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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/28 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
琉球芸能史/Ryukyuan Performing Arts History
時間割コード
/Course Code
G240260001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部日本文化学科コース決定前/College of Global and Regional Culture Department of Japanese Language and Culture
曜限
/Day, Period
水/Wed 1
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
我部 大和
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択必修/専門科目 専門科目選択必修
教室
/Classroom
9-204/9-204
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
我部 大和 日本文化学科/Department of Japanese Language and Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
日本文化学科3.-各専門分野における諸課題について深く学ぶ「応用科目」である。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
h.gabu★okiu.ac.jp
(★を@に変更してください)
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講義では、現在も継承されている地域の祭祀芸能から始まり、おもろやクェーナなどの歌謡にみられる古琉球の芸能、薩摩侵攻以降の江戸立や組踊成立以降の近世琉球の演劇や舞踊、琉球処分以降の商業演劇にみられる方言せりふ劇や雑踊り、沖縄戦以降から現代に至る芸能の状況などを通史的に紐解いていき、外交・内政などの「歴史」と「芸能」が如何に関わったのかなどを考える。
メッセージ
/Message
琉球芸能は様々なジャンルが形成されています。本講義では歴史史料や関連文献、研究論文などを通して、琉球芸能が生まれた歴史的背景などを講義します。また、琉球芸能について琉球・沖縄が歩んだ「歴史」を踏まえながら、琉球芸能の「過去・現在」を見据え、「未来」に如何につなぐかを多角的に考えながら議論していきましょう。
★講義内で担当教員が簡単ではありますが、琉球舞踊の解説および実演を行う回もあります。
到達目標
/Attainment Targets
①琉球・沖縄の芸能について琉球・沖縄史の歴史的背景を踏まえながら体系的に理解できるようになる。
②琉球・沖縄の芸能について歴史史料・文献、研究論文を踏まえながら考察することが出来る。
③琉球・沖縄の芸能について歴史史料・文献、研究論文を踏まえながら、自らの言葉で表現できるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキスト:講義はパワーポイントに基づいて進める。適宜、資料などを配付します。
パワーポイントの内容に関しては配付せず、毎回講義の内容や質問を書くためのメモを用意する。全てのジャンルを含んでいる訳ではありませんが、下記の参考書も参照して学んでください。
参考書:大城學『沖縄芸能史概論』砂子屋書房、2000年。
琉球・沖縄史を学びはじめる方は、宮城弘樹 秋山道宏 野添文彬 深澤秋人編『大学で学ぶ沖縄の歴史』、吉川弘文館、2023年。
講義中にも参考文献を適宜紹介します。
学びの手立て
/Way of learning
①「履修の心構え」
・欠席回数が授業回数の3分の1を超えた場合、単位は認めません。
・出席は毎回出席票をとって記入し、講義終了後に提出して下さい。
・Teamsから毎回課題が出ます。課題への取り組み・内容により平常点評価とします。
②「学びを深めるために」
・本講義は理解度が重要です。講義中に疑問点や不明な点に関して、Teamsの課題の質問を各欄に記入して下さい。。次回講義中あるいはリアクションペーパー内などで回答します。積極的に琉球・沖縄の歴史・民俗・言語など多角的に学んでほしいです。
評価
/Evaluation
・授業参加や発表(40%)(RPの記入内容や質問事項など)主に到達目標①・②に対する評価
・中間試験(20%)主に到達目標③に対する評価
・期末試験(40%)主に到達目標③に対する評価
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
・琉球文学について学びたい方は「琉球文学概論」
・おもろについて深く学びたい方は「琉球文学を読む」
・組踊について深く学びたい方は「琉球文学特講Ⅰ・Ⅱ」
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 オリエンテーション及び琉球芸能史の概説 琉球史と琉球芸能について調べよう
2 2 沖縄の祭祀芸能①(祭祀歌謡) 歌謡に関連する祭祀を調べよう
3 3 沖縄の祭祀芸能②(イザイホーで歌われる歌謡) イザイホーを調べよう
4 4 古琉球の芸能①(異国・異域のオモロと継承されているオモロ) オモロについて調べよう
5 5 古琉球の芸能②(組踊以前の冠船芸能) 冊封使録(訳注本)で調べてみよう
6 6 近世琉球の芸能①(江戸立と琉球音楽) 羽踊・組踊について調べよう
7 7 近世琉球の芸能②(江戸立と端踊・組踊) 冊封儀礼について調べてみよう
8 8 中間試験 これまでの講義の整理
9 9 近世琉球の芸能③(冊封儀礼のなかの組踊) 「冠船躍方日記」について調べよう
10 10 近世琉球の芸能④(王国末期の冠船芸能の準備過程) 近代沖縄史について調べよう
11 11 近代沖縄の芸能①(琉球処分から市井の芸能へ) 芝居小屋の芸能について調べよう
12 12 近代沖縄の芸能②(移民と琉球芸能) 琉球舞踊とは何かを調べてみよう
13 13 特別編―琉球舞踊を見る・聞く・知る― 終戦直後の劇団について調べよう
14 14 近・現代沖縄の芸能(戦時下の沖縄と芸能/沖縄諮詢会と琉球芸能) 琉球芸能の復興について調べよう
15 15 現代沖縄の芸能(本土復帰後と琉球芸能) これまでの講義の整理をしよう
16 16 期末試験

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