シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/04/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
琉中交流史/History of Interchange between Ryukyu and China
時間割コード
/Course Code
I440370001
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部社会文化学科コースなし/College of Global and Regional Culture Department of Society and Regional Culture
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
本村 育恵(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
本村 育恵(非常勤) 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
専門分野における個別テーマについて深く学ぶ発展科目に当たる。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業終了後に直接教室で受け付けます。またはptt1424@okiu.ac.jpへメールしてください。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
琉球は東アジアに所在する国家の一つとして、中国と何世紀にもわたる国際関係を築いていました。本講義では、基本的に時系列に沿って両国の関係史を学んでいきますが、政治的な関係性のみにフォーカスするのではなく、文化史方面へも視野を広げながら、当時の国際関係のあり方を考えていきます。
メッセージ
/Message
近代以前の国家間関係を見るときには、現代の我々が普通だと思っている「国」や「国際政治」のイメージに縛られすぎないようにしましょう。違いに気づくことが学習の楽しみにつながります。
到達目標
/Attainment Targets
・14世紀から19世紀にかけての琉球・中国間の交流の流れを理解できるようになる。
・琉球国が東アジアの国家の一つとして、周辺諸国から様々な影響を受けながら相互に関係性を築いていたことを理解できるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
【テキスト】
教科書は使用しません。毎回レジュメを配布します。
【参考文献】
浜下武志『沖縄入門―アジアをつなぐ海域構想』筑摩書房、2000年(ちくま新書;249)
高良倉吉『琉球王国』岩波書店、1993年(岩波新書;261)
豊見山和行編『琉球・沖縄の世界』吉川弘文館、2003年(日本の時代史;18)
真栄平房昭『琉球海域史論』(上)(下)、榕樹書林、2020年
比嘉政夫『沖縄からアジアが見える』吉川弘文館、2021年
窪徳忠『中国文化と南島』第一書房、1981年
学びの手立て
/Way of learning
・講義でとりあげられたテーマのなかで関心を持ったものについて、何冊か読んでみましょう。
・博物館の展示を見に行ったり、琉球史に関する講演会やシンポジウムなどに足を運んでみましょう。
評価
/Evaluation
試験(80%)と授業参加度(20%)によって総合的に評価します。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
「沖縄前近代史Ⅰ・Ⅱ」「アジア史」の受講を希望します。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1:4/10 イントロダクション、琉中交流史を始める前に シラバスの到達目標を理解する
2 2:4/17 琉中交流史の研究の歴史―空白の40年間― レジュメの参考文献にあたる
3 3:4/24 琉球の国家形成と明朝の朝貢システム レジュメの参考文献にあたる
4 4:5/8 琉球の中継貿易①―東南アジア産品と中国商品― レジュメの参考文献にあたる
5 5:5/15 琉球の中継貿易②―16世紀の海域アジア世界― レジュメの参考文献にあたる
6 6:5/22 明清関係の危機―朝鮮出兵と琉球侵攻の影響― レジュメの参考文献にあたる
7 7:5/29 明清交替と琉球―南明政権・清朝・抗清復明運動― レジュメの参考文献にあたる
8 8:6/5 講義の折り返し地点で 到達目標を確認する
9 9:6/12 近世の琉球王権と冊封―幕藩体制のなかの「異国」― レジュメの参考文献にあたる
10 10:6/19 清代の北京と琉球使節―皇帝と大ハーン― レジュメの参考文献にあたる
11 11:6/26 琉清関係の危機―開港と太平天国運動の影響― レジュメの参考文献にあたる
12 12:7/3 日清修好条規の締結と批准―「琉球藩王」冊封と前後して― レジュメの参考文献にあたる
13 13:7/10 琉中関係の分断―東アジア国際秩序再編の一環として― レジュメの参考文献にあたる
14 14:7/17 琉中交流史をまとめる前に 到達目標を再確認する
15 15:7/24 まとめ 1週から14週までの内容を再確認する
16 16:7/31 試験 到達目標を意識して期末課題の準備をする

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