シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
アジア史/Asian History
時間割コード
/Course Code
I440980001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部社会文化学科コースなし/College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture
曜限
/Day, Period
土/Sat 2
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
前田 勇樹(非常勤)/Yuki MAEDA
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択必修/専門科目 専門科目選択必修
教室
/Classroom
5-314/5-314
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
前田 勇樹(非常勤)/Yuki MAEDA 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
19世紀以降のアジアの歴史を通して歴史事象の関連性を考え、現代社会に繋げて歴史を考える視点を養う。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
講義終了後に教室で受け付けます。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講義では主にアヘン戦争以降、近代への大きな転換期を迎える19世紀以降の東アジアの歴史や文化を通して、世界的な大きな流れを掴み、その中で地域社会にどのような変化が生じたのか受講者と共に考えていきます。アヘン戦争や欧米列強の進出、日本帝国の誕生、伝染病などいくつかのトピックを通して東アジア社会の変化を捉え、最終的には現代社会の問題に繋げて考えることが目標です。
メッセージ
/Message
高校までの「歴史=暗記」とは異なり、本講義では歴史事象を通して「考える」ことを受講者に求めます。なので、本講義では受講者に歴史事象や年号の「暗記」を課すことは一切ありません。一つ一つの出来事にはどのような意味があり、どのような繋がりがあるのか、担当教員も含めて受講者全員で考えていきましょう。
到達目標
/Attainment Targets
19世紀末から始まる東アジアの近代化について学ぶことで、単純な一国史(例えば日本史や中国史など)を超えた広い視野で歴史を捉える能力の獲得を目指します。何がどのように影響し合って歴史が動いてきたのか、欧米列強+日本の植民地侵出や近代化と戦後への影響を学んでいきます。その一方で、この大きな歴史の流れが地域社会にどのような影響を与えたのか、琉球(沖縄)や台湾・朝鮮の事例を中心に地域の視点から学びます。マクロとミクロ双方の視点を関連させて歴史を考える事は、今後皆さんが各自の研究を進める上でも重要な能力と言えます。また、今私たちが生きている近代国家は、アジアでは本講義で扱う19世紀末から形成されていきます。本講義を通して、自分が生きている現在を考える視点を養うことができるでしょう。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
講義は配布資料とパワーポイントを中心に行い、資料は毎回担当教員から授業連絡システムを使って配布します。
参考文献:前田勇樹、古波藏契、秋山道宏『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク、2021年)、岩崎育夫『アジアの国家史』(岩波現代全書、2014年)、吉澤誠一郎監修『論点・東洋史学』(ミネルヴァ書房、2022年)、宮城弘樹他編『大学で学ぶ沖縄の歴史』(吉川弘文館、2023年)など。
学びの手立て
/Way of learning
講義は基本的に配布資料やパワーポイントを用いた座学形式で行います。各講義はYouTube上にアーカイブで残しますので、復習に活用してください。授業内容で重要だと思った内容に関しては適宜メモをとり、不明な点や疑問的についてはそのままにせず、リアクションペーパーに書くか、担当教員に直接質問してください。授業の内容を聞いて特に興味深いと思ったことについて、受講者自ら文献や論文を探して読んでおくことを推奨します。また、出席の確認も兼ねて受講者に意見や考えを聞くことがあります。
評価
/Evaluation
中間考査30%(穴埋め問題と論述問題)、期末考査40%(穴埋め問題と授業内容に関する論述問題)、平常点30%(毎回の授業態度と授業後のリアクションペーパーの内容)  無断欠席5回以上は不可とします。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
このアジア史の講義を通して歴史をみる時に重要なマクロ(アジア)とミクロ(各地域社会の変化)両方の視点が身に付くと思います。これは歴史研究のみに限らず、現代社会が抱える多くの問題を考える上でも重要な能力と言えます。受講者各自の今後の研究や日々の実践の中で生かしてもらいたいです。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス  シラバスの熟読
2 2 「アジア」とは何か? 配布資料を使った予習・復習
3 3 アジア史とは① 配布資料を使った予習・復習
4 4 アジア史とは② 配布資料を使った予習・復習
5 5 琉球版人生ゲーム「聖人上」からみた儒教 配布資料を使った予習・復習
6 6 琉球版人生ゲーム「聖人上」からみる近世琉球社会 配布資料を使った予習・復習
7 7 東アジアから見たアヘン戦争 配布資料を使った予習・復習
8 8 ペリーが琉球にやってきた時代 配布資料を使った予習・復習
9 9 中間テスト 2~8の授業資料の見直し
10 10 感染症と東アジア① ペスト・梅毒・豚疫 配布資料を使った予習・復習
11 11 感染症と東アジア② コレラ・天然痘 配布資料を使った予習・復習
12 12 沖縄の近現代史 配布資料を使った予習・復習
13 13 台湾の近現代史 配布資料を使った予習・復習
14 14 朝鮮の近現代史 配布資料を使った予習・復習
15 15 まとめ 配布資料を使った予習・復習
16 16 期末テスト 10以降を中心に全配布資料の熟読

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