シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際関係論(文 社・総 社)/International Relations
時間割コード
/Course Code
I170560001
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部社会文化学科コースなし/College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
河村 雅美(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
河村 雅美(非常勤) 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
歴史的、比較文化的観点を持ち、沖縄をその中で理解する能力を持つ人材を育成する。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業に関する問い合わせは、講師のptt503[アットマーク]okiu.ac.jpにメールすること。
あるいは、授業で提出してもらうGoogle Formの質問欄などに書く.
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
現代史の中でも触れる機会の少ない「東南アジア」と私たちの関係を、主に戦後の歴史的なトピックをとおして、沖縄のことをからめながら学ぶことをねらいとします。

「アジア・太平洋戦争」から、日本、東南アジア、沖縄はどのような歴史をたどったのか、またどのような関係であったのかを考える歴史の知識や視点を身につけることを目指します。

また、近年ニュースにでてくる「グローバルサウス」や「BRICKS」等と、東南アジア諸国の関係等、現在の国際関係を考える時事的な知識を得ることも目標とします。
 
メッセージ
/Message
2025年は戦後80年の年です。沖縄では、「沖縄戦80年」がクローズアップされますが、それだけではなく、現代史の中での戦後80年の沖縄を理解するために「アジア・太平洋戦争」を始めとした様々な歴史的イベントを理解する必要があると思います。その一つの視点として、東南アジアとの戦後の関係を授業のテーマとします。

そのような観点から、みなさんの現在の国際関係理解、沖縄の現代史の中での理解のためにも、この授業を進めていきたいと思います。

東南アジア社会や文化の理解のために、映画や動画なども用いながら授業をすすめていきます。

ディスカッションなどもしながら、楽しく学んでいければと思います。




映画等も
到達目標
/Attainment Targets
・基本的なアジアの現代史の知識を身につける。
・沖縄、日本、アジアの戦後の関係史の知識を身につける。
・比較の視点、同時代史的な視点を身につける。
・他地域について知るツールを知る。
・現代の国際関係を学ぶ基礎的な知識を得る。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
講義は「『東南アジア』とは」「アジア・太平洋戦争の歴史・記憶の共有」「『開発の時代』と『高度成長』」「ベトナム戦争の記憶」の4セッションを中心に行う予定です。沖縄の問題にひきつけて講義していきます。
 まず、「東南アジア」という地域の概念がどのようにつくられていったのかを、歴史的な経緯をたどってみます。これまで何気なくみていた「地図」「地名」についても考えてみたいと思います。
その中で、東南アジア社会を知るための映画など(マレーシア映画『タレンタイム』等を予定)も鑑賞していきます。

 次に、「アジア・太平洋戦争」の歴史認識・記憶について、日本の戦争責任や戦後処理問題をとおして考えていきます。

 「『開発の時代』と『高度成長』」では、同時代でありながら、東南アジアでは「開発の時代」と呼ばれる時代と、日本の「高度成長」と呼ばれる時代のそれぞれの地域の歴史認識などを対比させ、考える機会を持ちます。

 「ベトナム戦争の記憶」ではベトナム戦争をめぐる米国、ベトナム、日本、韓国の記憶の問題について知る機会(平和の碑とベトナム戦争碑等)を提供したいと思います。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
・教科書は使いません。
・概説書やトピックに関係する参考文献はその都度紹介します。
・授業ではパワーポイントを用いて説明をしていきます。
事前にオンラインで共有するので、各自、スマホ、タブレット、PC等で参照しながら受講してください(印刷での共有は原則なし)。
・映画等、関連動画の紹介もします。
・授業資料のアーカイブや事前学習・事後学習のための授業サイトを用意します。 
学びの手立て
/Way of learning
※安全な環境での講義、受講を確保するために感染対策については講師の推奨・指示に従ってください。
①履修の心構え:広い視野を持とう、という知的好奇心を持ち、授業に臨んでもらいたいです。
②学びを深めるために:
・事前学習・事後学習の授業サイトで紹介した資料や参考図書などを読むこと。
・新聞等のニュースで時事問題を積極的に追うこと。
・グループディスカッションで意見を聞いたり、話したりする機会を活用すること。
・課題などは、授業中に好例を紹介、全体的な講評の時間を設けます。
評価
/Evaluation
平常点(リアクションペーパーや中間課題の提出)50点、期末のレポート50点で評価します。
具合の悪い時に無理な出席をしないようにしてください。
出席状況はリアクションペーパー等の平常点の提出状況で把握しますが、これらから出席状況が2/3以下であると判断される場合は単位を取得できません。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
東南アジア以外の地域を学ぶ科目、国際関係、平和関係の学びを継続してもらいたいと思います。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 オリェンテーション 
東南アジアとは
シラバス・授業の流れを理解する
課題のワークをする。
2 2 東南アジアと地図・地名 課題のワーク。
3 3 東南アジア社会を理解するための映画鑑賞

課題のワーク。
4 4 映画の背景の解説 これまでのセッションに関するリアクションペーパー執筆。
5 5 「アジア・太平洋戦争」① 関連資料を読む。
6 6 「アジア・太平洋戦争」② 関連資料を読む。
7 7 「アジア・太平洋戦争」③ セッションに関するリアクションペーパー執筆
8 8 冷戦と開発の時代と「高度成長」① 関連資料を読む。
9 9 冷戦と開発の時代と「高度成長」② 関連資料を読む。
10 10 冷戦と開発の時代と「高度成長」③ 関連動画等の視聴。
11 11 冷戦と開発の時代と「高度成長」④ セッションに関するリアクションペーパー執筆
12 12 ベトナム戦争① 関連資料を読む
13 13 ベトナム戦争② 関連資料を読む。
14 14 ベトナム戦争③ベトナム戦争と沖縄 セッションに関するリアクションペーパー執筆
15 15 ベトナム戦争④ ベトナムと韓国 レポート準備

科目一覧へ戻る