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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
沖縄の社会/Okinawan Society
時間割コード
/Course Code
01G0230005
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
共通科目沖縄科目群/General Education Course
曜限
/Day, Period
水/Wed 2
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
知念 ウシ(非常勤)
科目区分
/Course Group
その他 その他 共通科目/その他 その他 共通科目
教室
/Classroom
9-405/9-405
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
知念 ウシ(非常勤) 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
沖縄の社会について、その言語問題を通して普遍的な反/脱植民地主義の観点からアプローチします。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業終了後に教室で受け付けます。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
昨今、「しまくとぅばの日」が県議会の条例によって定められるなど、琉球諸語の復興運動がさかんになっています。「沖縄社会が琉球諸語を取り戻す」という課題の歴史的文脈とその持つべき方向性を検討することによって、沖縄の社会について反/脱植民地主義の観点から考えます。
メッセージ
/Message
現在の沖縄社会では、日本語をあたり前のように話しますが、このことは本当に当然の、自然なことなのでしょうか。そのことへの違和感があるという学生も、そんなことを考えたこともないという学生も、また、特に自分の祖父母とそれぞれの琉球語で話せるようになりたいという学生の受講を歓迎します。授業の内容と回の順番は適宜変更もありえます。
到達目標
/Attainment Targets
沖縄で日本語を話すのは当たり前ではない、ということがわかるかもしれません。植民地主義というものへの理解が深まるかもしれません。自分の祖先の言葉が話したくなるかもしれません。沖縄の問題は、沖縄だけではなく、世界の植民地の、普遍的な問題だとわかるかもしれません。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
1、資料・論文は配布します。2、参考文献は以下のとおりです。グギ・ワ・ジオンゴ『精神の非植民地化 アフリカ文学における言語の政治学』第三書館、2010年。フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』みすず書房。野村浩也『無意識の植民地主義 日本人の米軍基地と沖縄人』御茶の水書房、2005年。知念ウシ『ウシがゆく』沖縄タイムス社、2010年。
学びの手立て
/Way of learning
授業で覚える琉歌、黄金言葉は暗唱できるようにしてください。家族・親戚・近所の方々からそれぞれの琉球諸語を学んでください。沖縄の新聞の「シマクトゥバ関連記事」は必読です。学内外の「シマクトゥバ関連」の講演会、研究会などのイベントにも積極的に参加してください。
評価
/Evaluation
校外活動も含めて授業への積極的参加態度40%、提出物(冬休みの課題、最終課題)60%で評価します。。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
新型コロナウィルス感染防止に気をつけながら、ご自分の親や祖父母、近所の方から、それぞれの琉球諸語を学んでください。琉球諸語や沖縄社会に関する他の授業をどんどん受講してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス なぜ言語問題を通して沖縄社会を考えるのか  配布資料から言語問題を概観する
2 2 沖縄の未来をつくる仲間と出会うワークショップ 仲間をつくる
3 3 「県民意識調査」から何がわかるか グループディスカッション  現状認識を深める 
4 4 国連(国際人権法)による沖縄の言語問題の位置付け 資料の再読
5 5 沖縄は「植民地」か グループディカッション  自分の意見をまとめる
6 6 フランツ・ファノン「黒人と言語」(1) テキストの読み込み
7 7 フランツ・ファノン「黒人と言語」(2) 動画から現代沖縄とファノンを考える 沖縄との比較を考える
8 8 沖縄語普及協議会との交流 琉球語を学ぶ
9 9 しまくとぅば検定(9級)受検  琉球語を学ぶ
10 10 グギ・ワ・ジオンゴ「アフリカ文学の言語」(1) テキストの読み込み
11 11 グギ・ワ・ジオンゴ「アフリカ文学の言語」(2) 沖縄との比較を考える
12 12 沖縄戦と沖縄の言語問題 テキストの読み込み
13 13 言語問題から見た琉球近現代史  テキストの理解
14 14 野村浩也「無意識の植民地主義」「文化の爆弾」 配布資料の読み込み
15 15 アビ・ドゥベ「ヒンドゥー語翻訳事業」 これまでの資料の復習
16 16 これまでのまとめ グループディスカッション 最終課題の完成

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