シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史学概論/Introduction to Historical Studies
時間割コード
/Course Code
I410120001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部社会文化学科コースなし/College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture
曜限
/Day, Period
火/Tue 2
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
藤波 潔/Kiyoshi FUJINAMI
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目必修/専門科目 専門科目必修
教室
/Classroom
3-202/3-202
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤波 潔/Kiyoshi FUJINAMI 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
専門分野における学問体系及び調査・研究技能の基本を理解する「基礎科目」
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
研究室(5434)、またはfujinami●okiu.ac.jp(●はアットマーク)
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講義では、歴史を学ぶ目的を確認した上で、人間が過去の出来事をどのように認識してきたのかについて考察します。また、歴史認識をめぐる摩擦という現代的課題について、その問題の所在を幾つかの事例に基づいて把握します。これらにより、歴史を学ぶことにおける人間と社会の関係を理解し、その前提に立って歴史を学ぶことの意義を考えられるようにすることを目的とします。
メッセージ
/Message
① この科目は、社会文化学科1年時を対象とした、学科専門の必修科目です。
② 「学問体系の基本を理解する」ことを目的とした「基礎科目」として位置づけられていますので、「学問としての歴史学」を学びます(日本史や世界史のような通史を学ぶのではありません)。
到達目標
/Attainment Targets
(1)特定の歴史理論について、その理論が登場した当時の時代や社会との関わりから説明することができる。
(2)現代社会の状況を踏まえつつ、「歴史問題」の実態を理解し、その問題の所在を自らの言葉で論理的に表現することができる。
(3)歴史認識の歴史に関わる人物や基本的な歴史理論を修得し、特定の歴史理論について論理的に説明できる。
(4)歴史認識に関係する資料を読解し、その結果を表現できる。
(5)時間外学習に主体的に取り組み、「学問としての歴史」を学ぼうとする姿勢を有することができる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
基本的には、講義レジュメを配布したうえで、担当者の講義と板書を中心として授業を進めます。毎回の講義の様子を録画して、そのデータをアップロードしますので、復習等で利用してください。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
特定のテキストは使用せず、レジュメを配付します。
主な参考文献は、下記の通りです。
①E.H.カー『歴史とは何か』(岩波書店、1962年)
②南塚信吾『世界史なんていらない?』(岩波書店、2007年)
③山本博文『歴史をつかむ技法』(新潮社、2013年)
④久保亨・瀬畑源『国家と機密』(集英社、2014年)
⑤小田中直樹『歴史学のトリセツ』(筑摩書房、2022年
学びの手立て
/Way of learning
① 履修の心構え
 単に出席しただけでは、単位の修得につながりません。また、出席自体は評価の対象ではありません。講義をしっかりと聴き、重要な点はメモを作成した上で、ノートの作成に取り組んで、ワークシートを作成・提出するようにしてください。
② 学びを深めるために
 講義内容を振り返ることのできる、自分独自の「ノート作成術」を確立してください。ノートは、講義中に作成する「メモ」、講義資料、板書内容等に基づいて、講義の後に復習を兼ねて作成するものです。また、講義内容を振り返り、理解度を確認するためにワークシートを課します。ワークシートは評価の対象とします。
評価
/Evaluation
到達目標(1)の評価 :レポート(30%)  到達目標(2)の評価 :レポート型学期末試験(30%)
到達目標(3)(4)の評価:ワークシートの内容(25%)
到達目標(5)の評価   :ワークシートの提出(15%)
による総合評価とします。なお、それぞれの評価基準については、最初の講義の時に説明します。なお、出席が講義回数の3分の2に満たない者は、レポートと試験の評価の対象外です。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
社会文化学科専門科目の1年次対象の基礎教育科目は、他に5科目あります。これらの科目を履修して、それぞれの専門分野の学問体系の基礎を学んだ上で、2年次の領域演習や、3年次以降の演習Ⅰ・Ⅱを選択するようにしてください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 09/24 ガイダンス:講義に関するルールは何か? シラバス記載内容の理解
2 10/01 イントロダクション:なぜ、どのように歴史を学ぶのか? ワークシートの作成・提出
3 10/08 社会と歴史認識の関係①(ギリシア・ローマ①) ワークシートの作成・提出
4 10/22 社会と歴史認識の関係②(ギリシア・ローマ②) ワークシートの作成・提出
5 10/29 社会と歴史認識の関係③(ヨーロッパ中世社会の特徴) ワークシートの作成・提出
6 11/05 社会と歴史認識の関係④(中世社会と普遍史の成立) ワークシートの作成・提出
7 11/12 社会と歴史認識の関係⑤(ルネサンス的歴史認識) ワークシートの作成・提出
8 11/19 社会と歴史認識の関係⑥(啓蒙主義の時代と進歩史観) ワークシートの作成・提出
9 11/26 社会と歴史認識の関係⑦(19世紀ヨーロッパ世界とロマン主義) ワークシートの作成・提出
10 12/03 社会と歴史認識の関係⑧(ランケと近代歴史学の成立) ワークシートの作成・提出
11 12/10 社会と歴史認識の関係⑨(唯物史観とアナール派) ワークシートの作成・提出
12 12/17 現代の「歴史問題」①(独仏間の事例) ワークシートの作成・提出
13 01/07 現代の「歴史問題」②(日韓間の事例①) ワークシートの作成・提出
14 01/14 現代の「歴史問題」③(日韓間の事例②) ワークシートの作成・提出
15 01/21 現代の「歴史問題」④(問題の所在と克服へ向けて) ワークシートの作成・提出
16 レポート型学期末試験 レポート試験の準備

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