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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/27 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
医療福祉論/Health and Medical Social Work
時間割コード
/Course Code
I370050001
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部人間福祉学科社会福祉専攻昼間主コース/College of Global and Regional Culture Department of Human Welfare
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
樋口 美智子(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
樋口 美智子(非常勤) 人間福祉学科/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
超高齢社会を迎えた日本で期待される、生活モデルを重視した医療機関や地域でのソーシャルワークに必要な知識・技術を学びます。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業の最後に受け付けます。
問い合わせは教員のE-mailへしてください。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
「ソーシャルワークの価値・倫理」「医療福祉の概念」や「医療における尊厳と権利」を基盤として、保健医療分野におけるソーシャルワークの機能と役割を理解し、基本的な知識・技術を獲得します。また、地域包括ケアシステムにおける多職種協働について、ミクロ・メゾ・マクロの視点から理解します。
メッセージ
/Message
毎回、医療機関でのソーシャルワーク実践を紹介しています。他科目で学習した理論や技術・制度等が、どのように実践の中で活かされているかを学ぶことができます。特に医療ソーシャルワーカーを志望する学生は、実務的にその業務を理解することができます。「保健医療と福祉」の既得が望ましいですが、内容を復習しながら進めますので、未履修者も歓迎します。
到達目標
/Attainment Targets
①ソーシャルワークの価値・倫理に基づいて、病気や障がいを抱えながら生活する人々を理解し、説明できる。
②保健医療分野におけるソーシャルワーク実践の過程を、事例を通じて説明できる。
③相談援助に必要な基本的な知識・技術について説明できる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
*テキスト:『改訂保健医療ソーシャルワーク実践1・2・3』、日本社会福祉士会・日本医療社会事業協会編、中央法規、『病院におけるソーシャルワークの理論と実践-基礎から学ぶ』、富樫八郎著、川島書店
*参考文献:『支援者が成長するための50の原則-あなたの心と力を築く物語-』、川島隆彦著、中央法規、『相談支援のための福祉・医療制度活用ハンドブック』、日本医療社会福祉協会編、新日本法規
学びの手立て
/Way of learning
①履修の心構え:やむを得ず遅刻・欠席をする場合は、次回までの時間外学習内容や課題提出日等を確認し、欠席届けを次回までに提出すること。受講時は、質問・ディスカッション・グループワークでの協働等、積極的・協調的な参加を評価します。
②学びを深めるために:保健医療分野におけるソーシャルワークに関する図書は、制度・政策論的内容と知識・技術論的内容に大別されます。各々をバランスよく学習すると良いでしょう。制度やサービス等については、その根拠法をその都度確認する習慣を身につけましょう。
評価
/Evaluation
・評価は、毎回の出席レポート20%、課題レポート50%、期末試験30%
・期末試験が実施できなかった場合は、期末課題レポートによって評価する。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
(1)関連科目:「保健医療と福祉」
(2)次のステージ:基本的な保健医療分野におけるソーシャルワークを学んだ後に、救急医療・小児医療・在宅医療・緩和医療等のテーマを見つけて専門性を深める学習を継続していきましょう。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1   9月30日 医療ソーシャルワーカーの働き 医療ソーシャルワーカー協会について
2 2  10月14日 医療における社会保障政策の動向
保健医療と福祉の諸課題
医療法・医療基本法案について
3 3  10月21日 「保健医療福祉」とは
保健医療ソーシャルワークの成立経過と今後の課題
医療法・医療基本法案について
4 4  10月28日 「患者の権利」 医療倫理、パターナリズム、リスボン・ヘルシンキ宣言について
5 5  11月 4日 医療ソーシャルワークの価値と倫理
医療ソーシャルワーカー倫理綱領
医療倫理、パターナリズム、リスボン・ヘルシンキ宣言について
6 6  11月11日 保健医療分野におけるソーシャルワーカーの業務と役割 医療ソーシャルワーカー業務指針について
7 7  11月18日 生活機能障害とソーシャルワーク 社会的処方白書について
8 8  12月 2日 医療における「家族」の理解 医学、心理学等の知識について
9 9  12月 9日 医療ソーシャルワーカーの連携とチーム医療
診療報酬とソーシャルワーク
意思決定支援について
10 10 12月16日 保健医療分野におけるソーシャルワークの歴史 社会福祉の歴史について
11 11 12月23日 保健医療分野におけるソーシャルワーク~ソーシャルワークのプロセス、生活支援とは~ ソーシャルワークのプロセスについて
12 12  1月 6日 保健医療分野におけるコミュニケーション~アセスメント・面接技術~ ソーシャルワークのアセスメントについて
13 13  1月13日 ソーシャルワークにおけるスーパービジョンの機能
ソーシャルワークの記録
スーパービジョンについて
14 14  1月20日 医療ソーシャルワーク実践事例検討の方法 事例分析・事例検討・事例研究について
15 15  1月27日 地域包括ケアシステムにおける医療ソーシャルワーカーの役割
保健医療サービスの今後の動向とソーシャルワークの課題
地域包括ケアシステムについて
MSWが地域に出る意義について
16 16  2月 3日 まとめと振り返り 保健医療福祉の課題について

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