基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	沖縄文化入門／Introduction to Okinawan Culture
時間割コード ／Course Code	I410180001
ナンバリングコード ／Numbering Code
開講所属 ／Course Offered by	総合文化学部社会文化学科コースなし／College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture
曜限 ／Day, Period	水／Wed　2
開講区分 ／semester offered	前期／First Semester
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	1,2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	阿利　よし乃
科目区分 ／Course Group	専門科目　専門科目必修／専門科目 専門科目必修
教室 ／Classroom	3-303／3-303
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
石垣　直／Naoki ISHIGAKI	社会文化学科／Department of Society and Regional Culture
阿利　よし乃	社会文化学科／Department of Society and Regional Culture

※ポリシーとの関連性 ／*Relevance to Policy	社会文化学科の導入科目にあたる。以降の学びに向け、基礎となる知識を幅広く身につけることが目的である。
授業に関する問い合わせ ／Inquiries about classes	①講義終了後に教室で ②E-mail：y.ari@okiu.ac.jp（阿利） ③E-mail:nishigaki@okiu.ac.jp（石垣）
学びの準備 ／Prepare to learn	ねらい ／Goal 　本講義の主眼は、沖縄の民俗文化に関する基礎的な理解を深めることにあります。具体的には、地理・歴史、生業、衣・食・住、村落、家族・親族、誕生・成長儀礼、婚姻、祖先祭祀、祭り・年中行事などの諸トピックを取り上げます。 メッセージ ／Message 　沖縄文化に関する基本的な知識を身につけるための科目です。講義の前半（第1回～第8回）では民俗学的視点、後半（第9回～15回）では文化人類学的視点から沖縄の文化について考えていきます。それぞれの視点から沖縄の文化を捉えてみましょう。 到達目標 ／Attainment Targets 　琉球弧の島々で歴史的に作り上げられてきた文化の概要を理解し、空間的（周辺地域との交流）・時間的（文化の歴史的変化）広がりの中で「沖縄文化」を捉える。
学びの実践 ／Learning Practices	授業計画 ／Class Plan 01．ガイダンス 【前半】～民俗学の視点から～ 02．琉球、沖縄：その地理的拡がりと歴史区分、言語の多様性 03．農耕と食生活 04．海と共に暮らす 05．ムラの景観と家の造り 06．琉装：衣装の移り変わり 07．やちむん、三線、民具 08．沖縄の祭り 【後半】～文化人類学の視点から～ 09．琉球弧の地理と歴史：文化人類学の視点 10．親族関係の基盤と「門中」制度の確立・広がり 11．祖先祭祀と葬墓制：祖先／子孫」関係の繋ぎ方 12．女性の霊的優位：オナリ神信仰と女性の霊的職能者 13．年中行事：琉球弧の人々の宗教・世界観 14．誕生・成長・結婚・長寿：人はいかに「成長」するのか 15．まとめ――「沖縄文化」の歴史・現在と文化人類学的視点 16．期末テスト テキスト・参考文献・資料など ／Textbooks, references, materials, etc. テキストの指定はありません。 毎回の授業でレジュメあるいは資料を配布します。 参考文献については、授業の中で適宜紹介します。 学びの手立て ／Way of learning 　図書館で文献を読んだり、県内の諸文化関連施設などを実際に訪問することで、マスコミ報道などで取り上げられる「沖縄文化」の情報を掘り下げて学んでみましょう。 評価 ／Evaluation 2名の担当者が50点満点で評価した結果を合計したものを最終成績とする。 なお、担当者ごとの評価方法と割合は下記の通りとする。 阿利：授業への参加姿勢（20％）、レポート（30％） 石垣：授業への参加姿勢（20％）、期末試験（30％）
学びの継続 ／Continuing to learn	次のステージ・関連科目 ／Next Stage and Related Courses 沖縄の文化だけでなく、歴史や言語、さらには周辺諸地域に対する理解を深めることが望ましい。次の諸科目の履修を勧めたい。e.g. 民俗学概論、文化人類学概論、南島民俗学史Ⅰ・Ⅱ、比較民俗学、アジア文化概論、ア ジア社会文化論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、etc.

No.	回（日時） ／Time (date and time)	授業計画 ／Class Plan	時間外学習の内容 ／Content of Overtime Learning	備考 ／Notes
1	1	ガイダンス	配布資料の精読、課題に取り組む
2	2	琉球、沖縄－その地理的拡がりと歴史区分、言語の多様性	配布資料の精読、ノート整理
3	3	農耕と食生活	配布資料の精読、ノート整理
4	4	海と共に暮らす	配布資料の精読、ノート整理
5	5	ムラの景観と家の造り	配布資料の精読、ノート整理
6	6	琉服－衣裳の移り変わり	配布資料の精読、ノート整理
7	7	やちむん、三線、民具	配布資料の精読、ノート整理、レポート作成
8	8	沖縄の祭り	ノート整理、レポート作成
9	9	琉球弧の地理と歴史	沖縄の地理・歴史を調べる
10	10	親族と人間関係――門中制度の成立と広がり	自家の親族関係を作図する
11	11	祖先祭祀――「祖先」と「子孫」との関係性	自家の祖先祭祀を調べる
12	12	年中行事――琉球弧の人々の宗教・世界観	地域の年中行事を調べる
13	13	女性の霊的優位――オナリ信仰	オナリ神信仰について調べる
14	14	誕生・成長・結婚・長寿儀礼	親族の成長儀礼を調べる
15	15	まとめ――「沖縄文化」の歴史・現在と文化人類学的視点	講義内容の全体を復習する
16	16	（予備日）