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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
憲法特論Ⅱ/Special Lecture of Constitutional Law Ⅱ
時間割コード
/Course Code
W31M004301
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
法学研究科法律学専攻法律学専攻/Graduate School of Law Graduate School of Law Graduate School of Law
曜限
/Day, Period
木/Thu 6
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
西山 千絵(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門教育科目選択/専門教育科目 専門教育科目選択
教室
/Classroom
13-508/13-508
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
西山 千絵(非常勤) 法律学専攻/Graduate School of Law
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
判例の学修と判例の知識を踏まえた事例演習を通じて、憲法上の権利・利益の制限とその正当化について検討します。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
che248ma@ll.u-ryukyu.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
憲法特論Ⅰで憲法(人権)・憲法(統治)などを一通り学び終えた後の科目として、判例を素材に、問題演習に取り組みたいと考えています。判例の検討を通じて、裁判所は各判決のなかでどのように条文解釈を行い、問題解決を図っているのかの論証方法をつかめるようにします。
メッセージ
/Message
この科目では、憲法判例50に掲載されている重要判例を学び、また判例を下敷きにした事例問題を題材として、討論・憲法上の主張の検討からなる演習を行います。①具体的事案が法的にどのような意味をもちうるか、②条文を解釈・適用して、③各当事者の観点からの憲法論をどう導くかという法的議論を、できる限り受講者と一緒に組み立てていきたいと考えています。
到達目標
/Attainment Targets
事例問題を扱うことによって生きた憲法を理解するため、下記の3ステップを意識して演習を進めていきます。
(1)原告は、憲法のどの条文によって正当化されうる権利・利益を主張しうるか(憲法上の権利として何がどこまで保障されているか)を導く
(2)判例はどのように条文を解釈し、事件の争点に答えを出していたかを、過去の裁判例の事例的相違を踏まえて理解する
(3)被告は、原告の主張をなぜ拒絶すべきと考えるのかを、公益の実現の観点から検討する
 * 使用する判例は、受講生の要望を踏まえて適宜変更することがあります。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
以下の判例集を使います。
上田健介ほか編『憲法判例50![第2版]』(有斐閣、2021年)  *憲法特論Ⅰで使用

◎参考書
駒村圭吾 編『プレステップ憲法[第3版]』(弘文堂、2021年) *憲法特論Ⅰで使用
山本龍彦=横大道聡編『憲法学の現在地-判例・学説から探究する現代的論点』 (日本評論社、2020年)
学びの手立て
/Way of learning
判例集と授業は対応しているので、事前の通読をお願いします。
演習に際しては、事前の予習でどこがわからなかったのかなど、講義で疑問が解消できるように、質問シートを提出してください。
使用する判例集は基礎的なものなので、発展的な勉強を進めたいという方は、憲法判例百選や、より上級者向けの基本書で勉強されるとよいでしょう。
受講生は指定の判例の要旨・判例解説について読んでくることを、前提とします。授業の初回にご相談しますが、課題を分担して担当する場合は、担当者は自分の回の準備を特に行ってください。
評価
/Evaluation
各回の演習での質疑応答を通じた授業貢献(30%)、各回における質問シート(45%)、事例問題演習回におけるサマリー(25%)により評価します。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
関連科目:憲法特論Ⅰ
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 平等 対象判例を事前に読む
2 2 包括的基本権 対象判例を事前に読む
3 3 内心の自由 対象判例を事前に読む
4 4 団体構成員の人権 対象判例を事前に読む
5 5 政教分離 対象判例を事前に読む
6 6 表現の自由① 対象判例を事前に読む
7 7 表現の自由② 対象判例を事前に読む
8 8 表現の自由③ 対象判例を事前に読む
9 9 集会の自由 対象判例を事前に読む
10 10 職業選択の自由 対象判例を事前に読む
11 11 財産権 対象判例を事前に読む
12 12 租税立法の不平等 対象判例を事前に読む
13 13 租税法律主義の意義 対象判例を事前に読む
14 14 事例問題① 下敷きとなる判例を事前に読む
15 15 事例問題② 下敷きとなる判例を事前に読む

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