シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
沖縄近現代史Ⅱ/Modern and Current History of Okinawa Ⅱ
時間割コード
/Course Code
I470190001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部社会文化学科コースなし/College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture
曜限
/Day, Period
土/Sat 1
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
川島 淳(非常勤)/Jun Kawashima
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
教室
/Classroom
13-302/13-302
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
川島 淳(非常勤)/Jun Kawashima 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
南島地域に関する基本的な知識の習得、沖縄近現代史に関係する学問体系・個別テーマの基本的理解
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
①授業後に質問するか、②メール(ptt1215@okiu.ac.jp)で連絡する。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講義では、沖縄近現代史Ⅰで学んだ通史的理解の復習と応用を兼ねて、沖縄近現代史にまつわる公文書・私文書・個人文書・家文書をはじめ、証言、口碑伝承、民俗資料、写真、映像、モノ、用具、景観、遺跡・遺構・遺物など、基本的な史資料の特性を中心に解説する。その際に、史資料に関する先行研究を紹介するとともに、史資料群の特性を明確にしながら歴史像を構築する方法について習得する。
メッセージ
/Message
①現在を生きる受講生は、多様なアイデンティティに触れる機会になるかもしれません。このような社会の多様性を理解しつつ、沖縄近現代史における出来事・事件・事象の特質と、その痕跡となる史資料の特性などについて学ぶことで、文字資料・非文字資料を問わず、史資料の精査・分析を通して、情報分析力を高めつつ、社会貢献にあたっての自分自身の主義・主張・人生観を形成する一助にしてほしい。
②私は、これまで博物館や公文書館、自治体史編纂事務局などにおいて、史資料の収集・目録編成・公開・展示や、民俗調査などに携わってきた。こうした経験から、沖縄近現代史に関する多種多様な史資料(文書資料・民俗資料・考古資料・証言資料など)の特質について紹介する。
到達目標
/Attainment Targets
①沖縄近現代史に関する歴史認識を深めるために多種多様な史資料に向き合い、その特性に関する基礎的知識を習得する。その際に、固定観念や偏見にとらわれずに、多種多様な史資料を精査・分析し、それらを関連づけて歴史像などを構築できるようにする。
②沖縄近現代史は、現代社会を生きる我々にとっても無縁な「歴史」では決してない。現在の沖縄社会の形成過程についての理解を深めつつ、未来の理想像を思い描きながら、現実的な社会生活において、自らが習得した知識を知恵に昇華できるようにする。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
【テキスト】沖縄近現代史に関する主要テーマと、それに関する史資料に関する配付プリント
【参考文献】講義において、その都度、テーマ・事件に関する参考文献と史資料を紹介する。
学びの手立て
/Way of learning
①「履修の心構え」
・自主性が必要である。講義の要点をまとめた小テストあるいは小レポートを課すこともある。
・私語は厳禁である。欠席の場合には事前に「欠席届」を提出する。
・やむをえざる事情により遅刻・退出・欠席の理由を連絡する。
②「学びを深めるために」
・講義で使用した配布資料と、参考文献や参考資料に目を通して自らの問題意識を深める。
・史資料の特性について理解を深め、情報の分析力と歴史的思考の習得を図る。
評価
/Evaluation
到達目標との関連で以下のように判定する。
①沖縄近現代史に関する基礎的知識の習得:期末試験ないしは期末レポート60%
②沖縄近現代史に関する理解力・思考力などの度合い:レポート30%
③授業内容の理解度:平常点・小テストないしは小レポート10%
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
(1)関連科目:琉球・沖縄史を専攻する学生は「沖縄近現代史Ⅰ」・「沖縄前近代史Ⅰ・Ⅱ」・「古文書講読」など。沖縄近現代史の理解を深めるには「沖縄平和学」・「南島社会学」・「平和運動史」など。
(2)次のステージ:日常生活のなかに潜む多様な権力構造・差別構造を意識し、問題解決や社会貢献の方法と理想像を描きつづけてほしい。また学習成果を3年次以降の演習や卒業論文、社会的活動に反映させてほしい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 イントロダクション_本授業のねらいと全体像の説明 シラバスを事前に読んでくること
2 2 沖縄近現代史と史資料学①_歴史学などにおける史資料、史資料学と沖縄関係資料保存機関・自治体史・字誌 第01週に配布のプリントを参照
3 3 沖縄近現代史と史資料学②_史資料学とアーカイブズ学など 第02週に配布のプリントを参照
4 4 琉球併合と明治期沖縄県政①_明治政府の政策過程における公文書と家文書・個人文書 第03週に配布のプリントを参照
5 5 琉球併合と明治期沖縄県政②_首里王府の政策過程における家文書と刊本資料 第04週に配布のプリントを参照
6 6 琉球併合と明治期沖縄県政③_「旧慣」制度改革における家文書・個人文書 第05週に配布のプリントを参照
7 7 近代日本の植民地と沖縄_人口移動に関する新聞資料と証言資料 第06週に配布のプリントを参照
8 8 山原(やんばる)の近現代史と祭祀の歴史的変遷_文書資料・モノ資料・口碑伝承資料・映像資料 第07週に配布のプリントを参照
9 9 戦時体制下の沖縄_図像資料・証言資料・文書資料・映像資料 第08週に配布のプリントを参照
10 10 沖縄戦_図像資料・証言資料・文書資料・映像資料・遺跡・遺構・遺物 第09週に配布のプリントを参照
11 11 沖縄近現代女性史_新聞資料と証言資料 第10週に配布のプリントを参照
12 12 沖縄現代史①_政策過程をめぐる公文書・団体文書・個人文書・口述資料・美術資料 第11週に配布のプリントを参照
13 13 沖縄現代史②_米軍基地をめぐる文書資料・写真資料・音声資料 第12週に配布のプリントを参照
14 14 沖縄現代史③_沖縄・日本・アメリカの関係に関する公文書・個人文書・回顧録など 第13週に配布のプリントを参照
15 15 沖縄近現代史の史資料論のまとめ 第14週に配布のプリントを参照
16 16 期末テストないしは期末レポート プリントを基に半期間の総復習

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