シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
博物館教育論/Museum Education
時間割コード
/Course Code
I1A0290001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
資格科目資格科目(単位料あり)/
曜限
/Day, Period
土/Sat 6
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
前田 一舟(非常勤)
科目区分
/Course Group
その他 その他 資格科目/その他 その他 資格科目
教室
/Classroom
3-303/3-303
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
前田 一舟(非常勤) 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
博物館法に基づき、学芸員が利用者の思考とその行為の時間を提供し、国民の社会形成に必要な資質の理解を深める。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
ptt219@okiu.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講義では、なぜ、博物館に教育が必要なのかを県内外の事例より学ぶ。それらと同時に学芸員が利用者の為に果たす役割等を探り、学芸員の資質を養うことをねらいとする。
メッセージ
/Message
近年、学芸員には調査研究の姿勢や展示だけでなく、利用者の学びを促す仕組みも求められている。そこで、どのように利用者の思考とその行為の時間を提供するのかを実体験や先行研究等の事例より自主学習を通して学修していく。
到達目標
/Attainment Targets
 博物館は、教育基本法の改正に伴い生涯学習の理念等が盛り込まれ、その実現を図る為、現代社会のニーズに対応した教育活動の場が進められている。その為、博物館学芸員には調査研究に裏付けられた高度な専門性とその学習への活用が強く求められている。
 地域に根ざした博物館と学芸員の果たす役割は、地域とのリレーションシップづくりが不可欠であり、知的発見の場として、さらに学習の成果の活用という教育活動が重要視されなければならない。講義で取り扱う内容は、知的発見の場を支えていく調査研究をはじめ、その成果をもとに、どのような手法で学校教育と生涯学習等へ活用できるか、そして知の学びを通してどのように地域産業に結びつけられるかを博物館の現場より事例を取り上げていく。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
・講義で使用した資料は、講義のなかで紹介する。
・時間外の自主学習に役立つ参考文献として以下を推薦する。
 ①ジョージ.E.ハイン著、鷹野光行監訳、『博物館で学ぶ』、同成社、2010年。
 ②フォーク、ディーアキング共著、高橋純一訳、『博物館体験-学芸員のための視点-』、雄山閣、1996年。
 ③布谷和夫、『博物館の理念と運営-利用者主体の博物館学-』、雄山閣、2005年。
学びの手立て
/Way of learning
【学びの手立て】授業のなかで配布した資料や紹介した情報を復習し、次の自主学習へ取り組むよう心掛ける。また、授業では担当者による一方的な情報提供だけでなく、自主学習及び意見参加型の場を常に求める為、自発的な意見等も要する。
【履修の心構え】授業の進行によっては博物館に関する日本の最新報道や台風等による休講からトピックの順序を変えたり、一部変更することがある。授業を受講する上での最低限のマナー(携帯電話・遅刻・居眠り・退出・私語)は、心得ておくこと。そして、課題等の提出期限は厳守するものとし、締切日以降の提出は一切受け付けないので充分に留意すること。
評価
/Evaluation
・上記の到達目標を達成する為、授業のなかでその都度、講義感想や学習課題を求め、電子メール等で提出とする。その評価を以下のとおり設定する。
・講義感想提出(50%)、学習課題提出(40%)、平常点(質問や発言を適宜加点10%)より評価する。
・出席状況については、できる限り遅刻並びに無断欠席はしないこと。欠席する場合は事前に欠席届を済ませておくこと。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
・関連科目としては、「博物館経営論」「博物館展示論」「博物館情報・メディア論」等があげられる。
・次なるステージとしては受講終了後に独自で取り組みたい興味のあるテーマを設定し、その自主研究を通して地域の資源から学校教育及び生涯学習やミュージアム産業へ結びつくきっかけを育んでほしい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 シラバスの説明と博物館教育の体験談 自主学習①利用者を分析する
2 2 学生からみた博物館の印象とは? 自主学習②人はなぜ学ぶのか
3 3 なぜ、人は学びのスイッチが入る瞬間があるのか? 博物館法及びその関連法の把握
4 4 生涯学習社会における博物館の使命-教育と学びの姿勢- 自主学習③社会的課題を探る
5 5 博物館における社会的・環境的課題の役割とその教育活動 自主学習④学習指導要領の把握
6 6 学校と博物館の役割 自主学習⑤教育プログラムを探す
7 7 「みる・かんがえる・はなす・きく」を促す仕組み 自主学習⑥印象に残った展示は?
8 8 展示で学びをひきだす 自主学習⑦チラシ等の調査
9 9 チラシとポスターから始める学びの展開 自主学習⑧自分が好きな風景
10 10 風景をデザインする教育 自主学習⑨地域資源を分析する
11 11 遊びから学ぶ構想と企画の力-地域資源・教育資源・産業資源- 自主学習⑩教育プログラムを探す
12 12 博物館の内と外を生かす学習プログラム〔事例:ジャンク博士〕 自主学習⑪教育プログラムを探す
13 13 モノとヒトを生かす学習プログラム〔事例:船の模型づくり編〕 発表資料作成①
14 14 なぜ、学びのデザインが博物館に必要なのか? 発表資料作成②
15 15 利用者の思考とその行為の時間プログラム(1)〔発表:講評〕 発表資料作成③とその整理
16 16 利用者の思考とその行為の時間プログラム(2)〔発表・講評・まとめ〕 整理と新たな課題の発見

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