シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/07/23 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
哲学的人間論/Philosophical Humanism
時間割コード
/Course Code
I540260001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部人間福祉学科社会福祉専攻昼間主コース/College of Global and Regional Culture Department of Human Welfare
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
大城 信哉(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択必修/専門科目 専門科目選択必修
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大城 信哉(非常勤) 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
人間についての専門職者となるための、人間についての広い視野と深みのある教養とが得られることを目指します。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
講義時間内が望ましいのですが、講義終了時にも教室にてお聞きします。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講座は福祉の専門職を志す人を対象に、福祉の対象である「人間」とはそもそも何なのかを考えてもらうことを目的とします。人間について考えるということは自然科学でも社会科学でもなされていて大きな成果を挙げていますが、本講座ではそれを哲学の立場からおこないます。哲学とは考えることを考える学問で抽象的になりがちですが、しかしむしろそれこそが、諸君が一から考える助けとなるでしょう。
メッセージ
/Message
人間福祉学科の専門科目です。人間について考えることは諸君の関心に即したものと思います。問題は「哲学的」というところです。科学のような事実に即した学問とはやや異なるアプローチをしますが、科学に敵対するのではありません。自然科学や社会科学に学びつつ、それとは別種の人間理解を目指します。ものごとを最初から考える心構えが諸君のなすべきさしあたりの準備になりましょう。
到達目標
/Attainment Targets
学びの準備:到達目標
・社会福祉の対象である「人間」について、多角的な見方ができるようになる。
・福祉の意味について、ヒトという生物の特性からも考えられるようになる。
・人間を相対化する議論についても、自分自身の考えを持てるようになる。
・人間同士、あるいは他人同士が触れ合うことの意味を、深く考えられるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
教科書は使用しません。資料はすべて教室にて配布します。直接教室で使用する以上の参考文献は必要に応じて教室で指示しますが、まずは図書館で各種事典類を引く習慣を身につけるように。なお、毎回感想を書いてもらう(いわゆるリアクションペイパー)ことを考えていますが(これについての詳細は講義第1回目に受講生諸君と話し合って決めることにします)、ここに受講者諸君の資料の理解も反映されることになります。
学びの手立て
/Way of learning
受講者の人数にもよりますが、こちらからも皆さんに質問して皆さんの考えを聞きたいと思っています。活発な議論となることを望みます。出席も含めて評価については厳正であるよう努めますが、教室での時間は皆さんと楽しく共有したいと願っています。そのためにも、講義には積極的に参加するようにと望みます。なお、欠席の場合、特に事前連絡は必要ありません。あとからの確認で十分です。
評価
/Evaluation
最終回にテストをし、同時に小レポートも提出してもらって、その両方によって評価します。配点はテスト85点、小レポート15点の予定です。平常点をどう評価するかは受講者の人数によります(大人数だと全員の様子を把握できないため)が、積極的に参加してほしいと思います。なお、受講者が出席することは最低限の条件ですので、出席それ自体を特別に評価することはありません。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
一般に物事について思想的背景を学ぶことはすぐに役立ちはしませんが、その物事を深く考えるためにはぜひとも必要ことです。人間や福祉について漠然とした興味をもっていた人が、この科目を学ぶことでその興味にしたがって自分自身で探求できるようになってもらえたら幸いです。そのような探求できるのであれば、あとは諸君ひとりびとりが自分の問題を見つけて進んでいけば良いのですから。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 開講にあたって受講者諸君との合意作り。  シラバスを読んでくるように。
2 2 ヒト、人間、など類似の諸語の意味を考える。 事典類にあたってみるように。
3 3 人間は何だと思われてきたか①:対自然で。 講義後の復習をするように。
4 4 人間は何だと思われてきたか②:対神で。 講義後の復習をするように。
5 5 生物としてのヒト①:サルとの異同 講義後の復習をするように。
6 6 生物としてのヒト②:環境とのかかわり。 講義後の復習をするように。
7 7 文化人類学の知見と哲学。 講義後の復習をするように。
8 8 哲学的人間学と人格。 講義後の復習をするように。
9 9 心の分析と言語:人は主体でいられるか。 受講者間の議論を勧めたい。
10 10 あらためて「人間」であることについて。 受講者間の議論を勧めたい。
11 11 社会的動物であること①:個と社会。 受講者間の議論を勧めたい。
12 12 社会的動物であること②:向き合う他者と。 受講者間の議論を勧めたい。
13 13 社会的動物であること③:個が個であること。 受講者間の議論を勧めたい。
14 14 「人間」という考えへの批判:どう答えるか。 受講者間の議論を勧めたい。
15 15 あらためて「人間」と福祉。 自分の理解を見直してみる。
16 16 期末考査。 自分の理解を確認する。

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