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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
裁判法Ⅰ/Trial Law Ⅰ
時間割コード
/Course Code
D270100001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科コースなし/College of Law Department of Law
曜限
/Day, Period
水/Wed 3
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
末崎 衛/Mamoru SUEZAKI
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
教室
/Classroom
5-309/5-309
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
末崎 衛/Mamoru SUEZAKI 法律学科/Department of Law
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
法学のうち、手続法といわれる分野について学ぶ機会となります。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
研究室:13号館514号室
e-mail:msuezakii★okiu.ac.jp(送信の際は★を@に変えてください。)
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
 この講義では、主に刑事裁判を対象とし、①刑事裁判や捜査に関する基本的な原則、②裁判に関わる法律家の役割、③裁判員制度の意義と問題点の3点を中心に講義を進めます。この3点について受講生が理解し説明できるようになることを直接の目的とします。
メッセージ
/Message
 裁判に関するニュースは日々流れていますが、これも私たちの暮らす社会の姿を現すものです。ぜひ積極的に学んでほしいと思います。裁判(司法制度)に関して興味を惹く出来事などがあった場合、予定を変更して取り上げることがあります。【実務経験】弁護士としての経験にも触れながら、刑事裁判の役割や重要性について説明したいと思います。
到達目標
/Attainment Targets
 刑事裁判に裁判員制度が導入されて以来、一般の人も裁判に関わる機会が増えています。自分が将来裁判員に選ばれ他人(被告人)を『裁く』立場になったときに、どんなことに注意して裁判員の職務を行うべきか」について、受講生各自が考え、理解し、さらに周りの人に説明できるようになってほしいと思います。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
【テキスト】基本的には講義レジュメ等を配布しますが、『裁判員制度ナビゲーション(2023年10月改訂版)』(裁判所の「裁判員制度」ウェブサイト掲載)を適宜用いる予定にしています。
【参考文献】市川正人・酒巻匡・山本和彦『現代の裁判(第8版)』(有斐閣アルマ)
 神谷説子ほか『世界の裁判員 14か国イラスト法廷ガイド』(日本評論社)
 その他、講義時に適宜紹介します。
学びの手立て
/Way of learning
 ①裁判や捜査(逮捕など)に関する報道に関心をもってください。また、刑事裁判を実際に傍聴することも勧めます。②毎回の講義の前に、テキスト等の指示された箇所を読んで来ること(読んでいることを前提に講義を進めます)。③ポケット六法等の学習用六法を毎回持参すること(事前にテキスト等を読む場合もまめに六法を引くこと)。④講義中の私語など講義を妨げる行為をした場合は、減点の理由とすることがあります。⑤その他、初回の講義で説明します。
評価
/Evaluation
 期末試験(80%)と平常点(20%)の合計で評価します。期末試験は、「授業のねらい」に記載した内容についての理解度を問います(形式は短答、正誤、論述問題の組合せを予定)。平常点は、用語の意味や制度の趣旨など基本的な知識について問う小テストまたは課題を基本に(1~2回程度予定)、講義への参加状況も加味して評価します。ただし、期末試験については、受講人数との関係で公正な方法(1列離しての着席等)での実施が難しい場合には、レポート等に変更することがありますので、予め了承しておいてください。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
【次のステージ】刑事訴訟法、刑事政策、現代社会と犯罪、刑法各論など
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス/刑事手続(捜査から刑事裁判・判決までの手続)の役割 内容の復習
2 2 「捜査」について レジュメ①の予習・復習①
3 3 「捜査」に対する規制①令状主義 レジュメ①の予習・復習②
4 4 「捜査」に対する規制②被疑者の権利 レジュメ①の予習・復習③
5 5 刑事裁判①公訴の提起・刑事裁判の流れ レジュメ②の予習・復習①
6 6 刑事裁判②刑事裁判の諸原則・被告人の権利 レジュメ②の予習・復習②
7 7 刑事裁判③刑事裁判と「証拠」 レジュメ②の予習・復習③
8 8 裁判傍聴のすすめ 配布する関係資料の読了
9 9 裁判所・裁判官①基本的な仕組み(三審制など) レジュメ③の予習・復習①
10 10 裁判所・裁判官②裁判官の資格・任用、裁判官の職権行使の独立 レジュメ③の予習・復習②
11 11 検察官・弁護士(弁護人) レジュメ③の予習・復習②
12 12 裁判員制度①裁判員制度の意義(国民の司法参加) レジュメ④の予習・復習①
13 13 裁判員制度②具体的内容(陪審制・三審制との違いなど) レジュメ④の予習・復習②
14 14 裁判員制度③制度の問題点 レジュメ④の予習・復習③
15 15 まとめ 講義範囲全体についての復習
16 16 期末試験 期末試験の準備

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