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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
家族法特論Ⅱ/Special Lecture of Family Law Ⅱ
時間割コード
/Course Code
W31M000301
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
法学研究科法律学専攻法律学専攻/Graduate School of Law Graduate School of Law Graduate School of Law
曜限
/Day, Period
木/Thu 6
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
熊谷 久世/Hisahiro KUMAGAI
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門教育科目選択/専門教育科目 専門教育科目選択
教室
/Classroom
5-312/5-312
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
熊谷 久世/Hisahiro KUMAGAI 地域行政学科/Department of Regional Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
法や判例を通して論理的に思考し、結論を導き出すことのできる能力である法的思考力を修得する。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
講義終了後に教室又は研究室(5-618)、もしくはメールで。 kumagai@okiu.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
わが国の民法典第4編及び第5編に関する講義を行います。夫婦や親子に関する法律、家族構成員の保護に関する法律を中心とします。戸籍制度や家事紛争の解決など実務的な問題についても取り上げ、近時、子どもの権利が強調されることや、夫婦の氏や人工生殖ならびに同性婚やパートナーシップなど海外の動向も視座に入れ、社会
の現実・意識等、法律の背景にあるものにも迫りたいと思います
メッセージ
/Message
家族法は、私法生活一般の基礎であると同時に法律学全体にとっても重要な思考方法を提供する法分野です。最近では婚姻や親子関係などの家族観が多様化していることもあって、人の死亡による権利義務の承継システムに関する制度の見直し(相続法改正)など多くの課題が本講義の中でも登場します。できるだけ解りやすい説明を
心がけますので、関心のある方はぜひ受講してください。
到達目標
/Attainment Targets
この授業の到達目標は、家族法についての基本的な知識や思考方法を習得することにありますが、家族に関する問題というのは私たちの生活関係の基礎であり、具体的に起こる財産関係法上の問題と家族法上の問題とが密接に関係することは、現実にしばしばみられることでもあります。夫婦や親子といった家族関係に伴う属性を持つ個人として実際に財産取引関係にかかわるものである点で、現実の問題を処理する場合においては、家族法の知識と財産法の知識とはいずれも不可欠となります。本授業は財産法の学習と並行して学ぶことにより国際家族法などさらに高度な学習を可能にするための基礎的能力を身につけることを目指します。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
レジュメ「家族法」を主として講義を進める。
(詳細は初回のガイダンスにおいて説明します)
レジュメのほか、適宜関連資料を配布しつつ本講の理解に役立つよう努める。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストは特に指定せず、講義の初回にレジュメを配布し、毎回資料を追加配布します。昨今の最高裁違憲判決
やそれを受けた家族法改正のため、教科書などは各社改訂が見込まれているので、特に自習用として購入しようと
する方は相談してください。最新版の主要参考文献としては以下のものがあります。
(1)「家族法(第3版)」大村敦志 (2)「民法 親族相続(第4版)」松川正毅 (3)「民法判例百選Ⅲ親族・相
続」水野紀子ほか (4)「家族法/民法を学ぶ(第3版)」窪田充見 (5)「民法7親族・相続(第4版)」高橋朋子
・床谷文雄・棚村政行(以上すべて有斐閣)
学びの手立て
/Way of learning
本授業では、家族生活における基礎的な法律関係やその体系的な知識を習得すること、および現実に生じる具体
的な問題への処理能力を身につけることを目的としています。したがって、夫婦関係や親子関係の成立や効力に
ついての基礎的な知識については、できるだけ事前に予習を行い必要な知識の概要を把握したうえで授業に臨ん
でもらうことが有用となります。授業の中でも毎時間、前回までの振り返りを行うよう努めますが、ぜひ皆さん
の努力にも期待しています。みなさんの基礎的知識の理解の正確さをはかるためにも適宜小テストを取り入れた
いと思います。毎回配布する資料は年間を通じてかなりの分量となりますので、毎講義後にレジュメと資料との
関係性を整理することが各自の復習にも役立つと思います。
評価
/Evaluation
期末試験および随時課されるレポート・小テストなどによる総合評価とします。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
国際私法特論Ⅰ・Ⅱ
国際私法特殊研究Ⅰ・Ⅱ
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス
相続の意義と根拠
配布レジュメを復習すること。
2 2 相続法の歴史と現在 配布レジュメを復習すること。
3 3 相続の開始・相続回復請求権 配布レジュメを復習すること。
4 4 相続人
法定相続人・代襲相続
配布レジュメを復習すること。
5 5 相続欠格と廃除 配布レジュメを復習すること。
6 6 法定相続・指定相続 配布レジュメを復習すること。
7 7 相続の承認・放棄
配布レジュメを復習すること。
8 8 相続人の不存在 配布レジュメを復習すること。
9 9 遺産分割手続
配偶者居住権・相続税
配布レジュメを復習すること。
10 10 遺言相続の意義 配布レジュメを復習すること。
11 11 遺言の成立・方式
普通方式と特別方式
配布レジュメを復習すること。
12 12 自筆証書遺言 配布レジュメを復習すること。
13 13 遺言の効力
遺贈
配布レジュメを復習すること。
14 14 遺言の執行
検認
配布レジュメを復習すること。
15 15 遺留分
遺留分侵害額請求権
配布レジュメを復習すること。
16 16 期末試験 授業内容を振り返ること。

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