と同様に授業時間外での実験・実習活動(実験実習実施、データ収集・分析、レ
  ポート作成等)が必要になる。授業外で十分な学習時間を確保し、課題への取り組みと予・復習に努める。
・疑問や不明な点などがあれば、実施要項、配布資料等をよく読んだ上で、ゼミ教員もしくは担当教員によく
  相談し、確認すること。
・各実習ではSA(ステューデント・アシスタント:教育支援者)の支援が受けられる。実験の方法、パソコン
  の使い方、レポート作成等について、具体的なアドバイスやコツを教えてもらえる。困ったこと、分からな
  いことは積極的に質問するとよい。自分一人で抱え込まないようにすることが大切である。
評価
/Evaluation
平常点(演習への参加態度、各週に課される課題の提出状況)…40%
レポート(実験実習①~⑤と検査実習⑥)の6本…60%
※原則として、全実習において実験者・実験参加者(検査者・被検者)の役割を担い、期限内に実習レポートを提出することが単位取得の前提条件となる。実習レポートは、原則として、問題と目的、方法、結果、考察、引用文献を含み、科学論文の要件を満たすこと。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
関連科目:心理統計学基礎、心理学基礎演習A・B、心理学実験A・B、心理学研究法Ⅰ・Ⅱ、心理学統計法Ⅰ・Ⅱ。
次へのステージ:心理学基礎演習A・B、心理学実験A・Bで学んだことを、その他の心理の専門科目の内容と結びつけながら履修を進めていくとよい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 初回オリエンテーション/実習の進め方についての諸説明/実験法の概説 実験実習・実験法の理解
2 2 実習1-1:実験実習①(記憶の自由再生実験)の実施/実験テーマと実験手続きの解説 記憶実験と実験手続きの理解
3 3 実習1‐2:データ整理と図表の書き方の解説 データ整理・図表の作成
4 4 実験1‐3:結果の読み取りと考察/実験レポート書き方の解説/文献検索の解説と実習  実験レポート作成・文献検索課題
5 5 実習1-4:実験レポートの添削指導・ポイント解説  実習①実験レポート最終版の作成 
6 6 実習2-1:実習②(ミュラー・リェル錯視)の実施/データ整理と図表の書き方の解説 データ整理・図表の作成 
7 7 実習2-2:結果の読み取りと考察/実験レポートの書き方の解説   実習②実験レポート作成 
8 8 実習3-1:実習③(パーソナル・スペース)の実施/データ整理と図表の書き方の解説   データ整理・図表の作成
9 9 実習3-2:結果の読み取りと考察/実験レポートの書き方の解説   実習③実験レポート作成  
10 10 実習4-1:実習④(訓練の転移)の実施/データ整理と図表の書き方の解説  データ整理・図表の作成  
11 11 実習4-2:結果の読み取りと考察/実験レポートの書き方の解説   実習④実験レポート作成 
12 12 実習5-1:実習⑤(視覚的短期記憶)の実施/データ整理と図表の書き方の解説  データ整理・図表の作成 
13 13 実習5-2:結果の読み取りと考察/実験レポートの書き方の解説 実習⑤実験レポート作成  
14 14 実習6-1:実習⑥(心理検査法)心理検査法の概説・心理検査手順の説明と実施/結果の整理の解説  検査の実施方法・結果の整理の復習
15 15 実習6-2:結果の読み取り・所見のまとめ方・心理検査レポート(実習⑥)の書き方の解説 結果読み取り・実習⑥レポート作成 
16 16 予備日 前期の総復習・質問紙法の予習 

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