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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
比較憲法Ⅰ/Comparative Constitution Ⅰ
時間割コード
/Course Code
D270040001
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科コースなし/College of Law Department of Law
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
青木 洋英/Hiroyoshi AOKI
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
青木 洋英/Hiroyoshi AOKI 法律学科/Department of Law
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
 憲法学に関する専門的知識を身につけ、法的思考に基づいて社会問題の解決について考えることができる
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
h.aoki@okiu.ac.jp
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
 日本国憲法の立脚する立憲主義や民主主義といった考え方は、西洋社会において市民革命期に成立したものであり、これをより深く理解するためには、他国の憲法の歴史や運用に目を向けていくことが必要です。この講義では、フランス、ドイツ、イギリスを中心に、近代立憲主義の成立と展開について学んでいき、日本国憲法を大きな文脈から捉えなおす視点を得ることを目指します。
メッセージ
/Message
 憲法Ⅰ、憲法Ⅱの授業では、日本国憲法の解釈について主に勉強してきましたが、この「比較憲法Ⅰ」の授業では、日本の憲法だけに関わらず、他国の憲法との比較を通じて、憲法や国家をめぐる理論一般を検討しようとする比較憲法学について扱います。日本だけでなく、外国の憲法や法律、社会状況に関心のある方はぜひ積極的に学んでみてください。
到達目標
/Attainment Targets
① 諸外国の憲法との比較のなかで日本の憲法や基本的人権についての理解を深める
② 国際社会における様々な問題を比較憲法学の視点から分析できるようになる
③ 多様な価値観を尊重し、他者と協力しながら社会の発展に寄与する能力を身につける
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
 テキスト指定は行わず、レジュメを配布します。予習・復習をしっかり行いたい場合は、図書館や古本などを通じて樋口陽一『比較憲法(全訂第3版)』(青林書院、1992年)を適宜参照することをおすすめしています。
学びの手立て
/Way of learning
受講中は、外国の憲法や国家制度、人権保障などについて報じている新聞、ニュースなどにもぜひ目配りしてみてください。また、些細なことでもわからないことがあれば、授業後の時間やメール、オフィスアワー等を通じてお気軽にご質問ください。講義のなかでも、Formsなどを用いてみなさんから意見や感想、質問を受け付けることができるよう準備する予定です。
評価
/Evaluation
 期末試験(100%)
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
 憲法の科目としては、憲法Ⅱ、比較憲法Ⅱなどがあります。行政法、法思想史、法哲学、法社会学、外国法などの関連科目を履修することでより理解を深めることができます。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス 予習: 近代市民革命① フランス革命
2 2 近代市民革命① フランス革命 予習: 近代市民革命② イギリスとドイツにおける展開
3 3 近代市民革命② イギリスとドイツにおける展開 予習: 近代立憲主義の確立期① イギリスにおける確立過程
4 4 近代立憲主義の確立期① イギリスにおける確立過程 予習: 近代立憲主義の確立期② フランスにおける確立過程
5 5 近代立憲主義の確立期② フランスにおける確立過程 予習: 近代立憲主義の現代的危機① ワイマール憲法とその崩壊
6 6 近代立憲主義の現代的危機① ワイマール憲法とその崩壊 予習: 近代立憲主義の現代的危機② 第四共和制憲法の成立
7 7 近代立憲主義の現代的危機② 第四共和制憲法の成立 予習: 現代憲法の特徴① フランス第五共和制憲法の成立と運用
8 8 現代憲法の特徴① フランス第五共和制憲法の成立と運用 予習: 現代憲法の特徴② ボン基本法の成立とその背景
9 9 現代憲法の特徴② ボン基本法の成立とその背景 予習: 現代憲法の特徴③ アメリカ合衆国憲法の成立と展開
10 10 現代憲法の特徴③ アメリカ合衆国憲法の成立と展開 予習: 現代憲法の特徴④ イギリスにおける国会主権の変容
11 11 現代憲法の特徴④ イギリスにおける国会主権の変容 予習: 近代立憲主義の現代的変容① 主権と憲法の役割
12 12 近代立憲主義の現代的変容① 主権と憲法の役割 予習: 近代立憲主義の現代的変容② 統治機構と人権内容における変化
13 13 近代立憲主義の現代的変容② 統治機構と人権内容における変化 予習: 社会主義憲法の展開
14 14 社会主義憲法の展開 全体の見直し
15 15 全体の復習 期末試験の対策
16 16 期末試験 期末試験の見直し

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