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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
文化人類学Ⅱ/Cultural Anthropology Ⅱ
時間割コード
/Course Code
0140240002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
共通科目社会生活科目群/General Education Course
曜限
/Day, Period
水/Wed 1
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
粟国 恭子(非常勤)
科目区分
/Course Group
その他 その他 共通科目/その他 その他 共通科目
教室
/Classroom
3-407/3-407
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
粟国 恭子(非常勤) 経済学科/Department of Economics
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
共通科目…世界の様々な民族文化(異文化)に触れ、人間の多様さ豊かさ学ぶ社会文化関連科目
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業内容の質問などは授業終了後に教室で受け付けます。または学内mail
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
文化人類学(民族学)は世界の民族社会・文化(異文化)を比較研究する学問である。様々な地域・環境で生きる人々の民族文化から多様な「人間の在り方」を考えてみる。自身とは異なる「文化」(慣習や生活スタイル、社会の仕組み、考え方)を知ることで、自身の文化のあり様を知る。
メッセージ
/Message
この講義は、前期に開講される「文化人類学Ⅰ」を受講していない学生でも登録可能です。初心者に必要な「文化人類学とはどのような学問か」入門概論(前期と重複内容1~4週)も行います。前期から継続受講学生と共に安心して受講してください
到達目標
/Attainment Targets
19世紀の中頃に誕生した「人間を在り方を問う」学問・文化人類学(民族学)の方法論、視点、民族社会・文化を対象にした研究の流れなど(1週から4週)で基本的な学問の特徴を確認し、どのような理論が展開されたのか、現代の民族問題について確認する。宗教研究における必要な用語を確認し、民族社会、現代社会との関りを、多彩な研究の切り口を確認する。現代の文化人類学が取り組む課題「映像・記録」「観光」「開発」と少数民族社会・文化変化)を通して文化人類学の役割を確認する。
 それぞれの民俗文化・社会は独自性を持ちながらも孤立するものでもない。多民族の文化と沖縄・日本に暮らす自身の文化とどのように繋がっているのかを理解する。また、少数派(マイノリティー)への捉え方が相対的に理解することが出来る。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
特定教科書はなし。講義用のレジュメ・資料は各自配布する。基本対面授業であるが、対面授業不可の状況下ではポータル授業連絡にレジュメ添付する。
<参考文献>①綾部恒雄編『文化人類学群像 日本篇外国篇』(アカデミア出版、1988年から)②波平恵美子編『文化人類学』(医学書院、1993)③綾部恒雄編『よくわかる文化人類学』(ミネルヴァ書房、2006年)④山下普司ほか編『文化人類学キーワード』(有斐閣、1997)⑤大田好信『トランスポジションの思想』(世界思想社、1998年)⑥その他『文化人類学事典』など
学びの手立て
/Way of learning
①「履修の心得え」として、以下を注意してください。
・出欠確認を毎回行う。対面授業を基本としているが、出席はポータル授業連絡返信メッセージで行う。やむを得ず遅刻・欠席する場合は、連絡すること。
・授業での疑問・質問は積極的にしてください。
②「学びを深めるために」 世界の多様な民族文化・歴史の文献・ビジュアル資料及び展示会やドキュメンタリー番組や、映画などに関心を持ち読書・観覧・鑑賞する機会を積極的に増やしてほしいです。例えば周りにいる留学生などとも交流を通しての互いの文化を語るのもいい機会です。
評価
/Evaluation
「評価方法・割合」期末試験(ポータル授業連絡及びシステム利用)60%、講義感想質問レポート40% 「評価基準」期末試験においては、世界の民族文化関係の情報理解だけではなく、講義を通して紹介したテーマに関連した文化について、どのような認識を持ち、また問題意識を持つようになったのか、自身の異文化観が深まったのかの思考のまとまりを論ずる過程を評価する。よって授業内容要約・暗記と共に自身のどのように思考を深めたのかについて評価する。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
関連科目 多様な民族社会の文化の中から女性(ジェンダ―)の文化と関りを取り上げる科目「女性と文化」や「民俗学」、環境・異文化をテーマにした科目をとることで、より多様な人間社会の理解が深まる。
(2)次のステージ 異なる民族文化を有する人々に関心を持ち交流して(旅もおすすめです)、多様な価値観を理解することで自身の文化特徴や課題を深めてほしい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 文化人類学とはどのような学問か 「文化」概念・方法論・相対的な視野 文献②・③・④・⑤を確認
2 2 人種と国家と民族 文化人類学の向き合う社会「民族(文化)」について 同上
3 3 現代の<民族>問題 文献③・④を確認
4 4 文化人類学学説史  約170年間で生まれた理論のその変化 文献①・②・③・④・⑤を確認
5 5 文化人類学と文化表象  民族博物館の資料と展示 植民地主義と異文化研究 文献②・④を確認
6 6 宗教人類学① 「宗教」概念、アニミズム、 文献②・③・④を確認
7 7 宗教人類学②社会変動と宗教活動、民族宗教と社会(「カルト」概念変化、宗教の政治利用)  同上
8 8 宗教人類学③ 文化象徴と他界観 空飛ぶものと心意 象徴人類学・ギャーツを調べる
9 9 感性の人類学? 色彩と心意 (東アジア・琉球) 色彩と文化について考える
10 10 感性の人類学?  「映像人類学」文化を記録する際のテーマ性(少数民族、暮らし)  民族文化の映像作品を調べる
11 11 宗教人類学⑥ レヴィストロースのクリスマス分析構造分析 米国と異文化社会、文化政策 文献①・④を確認
12 12 観光人類学①  「伝統」の概念、「伝統の創造」 バリ・沖縄  文献③・④を確認
13 13 観光人類学② 「文化は誰のものか」中国チベット社会と観光化の波 同上
14 14 開発人類学① 開発(環境)問題と先住民社会の変化 ブラジル・カヤポ 同上
15 15 開発人類学② 開発(環境)問題と先住(少数)民族 ブラジル・イゾラド 同上、ブラジルについて調べる
16 16 テスト [課題(テスト)の準備」

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