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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/07/23 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
社会学概論Ⅰ/Introduction to Sociology Ⅰ
時間割コード
/Course Code
I110020001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部人間福祉学科社会福祉専攻昼間主コース/College of Global and Regional Culture Department of Human Welfare
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
桃原 一彦/Kazuhiko TOUBARU
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択必修/専門科目 専門科目選択必修
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
桃原 一彦/Kazuhiko TOUBARU 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
 複雑な現代社会を解読するための理論と方法、および社会福祉学を補強する学問領域として社会学のアウトラインを学ぶ。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
Teams上でのチャット、あるいはメール等で受け付けます。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
 「社会学」は、自己が生きる日常とそれを取り巻く社会(他者)との関係を、科学的な視点で解明する学問である。「わたしはこの世の中でどう生き/どう生かされているのか」、また、自己と他者との間にどのよう権力関係が作用しているのかという問いを、「行為」と「構造」という視点から考えるための知識や方法を身につける学問である。
メッセージ
/Message
「社会学は難しい」「でも社会学は面白い」という言葉をよく聞きます。そんな不思議な学問ですが、複雑怪奇な現代社会を上手く乗りこなす武器になると思います。※この講義はTeamsというアプリを使用します。Teamsへの参加方法は、第1回目の講義(4月7日)までにポータルの授業連絡でお知らせします。
到達目標
/Attainment Targets
社会的な「行為」、社会の「構造」とは何かを理解する。また、その「行為」と「構造」における権力関係を理解すること。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストの指定はとくにないが、参考文献・資料などを適宜紹介していく。
学びの手立て
/Way of learning
リアクション・ペーパーは平常点の重要なポイントとなるので、面倒くさがらずに書き込むこと。大学は「学士力」(ジェネリック・スキル)を養うところ。その重要なポイントは「リサーチ・リテラシー」(高度かつ適切な情報収集と処理能力)となる。よって、課題に取り組む際はインターネットの情報に頼りすぎないこと。インターネット情報を分析せずに、鵜呑みにして使用した場合は、減点の対象となる。
評価
/Evaluation
平常点(リアクション・ペーパーへの書き込み内容など)が20点、「中間ミニ課題」が30点、期末レポート課題の内容評価が50点という構成で総合し評価する。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
関連科目:社会学概論Ⅱ
次のステージ:社会学概論Ⅰで身につけた社会学の基本的な視点を用いて、具体的な社会現象を解読する。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 社会学概論Ⅰへの招待 ~基本概念としての「行為」と「構造」 基本概念の具体例を考える
2 2 社会学の歴史 ~ジンメル、デュルケム、ヴェーバーを中心に 社会学的視点の具体例を考える
3 3 自我とアイデンティティの社会学① ~欲望の社会理論 「欲望の模倣」の具体例を考える
4 4 自我とアイデンティティの社会学② ~フロイトの自我論とミードの主我/客我論 身近な社会的抑圧を考える
5 5 自我とアイデンティティの社会学③ ~社会学における「アイデンティティ」概念の系譜 「自分らしさ」とは何かを考える
6 6 行為と相互作用の基本概念① ~ヴェーバーからハーバーマスまで コミュニケーションの意味を考える
7 7 行為と相互作用の基本概念② ~ゴフマンの演技論 日常における演技の具体例を考える
8 8 行為と相互作用の基本概念③ ~公共性と親密性 無関心と「なれなれしさ」を考える
9 9 現代社会を考えるミニ課題について ~自我と演技に関する課題 前半のふりかえりと資料収集
10 10 行為と構造の密やかな関係① ~語彙(ボキャブラリー)と文化資本 「しゃべらされる」自己を考える
11 11 行為と構造の密やかな関係② ~記号とシンボルの社会的な意味 考えない気楽さとしての日常の探索
12 12 行為と構造の密やかな関係③ ~「脱構築」の視点 排除されるものを見る作法を考える
13 13 「権力」から読み解く現代社会① ~ヴェーバーの権力論 支配と権力の具体例を考える
14 14 「権力」から読み解く現代社会② ~フーコーの権力論 主体化=服従化の具体例を考える
15 15 社会学のまとめと期末課題について 講義プリントのふりかえり
16 16 予備日 期末課題の作成

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