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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
特別活動の理論と方法/Theory and Method of Extra Curricular Activities
時間割コード
/Course Code
R110560001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
資格科目資格科目(単位料あり)/
曜限
/Day, Period
木/Thu 4
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
三村 和則/Kazunori MIMURA
科目区分
/Course Group
その他 その他 資格科目/その他 その他 資格科目
教室
/Classroom
5-314/5-314
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
三村 和則/Kazunori MIMURA 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
教育職員免許法の特別活動の指導法に係る科目。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
5号館5階 5505室
mimura*okiu.ac.jp(*は半角@に変換します)
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
学校における様々な構成の集団での活動を通し、課題の発見や解決を行い、よりよい集団や学校生活を目指して行われる諸活動の総体である特別活動の意義を理解し、人間関係形成・社会参画・自己実現の三つの視点等をもつとともに、学年の違いによる活動、教科等との往還的関連、地域住民や他校教職員と連携した組織的対応等、特別活動の特質を踏まえた指導に必要な知識や素養を身に付ける。
メッセージ
/Message
「班・核・討議づくり」とも言われる「学級集団づくり」の方法論について特に学びます。班活動の指導方法、リーダーシップとフォロアーシップの形成方法、話し合いによる合意形成の指導方法がその内容です。その前提として、今日の子どもの自立をめぐる問題状況の理解や子どもの否定的な言動の中に肯定を捉える子ども観を身につけておく必要があります。これらのことも深く学びます。
到達目標
/Attainment Targets
自立と依存の関係、自立をめぐる問題状況、共感的要求とその方法ならびに「学級集団づくり」の方法論(指導の見通しとしての3つの発展段階と指導の切り口としての3つの側面)について、その知識・理解を身につける。共感的要求の出発点となる否定的な言動の中に肯定を見つけることや、学級行事や学校行事の原案を作ることができる技能を身につける。これらの知識・理解や技能により、子どもに対して受容的な態度で接し、豊かな人間的交流を行い、子どもの抱える課題を理解できるようになり、子どもとの間に信頼関係を築き、学級集団を把握して子どもを民主的な権利主体・自治主体に高める学級活動・ホームルーム活動を行うことへの関心・意欲・態度と自信を身につける。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキスト:①配付するレジュメ集。②配付する資料集。
主要参考文献:①全国生活指導研究協議会(全生研)常任委員会編『新版 学級集団づくり入門 中学校』明治図書、1991年。②全生研編『生活指導』(隔月誌)高文研。③全国高校生活指導研究協議会(高生研)『高校生活指導』(季刊誌)青木書店。④文部科学省『中学校学習指導要領』2017年。⑤文部科学省『高等学校学習指導要領』2018年。残余については別途、指示する。
学びの手立て
/Way of learning
①「履修の心構え」:抽選となった場合、科目等履修生、4年生、3年生、2年生の順に登録を受け付ける。教職課程学生に相応しく遅刻・欠席がないよう努めること。
②「学びを深めるために」:学級担任の役割とは何か、朝の会・帰りの会・SHR、学級会・LHR、生徒会活動及び学校行事でどんなことをしたか、また教師となったとき何をすればよいのか、生徒に何を語り、生徒と何をしたいのかを考えながら受講するとよい。レジュメ集と資料集に一度、目を通して毎回の講義に臨むとよい。講義時間内だけでは到達目標を達成するには至らないため、指定された時間外学習は必ず行うこと。また、別途指示した参考文献で補ったり深めたりするとよい。
評価
/Evaluation
小レポートを3回程課し、出欠点検をしない場合、その3分の2以上の提出をもって期末試験受験資格とする。評価方法と配分は、期末試験70%、期末課題20%、小レポート10%とする。期末試験では「到達目標」に掲げた知識・理解及び関心・意欲・態度をなるべく網羅的に評価する。論述問題とする場合、各設問に関わる講義内容(専門用語や重要事項)の出現率に応じて配点する。期末課題は「学級集団づくり」の構造表の書写を予定している。時間外の講演会・研究会等への参加報告書に10%加算する(随時案内・指示する)。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
教育実習に行く年(3年次2月)の「特別活動演習」(集中講義)を受講する際、本講義と関連させると演習の理解が促進される。特別活動の内容には進路指導や教育相談を含むため、「進路指導・生徒指導」(旧課程「進路指導・生活指導」)と「教育相談の基礎と方法」(旧課程「学校カウンセリング」)と関係する。また、子どもの自立をめぐる問題状況については「教育心理学」と関係する。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス/学習指導要領と特別活動/学級びらきについて  中高学習指導要領特別活動の章精読
2 2 子どもの自立をめぐる問題状況1 自立の裏面としての問題行動 学級びらき実践の分析☆
3 3 子どもの自立をめぐる問題状況2 子どもらしくない子どもの増加 資料集pp.2-7精読
4 4 子どもの自立をめぐる問題状況3 校内暴力・いじめ 資料集pp.10-15精読
5 5 子どもの自立をめぐる問題状況4 不登校、体罰 不登校生徒数調、資料集pp.16-18精読
6 6 共感的要求とその方法1 共感的要求とは何か 別冊読み物資料精読
7 7 共感的要求とその方法2 否定の中に肯定を捉える  否定の中の肯定発見☆
8 8 「問題児はクラスの宝」/学級における3つの集団類型 資料集pp.19-22,p.25精読
9 9 「学級集団づくり」の3つの段階と3つの側面 資料集p.26精読
10 10 「討議づくり」1 話し合いによる合意形成の指導方法 資料集pp.27-32精読
11 11 「討議づくり」2 自主管理の指導方法/「核づくり」1リーダーとフォローアの民主的関係づくり 学級行事原案づくり☆
12 12 「核づくり」2 リーダーシップの形成方法/学級(HR)行事原案づくりコンテスト 資料集pp.33-35精読
13 13 「核づくり」3 フォロアーシップの形成方法/「班づくり」1居場所と自治の基礎単位としての班 資料集pp.36-40精読
14 14 「班づくり」2 班編成の方法、班活動の種類と方法(係活動と当番活動) 資料集pp.41-42精読
15 15 「学級集団づくり」から全校集団づくりへ(生徒会・学校行事・地域との連携) 資料集pp.43-57精読
16 16 試験

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