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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英米文学特論(英米専攻)/British and American Literature
時間割コード
/Course Code
W12M003001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域文化研究科英米言語文化専攻英米言語文化専攻/Graduate School of Regional Culture Department of British and American Language and Culture Department of British and American Language and Culture
曜限
/Day, Period
他/Oth.
開講区分
/semester offered
集中/Intensive
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
山本 伸(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門教育科目選択/専門教育科目 専門教育科目選択
教室
/Classroom
教室未定/Undecided
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山本 伸(非常勤) 英米言語文化専攻/Department of British and American Language and Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
異文化理解、多文化共生、グローバル化などといった専攻ポリシーへのベクトルを「カリブ文学」を通して多角的に養います。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
yamamoto-s@tokaigakuen-u.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
ブルガリアの記号学者のツヴェタン・トドロフは、16世紀のアステカ文明征服の代償としてスペイン(ヨーロッパ)人が失った「ある種のコミュニケーション」が近代社会を構築する上で深刻な失点だったと述べています。トドロフのいう「ある種のコミュニケーション」とは一体なにか。それが持つ重要な意味とは何か。カリブと沖縄の歴史や文化、社会を通して考えていきます。
メッセージ
/Message
「木を見て森を見ず」にはならないように、現代世界全体における日本、そして沖縄を考えるためのあくまでひとつの素材としてカリブ文学を利用します。カリブ文学を理解することによって沖縄を理解し、現代世界を理解するのが目的ですので、受講者の沖縄の視点は極めて重要です。毎回、沖縄を常に意識しながら講義を進めていきたいと思います。
到達目標
/Attainment Targets
本専攻のポリシーの三本柱は、1.実社会で通用する高度な英語力および日本語力を有し、自らの考えを発信する能力、2.異文化理解に基づく多文化共生を可能とし、グローバル化する国際社会に対応できる能力、3.他領域を横断した知識を備え、自らの専門分野で修得した学問や技術を社会に還元できる応用力であるので、まずは(1)自分の考えを十分に発信できたかどうか、次に(2)カリブという異文化を十分に理解できたかどうか、さらには(3)それらの発信力と理解を沖縄というローカリティおよび自己にいかに還元して行けるのか(可能性の探究)、を明確に確認する。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキスト:山本伸著『カリブ文学研究入門』(世界思想社)/配布プリント
学びの手立て
/Way of learning
原書購読とありますが、ダンティカの英語はとても平易ですので心配はいりません。さらに、翻訳も併用します
ので理解は深まるはずです。ポイントは、カリブ海という異文化における「多層的なコミュニケーション(=神
や死者との対話、死生観、人間とは? 生きるとは?)」を分析、理解しながら、沖縄に生きる今のこの自分と
いうものを探求することです。授業では深みのある議論をおこなえればと思っていますので、積極的に発言でき
るようにご準備願います。
評価
/Evaluation
授業中の発言の積極性25%、自己テーマ発表25%、試験50%
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
修士論文に向けての総論的視点(より広い視野での現代世界観、他者との関連性を通しての自己、現代社会と沖
縄、文化と社会、等々)を意識した研究姿勢へとつなげてほしいと思います。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス/授業説明/その他
2 2 カリブ海地域の歴史、社会、文化の概説①
3 3 カリブ海地域の歴史、社会、文化の概説② トドロフ理論を知る
4 4 トドロフ理論考察/カリブ文学におけるトドロフ理論的側面①
5 5 トドロフ理論考察/カリブ文学におけるトドロフ理論的側面② 多層的コミュニケーションについて
6 6 コミュニケーションの多層性について/熊野の山里/牛丼の「吉野家」①
7 7 コミュニケーションの多層性について/熊野の山里/牛丼の「吉野家」② ダンティカを原書で読む①
8 8 ダンティカ原書講読①-1
9 9 ダンティカ原書講読①-2 ダンティカを原書で読む②
10 10 ダンティカ原書講読②-1
11 11 ダンティカ原書講読②-2 ダンティカを原書で読む③
12 12 ダンティカ原書講読③
13 13 ダンティカ原書購読の講評/まとめ 講義関連の自己テーマの発表準備
14 14 課題の発表 & ディスカッション「見えないコミュニケーションの意味」①
15 15 課題の発表 & ディスカッション「見えないコミュニケーションの意味」②
16 16 まとめ & 試験

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