シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
心理学基礎演習B/Basic Seminar Psychology B
時間割コード
/Course Code
I510086006
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部人間福祉学科心理カウンセリング専攻/College of Global and Regional Culture Department of Human Welfare
曜限
/Day, Period
火/Tue 2
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
宮良 尚子/Syoko Miyara
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目必修/専門科目 専門科目必修
教室
/Classroom
5-313/5-313
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
宮良 尚子/Syoko Miyara 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
心理学的現象を論理的に考え説明できる力を身につけるための、実験・観察・調査などの実証的研究法を学ぶ専門科目である。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
miyara45あっとまぁくokiu.ac.jp
5号館424-2研究室
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
基本的な心理学研究法を用いた8つの実習(心理検査法、行動観察、自由再生、ミュラー・リエル錯視、視覚的短期記憶、訓練の転移、パーソナル・スペース、質問紙法)について実習を行う。各実習テーマについて、心理学基礎演習実習報告書(以降、レポートと呼ぶ)を毎回作成し、実証科学の研究法の基礎を体験的に身につけ
てもらう。
メッセージ
/Message
心理学の専門科目の中でも実験を中心とした実証的な研究法の基
礎を学ぶ心理学らしい科目です。目には見えないこころを心理学的
研究法によって科学的に調べることで、データに基づいた客観的な
理解ができることを実体験します。自ら主体的・積極的に学ぶ態度
と、教員、SA、ゼミ仲間との協働が不可欠です。仲間と共に実験実
習に取り組むことで基礎的な研究力と態度を身につけましょう。
到達目標
/Attainment Targets
①人間のこころや行動に関する現象を、心理学的理論や概念、技術を用いて理解し、説明することができる。
②実験法、検査法、質問紙法、観察法の実証的手法に関する8つの実習を通して、心理学的現象を論理的に考え説明する力(論理的思考力、問題解決能力、表現力)、研究力の基礎を身につけることができる。
③実験法、観察法などの実証的研究のデータ収集・分析・考察の仕方、科学的論文の様式に従った報告書の書き方を学び、実験的技法・実証的手法の体系的で具体的な知識を身につけることができる。
④現代社会における諸問題について心理学的視点から研究、考察するための基礎的な研究力と態度を身につけることができる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストは特に指定しない。必要に応じて資料を配布する。以下の①~④の参考図書を常に参照すること。
①宮谷真人・坂田省吾(代編)(2009). 心理学基礎実習マニュアル 北大路書房
②日本心理学会 認定心理士資格認定協会(編)(2015).認定心理士資格準拠 実験・実習で学ぶ心理学の基
礎 金子書房
③心理学基礎演習シリーズVol.1(実験法)、Vol.2(質問紙法)、Vol.3(観察・面接法) ナカニシヤ出版
④心理学マニュアルシリーズ(研究法レッスン、要因計画法、観察法、質問紙法) 北大路書房
学びの手立て
/Way of learning
"・実験、実習が主となる授業のため、遅刻や欠席のないよう体調・時間の管理に十分注意をすること。
・この授業では、授業時間と同様に授業時間外での実験・実習活動(実験実習実施、データ収集・分析、レポート作成等)が必要になる。授業外で十分な学習時間を確保し、課題への取り組みと予・復習に努める。
・疑問や不明な点などがあれば、実施要項、配布資料等をよく読んだ上で、ゼミ教員もしくは担当教員によく相談し、確認すること。
・各実習ではSA(ステューデント・アシスタント:教育支援者)の支援が受けられる。実験の方法、パソコンの使い方、レポート作成等について、具体的なアドバイスやコツを教えてもらえる。困ったこと、分からないことは積極的に質問するとよい。自分一人で抱え込まないようにすることが大切である。
評価
/Evaluation
平常点(演習への参加態度、各週に課される課題の提出状況)…40%
レポート(実習⑦と⑧)と実習⑧の質問紙調査計画書完成版、質問紙完成版、依頼状(2種)の5本…60%
※原則として全ての実習において調査者・調査対象者の役割を担い、期限内に実習レポート等を提出することが
単位取得の前提条件となる。各実習のレポートは、原則として、問題と目的、方法、結果、考察、引用文献を含
み、科学論文の要件を満たすこと。質問紙調査計画書、質問紙、依頼状は、適切な様式で作成すること。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
関連科目:心理統計学基礎、心理学基礎演習A・B、心理学実験A・B、心理学研究法Ⅱ、心理学統計法Ⅰ・Ⅱ、心
理調査法。次へのステージ:心理学基礎演習A・B、心理学実験A・Bでの学びを、3年次以降のゼミ(心理学専門
演習・プログラムの演習)での研究活動や実践活動に活かす。その他の心理の専門科目の内容と結びつけながら
履修を進めていくとよい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 実習7-1:実習⑦(行動観察)の実施/データ整理と図表の書き方の解説  データ整理・図表の作成 
2 2 実習7-2:結果の読み取りと考察/実験レポートの書き方の解説   実習⑦実験レポート作成 
3 3 実習8-1:質問紙法の概説/質問紙実習の説明 論文精読
4 4 実習8-2:取り上げる概念・変数の検討 論文精読
5 5 実習8-3:質問紙調査計画書の書き方の説明 調査計画書の作成
6 6 実習8-4:質問紙調査計画書の添削指導とポイント解説 調査計画書の修正
7 7 実習8-5:質問紙の作成方法の説明 質問紙の作成
8 8 実習8-6:質問紙の添削指導とポイント解説 質問紙の修正
9 9 実習8-7:依頼状の作成方法の説明 依頼状の作成
10 10 実習8-8:依頼状の添削指導とポイント解説 依頼状の修正
11 11 実習8-9:調査の実施準備と実施方法の確認/質問紙調査の実施 データ集計・入力
12 12 コース・ゼミ選択に向けて キャリア計画を立てる
13 13 実習8-10:データ分析と図表の作成 結果の図表の作成
14 14 実習8-11:図表の添削指導/結果の読み取りと考察 結果の図表の修正
15 15 実習8-12:質問紙実習レポートの書き方の説明 実習⑧質問紙レポート作成 
16 16 予備日 後期の学習内容の総復習 

科目一覧へ戻る