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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
公務研究Ⅱ/Studies on Public Administration Ⅱ
時間割コード
/Course Code
D370140001
開講所属
/Course Offered by
法学部地域行政学科コースなし/College of Law Department of Regional Administration
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
小渡 圭子(非常勤)/Keiko ODO
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
小渡 圭子(非常勤)/Keiko ODO 地域行政学科/Department of Regional Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
まず学部の授業で学んだ知識等を、試験にいかせる確実なものとするために整理・復習する。
未履修科目や、法学部以外の学生でこれから法律を学ぶ人は、法律を自習で学ぶ方法を習得する。
次にこれらをどのように行うのが効率的かを考察し、応用して、自分にあった総合的な学習計画を確立する。
そしてこれを着実に実践することで、現役・早期合格の実現を目標とします。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
E-mail(ptt546)または、授業終了後、教室にて受付けます。「いつか」調べよう、「いつか」聞こうと考えていても、その「いつか」は来ないことが多いものです。疑問はすぐに質問して解決しましょう!
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
ひとくちに公務員といっても試験(職種)によって合格するための具体的な対策は異なります。また準備期間も限られています。
そこで希望する試験に現役・早期合格するためには、まず公務員試験の現状等を知り、それに適合する内容で早くスタートをきることが不可欠です。
授業では法律科目を題材として過去の出題傾向をふまえながら、どのように進めていけばよいか、ポイントを指摘しながら解説します。
メッセージ
/Message
具体的には過去の出題内容を題材として解説しますので、学んだ知識は試験に出題されればそのまま使えます。
しかし学んでほしいことは個々の知識そのもの以上に、実践的な学習方法です。
ですから、法律科目の履修の有無や試験準備の達成度等は問いません。
むしろ、法律を履修していない人はどのように準備をすればよいかを学んでください。やみくもに過去問を解くだけでは十分な効果は期待できません。
つまり公務員が職業の選択肢にある人は、この授業を知識習得のみならず攻略方法を確立するために、履修しましょう。
到達目標
/Attainment Targets
まずそれぞれの法の趣旨、全体構造と基本概念等を解説します。
次に過去に出題された内容を参考に具体的な論点を考察します。
このように「全体から細部に」という方向で学習を進めることを習得することで、未履修科目を自習する際にも、大きく方向性を誤るリスクを軽減することができるようになります。
そして個々の論点が実際にどのような問題として出題されたかを過去問などで具体的に考察します。その際には、正解するためにはどのような知識が必要で、その習得のためにはどのような準備が必要か等を考えます。
これにより過去問の実践的な使い方を身につけることができ、応用力を高めることができるようになります。
メソッドを理解して、自力で応用しながらすすめられるようになることが目標です。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
どの試験の専門科目にも出題される、憲法・行政法・民法を対象とします。
各科目1回目の時間に、過去問や参考書を読むだけでは理解しにくい全体構造を解説します。これは整理して理解するために非常に大切な内容です。
これを基礎として、頻出論点などにポイントをおきつつ解説していきます。
授業では過去問演習などに充分な時間はとれません。これについては学部での履修状況や受験計画がそれぞれ異なるので、授業の進行に応じて各自で行いましょう。疑問点などは必要に応じ個別に質問・相談してください。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
授業では適宜印刷物を配布します。
参考資料としては判例付きの六法を持参しましょう。
他の参考文献については授業中に適宜紹介しますので、各自参照しながら学習しましょう。
学びの手立て
/Way of learning
①「履修の心構え」 授業だけでは時間的に個別対応が難しい場合もあるので、授業の内容だけでなく関連する法律科目についての質問がある場合や、学習計画などについて相談したい場合には、小さなことでもためらわずに質問してください。
質問することは記憶の定着にとても役立ち、とても効率のよい方法です。
知識は記憶の定着ですが、記憶を定着させるためには机に座って覚えるだけではなく、いろいろな方法で、何回も復習することが王道です。
これが楽に実力をつける最良の方法の一つですので、実践してみましょう。

②「学びを深めるために」 法律科目を得点するには理解するだけでなく、六法などで判例等の知識を整理し(インプット)、実践力をつけるために過去問を解く(アウトプット)練習が必要です。
授業を通じ習得した知識整理の方法や過去問の使い方などを各自実践して、効果を検証してください。
評価
/Evaluation
平常点 (55%)まずはしっかりと授業に出席しましょう。
授業参加度、授業内容に対する取り組み、質問等を総合的に評価します。
うち10%はレポートの評価とします。レポートは、学習している内容が現実の出来事とどのように関連付けられるかを考えることで、問題点の理解度を深め、学習意欲が高まると理解することを目的としています。興味を持つことで、記憶も理解も格段に強く深くなるということを体験してください。

期末試験(45%)は5肢選択問題と記述式問題の筆記試験です。授業内容の理解度を確認します。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
授業では主要法律科目(憲法、行政法、民法)のみを解説します。それ以外の科目や授業で触れられなかった部分については、各自で準備して試験に臨むことになります。
しかし科目を習得していく方法は共通です。
学んだ学習方法で目標である公務員試験合格を勝ち取り、更には他の資格試験や昇進試験など今後の人生でスキルアップをしたいときにも、役立てていきましょう!
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス 公務員試験の現状とその対策等について 試験制度の概略を知り、受験計画などを立てる
2 2 憲法Ⅰ(憲法とは 日本国憲法の全体構造) (2週目~6週目について)
3 3 憲法Ⅱ 憲法の全体構造と出題傾向を知る
4 4 憲法Ⅲ 憲法を履修した人は復習する
5 5 憲法Ⅳ 過去問を解き疑問があれば質問する
6 6 憲法Ⅴ
7 7 行政法Ⅰ (全体構造 基本概念) (7週目~12週目について)
8 8 行政法Ⅱ 行政法の全体構造と出題傾向を知る
9 9 行政法Ⅲ 行政法を履修した人は復習する
10 10 行政法Ⅳ 過去問を解き疑問があれば質問する
11 11 行政法Ⅴ
12 12 行政法Ⅵ
13 13 民法Ⅰ(全体構造 基本概念) (13週目~15週目について)民法の全体構造と出題傾向を知る
14 14 民法Ⅱ 民法総則 他 履修した人は復習する
15 15 民法Ⅲ 過去問を解き疑問があれば質問する
16 16 試験

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