シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/28 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
琉球語会話Ⅰ/Ryukyuan Conversation Ⅰ
時間割コード
/Course Code
G240300001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部日本文化学科コース決定前/College of Global and Regional Culture Department of Japanese Language and Culture
曜限
/Day, Period
木/Thu 2
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
仲原 穣(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
教室
/Classroom
3-501/3-501
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
仲原 穣(非常勤) 日本文化学科/Department of Japanese Language and Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
琉球語を学ぶことで琉球文化に対する造詣をさらに深め、多文化を受容できるようになり、国際社会や地域社会に貢献する。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業終了後に教室で受け付けるほか、Teamsの個人用チャットでも質問に答えます。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
琉球語の一つ、沖縄語を中心にテキストと補助プリントを用いて学んでいく。発音の訓練や練習問題などを解きながら沖縄語に慣れ親しみ地域の高年層との会話ができる基礎を身につける。なお、沖縄語の具体例として首里方言をとりあげるが、他の琉球語についても折に触れて紹介する。
メッセージ
/Message
琉球語は危機的状況に陥っている。しかし、世界の危機言語のなかには、教育をはじめとする様々な取り組みにより、危機を脱した実例がある。本講義で沖縄語の基礎を身につけると高年層のことばをある程度聞き取れるようになり、家庭や地域で本格的に習得する土台作りにしてほしい。
到達目標
/Attainment Targets
1.琉球語、なかでも沖縄語に関する知識を習得し、発音の特徴や文の作り方を他人へ説明できる力を身につける。
2.沖縄語で話された高年層の会話を6割程度は理解することができる。
3.自己紹介や簡単なあいさつ文、使って覚える文などを覚えて使用することができる。
4.単語を覚え、発音の特徴や文の作り方などを身につけることにより、単文を作れるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
教科書(テキスト) 『沖縄語の入門(CD付改訂版)―たのしいウチナーグチ― 』西岡敏・仲原穣[著]、中島由美・伊狩典子[協力](白水社,2006[2000]年)
参考文献 
 『沖縄語辞典』国立国語研究所[編](大蔵省印刷局 1963年)
 『初級 沖縄語』花園悟[著]、国吉朝政[協力]、西岡敏・仲原穣[監修](研究社 2020年)
 『沖縄語辞典―那覇方言を中心に―』内間直仁・野原三義編[編著](研究社 2006年)
学びの手立て
/Way of learning
 この講義は半期という短い期間で琉球語(特に沖縄語)の基礎について週1回の講義で学ぶ(他の語学では週2回講義が基本)。よって、1回の講義内容で多くのことを学ぶため、欠席すると講義について行けなくなる可能性もある。体調不良など、やむを得ない場合を除き、できるだけ毎回出席してほしい。また、高年層のことばは、現代の若年層のことばとかなり異なっており、普段身の回りで話したり聞いたりしていることばだから簡単だろうなどとは思わずに「第2外国語を習得するぐらいの気持ち」で受講するとよい。
 なお、プリントは毎時間配布するので、配られた順にファイリングし、毎時間持参してほしい。
評価
/Evaluation
期末試験(75%)+授業への参加度(コメント・シートの提出)(25%)によって評価する。(コメント・シートについては、授業後、48時間以内を目安にwebで提出してもらう)
※授業日数の3分の1以上の欠席がある場合は、単位を取得できない。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
本講義受講後は「琉球語会話Ⅱ」を受講することを勧める。「琉球語会話Ⅰ」だけでは、入門~初級レベルの内容だが、「琉球語会話Ⅱ」まで学ぶと中級レベルまで学ぶことができる。
「琉球語会話Ⅱ」は「琉球語会話Ⅰ」で身につけた内容の確認(復習)を行った後、教科書『沖縄語の入門』の第7課以降について学びを進める。また、生活に必要な単語や長文(特に民話など)なども取り扱う。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 シラバスの確認/琉球語とは―名称・範囲・下位区分・現状―/世界の危機言語のとりくみ シラバスとプリントを読み返す
2 2 ハ行音の歴史―日本語と琉球語―/琉球語の多様性/単語、文の読み比べ プリントを読み、文章を覚える
3 3 三母音の原則【第1課】/沖縄語の挨拶文化 教科書プリントを読み、問題を解く
4 4 母音連続の変化と子音の口蓋化①【第1課】 教科書プリントを読み、問題を解く
5 5 助詞「~が」の区別と代名詞【第1課】/1拍語の特徴【第2課】 教科書プリントを読み、問題を解く
6 6 サ形容詞①(終止形、連体形、ヌ形)と動詞①(終止形)【第2課】 教科書プリントを読み、問題を解く
7 7 動詞②(否定形、命令形、禁止形)とラ行動詞の禁止形【第2課】 教科書プリントを読み、問題を解く
8 8 語中「~り」、「イとイィ、ウとウゥ」の区別、助詞「ヤ」の音変化【第3課】 教科書プリントを読み、問題を解く
9 9 動詞③(連体形と終止形〔復習〕)、係り結び①、助詞「~を」【第4課】 教科書プリントを読み、問題を解く
10 10 助詞「~に」、動詞④(志向形、勧誘表現)、疑問文の作り方【第4課】 教科書プリントを読み、問題を解く
11 11 声門閉鎖音による単語の区別、aとaに挟まれた子音wの変化【第5課】 教科書プリントを読み、問題を解く
12 12 「ヤン」と「ヤイビーン」、サ形容詞②(丁寧形)、動詞⑤(連用形)【第5課】 教科書プリントを読み、問題を解く
13 13 動詞⑤(尾略形【第5課】、テ形、依頼表現【第6課】) 教科書プリントを読み、問題を解く
14 14 動詞⑥(過去形、継続形)、サ形容詞③(過去形)【第6課】 教科書プリントを読み、問題を解く
15 15 ナ形容詞の活用、助詞「~で」、助詞「ナー」、人称代名詞【第6課】/これまでのまとめ 教科書と配布した全プリントで復習
16 16 期末試験

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