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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
社会科・公民科教育法/Method of Social Studies and Civics
時間割コード
/Course Code
R110174001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
資格科目資格科目(卒業要件内)/
曜限
/Day, Period
水/Wed 5
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
三村 和則/Kazunori MIMURA
科目区分
/Course Group
その他 その他 資格科目/その他 その他 資格科目
教室
/Classroom
3-302/3-302
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
三村 和則/Kazunori MIMURA 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
教育職員免許法に定める「教科及び教科の指導法に関する科目」の「各教科の指導法科目」の内、公民科の指導法に係る科目。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
5号館5階 5505室 mimura*okiu.ac.jp(*は半角@に変換します
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
わが国の中等社会科教育、特に公民科教育の歴史、目的及び内容の批判的検討ならびに教材研究と授業方法を学ぶことで、中等社会科教育、特に公民科教育の理論の修得をめざす。
メッセージ
/Message
後期の「社会科・公民科教育法演習」も同一教員(三村)・同一クラスで受講するので通年のゼミという理解で受講して下さい。演習に近い形式で行い、課題が毎回のようにあります。本来は公民科が好きで得意という学生が受講する科目です。しかしこの点が不十分な者がいますので、学期初めに公民科学力試験を実施します。合格するよう、準備をして臨んでください。
到達目標
/Attainment Targets
公民科3科目(現代社会は2022年度から「公共」、倫理、政治・経済)のカリキュラム構成、公民科をはじめとするわが国の中等社会科教育の歴史についての知識・理解、ならびに公民科の教材研究の方法及び学習指導案作成の方法についての知識・理解及び技能を身につける。日常的に学科の専門教育科目から教材研究のヒントを見つけようとする関心・意欲・態度を身につける。今日の公民科授業はどうあるべきかを批判的かつ創造的に思考・判断できるようになる。これらを通して後期の模擬授業に向けての知識・理解、技能、思考力・判断力・表現力、関心・意欲・態度を身につける。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキスト:
1.配付する資料集。
2.公共、倫理、政治・経済の教科書(一括して注文・購入します。)。
3.社会認識教育学会編『中学校社会科教育・高等学校公民科教育』学術図書出版社、 2020年。
主要参考文献:
1.加藤西郷他編著『社会・地歴・公民科教育論』高菅出版、2002年。
2.森分孝治他編著『社会科重要用語300の基礎知識』明治図書、2000年。
3.歴史教育者協議会編『歴史地理教育』(月刊誌)、歴史教育者協議会。
4.文部科学省『高等学校学習指導要領』2018年。
学びの手立て
/Way of learning
①履修の心構え:初回に公民科学力試験を行う。不合格者は受講を受け付けないので、注意すること(大学入学共通テストレベル。6割以上の成績が合格の目安)。「教育課程・教育方法」履修者が望ましい。延長となることがあるので、6校時は必ず空けておくこと。教育実習事前指導科目として位置づけるので、遅刻や無断欠席をしてはならない。
②学びを深めるために:「教育課程・教育方法」と関連しているので、その履修内容と関連づけると理解しやすい。「教科に関する専門的事項の科目」や学科の専門教育科目は公民科の親学問を構成し、教科内容の供給源となっているので、それらの科目に教材研究のヒントが多く隠されている。そのことを意識してそれらの科目を受講するとよい。
評価
/Evaluation
①割り当てられた課題発表を行うことと夏休みの課題(後期の模擬授業学習指導案の素案作成と教材研究レポート提出)提出に100%配分する。合格の場合、優とする。優でない場合、不可とする。
②原則として遅刻と無断欠席が一度もないことが、合格の条件。
③時間外の講演会・研究会等への参加報告書に10%分加算する(随時案内・指示する)。この加算の機会がない場合は優を秀とする
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
後期の「社会科・公民科教育法演習」と同一教員(三村)・同一クラスで受講し、4年次の教育実習の教壇実習に備える。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 公民科学力試験 公民科学力試験準備
2 2 ガイダンス/学級組織編成/説明的文章の要旨読みの練習 社説等の要旨読み
3 3 わが国の中等社会科の成立と展開/「公民」の意味について 公民概念変遷調べ、公民概念措定
4 4 高校社会科解体の問題性1 地理歴史科と公民科分離の問題点 地歴科と公民科重複関連部分探し
5 5 高校社会科解体の問題性2 社会科解体の対抗軸/「人間分子の関係、アミの目の法則」 社会科一体化方法、網目事例調べ
6 6 教科とその親学問/公民科学習指導要領/新設科目「公共」について 課題論文精読
7 7 「公共」「倫理」「政治・経済」のカリキュラム(教科書)の構成1 教科書学習指導要領専攻親学問対照
8 8 「公共」「倫理」「政治・経済」のカリキュラム・教科書の構成(2) 同上
9 9 「公共」「倫理」「政治・経済」のカリキュラム・教科書の構成(3)/教科書検定のしくみ
同上
10 10 模擬授業ビデオ視聴1/授業の一般的方法/授業改善視点表 視聴ビデオ指導案精読
11 11 模擬授業ビデオ視聴2/指導案への着目/指導案づくりの大まかな流れ/ICTの活用 同上
12 12 公民科授業づくりの工夫1 日常の世界から科学の世界、「ウソッ!」「ホント!」、絵・図・マンガ 教材づくり
13 13 公民科授業づくりの工夫2 実際にやる、社会認識の変革、音楽(歌)、ICTの活用 同上
14 14 公民科学習指導案づくりの方法1 /学力観の変遷と公民科指導目標の設定方法、学習評価方法 「教育課程・教育方法」講義の復習
15 15 公民科学習指導案づくりの方法2 「同じ指摘を受けるな」/講義のまとめと夏休みの課題について 学習指導案修正指導例精読試験準備
16 16 予備 「図書館ステップアップガイダンス」(資料検索方法)

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