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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
沖縄戦/Battle of Okinawa
時間割コード
/Course Code
01G0410002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
共通科目沖縄科目群/General Education Course
曜限
/Day, Period
水/Wed 2
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
伊佐 真一朗(非常勤)/Shinichiro ISA
科目区分
/Course Group
その他 その他 共通科目/その他 その他 共通科目
教室
/Classroom
3-202/3-202
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
伊佐 真一朗(非常勤)/Shinichiro ISA 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
地域と人々のあゆみを深く知ることにより、自らの生きていく社会
と自身の在り方を考える場となることを目指す。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
講義終了後に教室にて、またはメールptt1130@okiu.ac.jpにて受け付けます。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
沖縄の歴史上欠かすことができない「沖縄戦」について、様々な資料を用いながら理解を深めていく。沖縄戦がいかにして行われ、人々が何を体験したのかはもとより、沖縄戦に起因する戦後の諸問題、沖縄戦の記録・継承活動などへも視野を広げて解説していく。史資料や証言、表現などさまざまな方法を通して「過去を知り、向き合う方法」を体得してほしい。
メッセージ
/Message
私達が沖縄戦について広く知り深く考えることの意義がいささかも色褪せていないことは、沖縄戦の話題が今日に至るまで絶えることなく続いていることからも示されている。この講義で扱う沖縄戦という出来事を通して、過去から現在までの沖縄の歩み、そこに生きた人々の姿、そして今なお世界中で戦争が続く現状を想像し、向き合う機会を共に創っていきたい。
到達目標
/Attainment Targets
沖縄戦についてさまざまな視点から学び理解することで、「人々の体験を聞き、記録することができる」「資料館や戦争遺跡、各種資料を用いて沖縄戦について伝えることができる」「自らの関心に基づいてテーマを設定し、適切に資料を選択/活用し、学習/研究活動の質をより高めることができる」の3点を到達目標とする。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
指定する教科書はありません。講義で配布するレジュメで参考文献・資料を紹介する。
参考文献:『市町村史』『字誌』などの地域史/誌、『沖縄県史 各論編 第六巻 沖縄戦』(沖縄県教育委員会、2017)、吉浜忍 著『沖縄の戦争遺跡 〈記憶〉を未来につなげる』(吉川弘文館、2017)、林博史 著『沖縄戦と民衆』(大月書店、2001年)、吉浜忍・林博史・吉川由紀 編『沖縄戦を知る事典』(吉川弘文館、2019)など。また、沖縄戦や地域の歴史を扱った各種コンテンツなど。
学びの手立て
/Way of learning
・沖縄戦を理解するためには戦争体験者の証言に触れることが欠かせない。これまで各市町村や様々な個人・団体などによる証言記録が数多く刊行されているほか、資料館やウェブサイトでの情報公開も充実しつつある。まずは自分の地域の歴史の記憶を知り、向き合ってほしい。
・映像・写真・音楽などを扱うので、教室での受講を前提に進める。
・講義の内容や自らの関心による積極的な質問や相談は歓迎します。
評価
/Evaluation
・評価は講義各回で提出するリアクションペーパー30点、期末試験30点、レポート課題40点の合計100点を満点として評価する。出席や講義の理解度はリアクションペーパーにて確認し、出席率が3分の2に満たない場合は評価の対象としない。
・届け出の無い欠席やリアクションペーパーの不提出は理由の如何を問わず救済措置の対応を行わない。
・私語などの迷惑行為を行う者には受講を認めない。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
本学で用意されている沖縄に関する様々な科目を通して、今日までの沖縄の歩みと現代沖縄の諸問題の関係を整理して理解を深めてほしい。また、より関心を高めて自らのオリジナル・テーマを設定し、現場調査や資料の分析を通して新たな切り口で沖縄戦を考察してみてほしい。。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 イントロダクション・なぜ「沖縄戦」か(講義の流れ、ねらい、評価方法) 参考文献を読む
2 2 戦争を知るために①  沖縄戦の「今」を考える、「沖縄戦」を知るためのモデルコース フィールドワーク
3 3 戦争を知るために②  近代沖縄についての基礎知識 フィールドワーク
4 4 戦争と社会①  沖縄の近代、兵役、教育、国家・戦争への意識 デジタルアーカイブを使う
5 5 戦争と社会②  戦争の時代と人々のくらし、 史資料を読む
6 6 臨戦態勢下①  日本軍沖縄配備と住民 史資料を読む
7 7 臨戦態勢下②  アジア・太平洋における戦況、空襲、疎開計画 文献・資料を読む
8 8 沖縄の戦争①  日本軍と米軍の戦い、記録映像 記録映像を観る
9 9 沖縄の戦争②  根こそぎ動員、避難民、学徒隊 フィールドワーク
10 10 沖縄の戦争③  地域・島じま・人びとの戦争 資料・文献を読む
11 11 沖縄の戦争④  収容所と基地建設 体験証言を読む
12 12 沖縄の戦争⑤  戦争と衣食住、病気、精神 資料・文献を読む
13 13 沖縄の戦争⑥  県外・海外での戦争と引き揚げ 資料から考える
14 14 戦争は終わったのか①  戦後復興、遺骨収集、不発弾 資料から考える
15 15 戦争は終わったのか②  記録調査の取り組み、戦争文化財、継承の方法 授業内容を振り返り整理する
16 16 期末試験 自分の考えをまとめる

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