シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
平和・社会学特殊講義Ⅰ/Special Recture on Peace Studies and Sociology Ⅰ
時間割コード
/Course Code
I470290001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部社会文化学科コースなし/College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture
曜限
/Day, Period
他/Oth.
開講区分
/semester offered
集中/Intensive
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
熊本 博之(非常勤)/Hiroyuki KUMAMOTO
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
教室
/Classroom
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
熊本 博之(非常勤)/Hiroyuki KUMAMOTO 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
専門分野における個別テーマについて深く学ぶための発展科目
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
基本的には講義時間内に教室で対応します。メールでの問い合わせは以下のアドレスへ。
kuma[a]soci.meisei-u.ac.jp
※[a]を@に変えてください
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
「沖縄にとって米軍基地とは何か」を大きなテーマとします。特に若い世代が米軍基地や軍事、安全保障についてどのように考えているのか、意識調査の結果、論文や新聞記事などを用いながら、みなさんといっしょに考えていきます。
メッセージ
/Message
「沖縄問題=米軍基地問題」と見られることに反感を持っている学生は多いと思います。米軍基地問題ばかり取り上げるメディアや、基地反対ばかり訴える人たちに対する反発もあるでしょう。でも、反感や反発に引っ張られすぎて、そもそも沖縄にとって米軍基地とは何なのか、自分で考える機会が失われてしまっているということもあるのではないでしょうか。
この講義を通して、みなさんが改めて米軍基地について、そして沖縄のこれからについて考える契機を提供したいと思っています。
到達目標
/Attainment Targets
米軍基地が沖縄につくられた歴史や意味について理解し、県内世論の動向、本土や諸外国における米軍基地の状況についても知った上で、沖縄にとって、さらには自分自身にとって米軍基地とは何か、考えることができるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
授業は講義、ディスカッション、グループ発表で構成されています。沖縄に米軍基地が集中した理由、普天間基地移設問題の経緯と辺野古の住民たちの応答、米軍基地を受け入れている本土の自治体や諸外国の状況などについて講義し、それを元にディスカッションを行い、最後は「沖縄(あるいは私たち)にとって米軍基地とは何か」を大テーマとした発表をグループで行ってもらいます。なおグループ発表の準備時間は授業内にも設けます。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
特定のテキストは指定しない。参考文献は以下のとおり。
熊本博之『交差する辺野古-問いなおされる自治』(勁草書房、2021年)
熊本博之『辺野古入門』(ちくま新書、2022年)
山本章子・宮城裕也『日米地位協定の現場を行く-「基地のある街」の現実』(2022年、岩波新書)
川名晋史編『基地問題の国際比較-「沖縄」の相対化』(2021年、明石書店)
古波藏契『ポスト島ぐるみの沖縄戦後史』(2023年、有志舎)
学びの手立て
/Way of learning
『沖縄タイムス』『琉球新報』のどちらでもいいので日常的に目を通しておいてください。見出しだけでも構いません。「記事が偏っている」という偏見を取り払って、沖縄の新聞社が日々、沖縄の何を報道しているのかに注目して読んでみること。
評価
/Evaluation
グループ発表70%、レポート30%
なおレポートは授業全体を通して抱いた意見について書いてもらいます。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
3年次の演習Ⅰ・実習および4年次の演習Ⅱ・卒業論文において、本講義から得た知識を活かすことが期待されます。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス(講義の目的、成績評価方法についての説明、学生の自己紹介とグループ分け) 配布した資料を精読する
2 2 沖縄に米軍基地が建設された経緯 配布した資料を精読する ミニディスカッションを組み込むこともある
3 3 普天間基地移設問題の経緯 配布した資料を精読する ミニディスカッションを組み込むこともある
4 4 普天間基地移設問題と辺野古住民の応答 配布した資料を精読する ミニディスカッションを組み込むこともある
5 5 本土の他県における米軍基地と日米地位協定 配布した資料を精読する ミニディスカッションを組み込むこともある
6 6 諸外国における米軍基地-グリーンランドを中心に 配布した資料を精読する ミニディスカッションを組み込むこともある
7 7 米軍基地をめぐる県内世論(1) 県民意識調査の結果から 配布した資料を精読する ミニディスカッションを組み込むこともある
8 8 米軍基地をめぐる県内世論(2) 沖縄の「若者」への視線 配布した資料を精読する ミニディスカッションを組み込むこともある
9 9 ディスカッション(1) 私にとっての米軍基地 ディスカッション内容を振り返る
10 10 ディスカッション(2) 沖縄にとっての米軍基地 ディスカッション内容を振り返る
11 11 グループ発表の準備(1) 方向性を定める グループ発表のための資料を収集する
12 12 グループ発表の準備(2) プレゼン資料を作成する グループ発表のための資料を収集する
13 13 グループ発表 グループ発表の内容を振り返る
14 14 グループ発表に基づいたディスカッション ディスカッションの内容を振り返る
15 15 まとめ 講義内容、ディスカッション、グループ発表を通して得られた知識を再確認する

科目一覧へ戻る