基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	島嶼経済論Ⅱ／Theory of Islands Economy Ⅱ
時間割コード ／Course Code	E370700001
開講所属 ／Course Offered by	経済学部地域環境政策学科コースなし／College of Economics and Environmental Policy Department of Regional Economics and Environmental Policy
開講区分 ／semester offered	後期／Second Semester
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	3,4
主担当教員 ／Main Instructor	前泊　博盛／Hiromori MAEDOMARI
科目区分 ／Course Group	専門科目　専門科目選択／専門科目 専門科目選択
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
前泊　博盛／Hiromori MAEDOMARI	地域環境政策学科／Department of Regional Economics and Environmental Policy

※ポリシーとの関連性 ／*Relevance to Policy	地域経済・沖縄経済に関する基本情報の収集、分析、解析手法を島嶼経済学を通して学びます。
授業に関する問い合わせ ／Inquiries about classes	講義終了後に教室で受け付けます。随時メール（hmaedomari@okiu.ac.jp)　研究室（5号館4階４０５研究室）でも質疑応答に応じます。事前にメールでアポイントメントをとってください。
学びの準備 ／Prepare to learn	ねらい ／Goal 沖縄経済に関する基本データの収集、分析、解析を行います。沖縄県が発行する『離島関係資料』など基本情報を入手し、島嶼県沖縄経済が抱えている諸課題について事前に整理しておくと、講義・学習の理解が一層深まります。 メッセージ ／Message 160の島々を抱える島嶼県・沖縄。有人離島が年々減少する理由は何か。受講者の希望者には大学バスで伊江島など島嶼のフィールドワークも実施します。みんなで統計にはない実態経済を島で調査しましょう。 到達目標 ／Attainment Targets １：経済を学ぶ上で必要な基本データの入手方法を習得します。 ２：基本データの分析・解析手法を習得します。 ３：課題の抽出方法を習得します。 ４：課題解決法を調査・研究する力を習得します。 ５：調査・分析した結果を論文としてまとめる力を身に着けます。
学びの実践 ／Learning Practices	授業計画 ／Class Plan 島嶼経済論Ⅱは、ハワイ、シンガポール、フィリピン、台湾、太平洋島嶼地域の経済特性を分析します。農業、工業、観光、交易（貿易）など島の大きさ、人口規模、地政学、地経学、政治体制などの比較検討を通して、島嶼地域の多様性を分析します。参考文献、テキストは講義ごとにコピーを配布します。適時、小テストで理解度を確認します。 テキスト・参考文献・資料など ／Textbooks, references, materials, etc. ①嘉数啓著『島嶼学』（古今書院）『島嶼学への誘い』（岩波書店）『島嶼学からみた沖縄振興の半世紀』（オンライン） ②松島泰勝「沖縄・島嶼経済史」 ③日本離島センター『日本の島ガイド　SHIMADASU　シマダス』（日本離島センター、2019） ④杉谷滋編著『シンガポール　清廉な政府・巧妙な政策』（御茶ノ水書房、1999） 学びの手立て ／Way of learning 島とは何か。島嶼経済の特徴について、テキスト、基本文献、論文、報告書を読み解きながら、県内、国内、国際の視点で検証。体系的に整理します。 評価 ／Evaluation 講義では、前期、後期ともフィールドワークを行っています。座学とフィールドワークの中身をもとに総合的に評価します。評価は平常点（リアクションペーパー）60％、中間リポート20％、期末試験20％.
学びの継続 ／Continuing to learn	次のステージ・関連科目 ／Next Stage and Related Courses 島嶼経済論Ⅰ、Ⅱを通年で受講するのが基本です。前期は沖縄、後期は国内、国際的な視点から島嶼経済の分析力を培います。

No.	回（日時） ／Time (date and time)	授業計画 ／Class Plan	時間外学習の内容 ／Content of Overtime Learning	備考 ／Notes
1	1	島嶼経済論Ⅱの概要（ガイタンス）島嶼学の総括とケーススタディの概要	テキスト　嘉数啓著『島嶼学からみた沖縄振興の半世紀』PDF配信（履修生は無料）
2	2	離島振興計画の分析①	島嶼経済の「優等生」分析
3	3	離島振興計画の分析②	島嶼国家の振興政策を学ぶ
4	4	海外島嶼地域研究①「ハワイ」第1章＝３K経済の共通点と相違点（ハワイ経済と沖縄との比較検討）	沖縄とハワイの比較研究
5	5	海外島嶼地域研究①「ハワイ」第2章＝群島の魅力と可能性	ハワイの発展戦略に学ぶ
6	6	海外島嶼地域研究②「シンガポール」第1章「開発独裁か技術立国か」	沖縄本島の半分で、4倍の人口を抱え、日本の倍の所得を手にする島嶼国の分析
7	7	海外島嶼地域研究②「シンガポール」第２章「工業・産業政策と財政政策」	20代の若者たちは、なぜマレーシアから独立し、島嶼国を作り、成功したのか
8	8	海外島嶼地域研究３「台湾」ハイテクは地域を救う）	台湾経済の概況と強味
9	9	海外島嶼地域研究４「フィリピン」（植民地から独立経済へ）	島嶼群を抱えた「ASEANの病人＝フィリピン」の経済復興政策を分析
10	10	海外島嶼地域研究５「太平洋島嶼諸国」人口5万人の小国家群と沖縄の比較研究	小国の魅力に学ぶ島嶼振興策
11	11	※フィールドワーク①伊江島）	現地調査項目の整理
12	12	※フィールドワーク②調査結果発表（伊江島経済の課題と展望）	調査結果のパワーポイント作成
13	13	島嶼経済論ⅠⅡの総括①　島嶼経済の現状と課題（狭い、遠い、不便、過疎の克服策）	島嶼データの整理と振興策の提案
14	14	島嶼経済論ⅠⅡの総括②　島嶼経済の産業振興政策（観光、農林水産畜産業の振興策）	島嶼データの整理と振興策の提案
15	15	島嶼経済論ⅠⅡの総括③　島嶼経済の未来像（住みたくなる島とは？）	島嶼地域の発展可能性を整理する
16	16	期末テスト（リポート）	島嶼経済学の課題と展望を整理