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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
沖縄の基地問題B/Problems of the Military Base in Okinawa B
時間割コード
/Course Code
01G0430001
開講所属
/Course Offered by
共通科目沖縄科目群/General Education Course
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
河村 雅美(非常勤)
科目区分
/Course Group
その他 その他 共通科目/その他 その他 共通科目
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
河村 雅美(非常勤) 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
自らの生きる沖縄の地域を深く理解し、自ら主体的に課題を発見し、問題解決を提案できる人材を育成する授業を目指します。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業に関する問い合わせは、講師のptt503[アットマーク]okiu.ac.jpにメールすること。
授業で提出してもらうGoogle Formの質問欄などに書くこと。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
「沖縄の米軍基地」は沖縄では当たり前の存在としてとらえられがちです。
この授業は、その存在を様々な角度から見直していく視点をみなさんに持ってもらうことをねらいとします。

国際的な視点や、沖縄の歴史との関連で基地問題を考えられるようになります。

また、後半は基地環境問題、特に基地環境汚染(現在、問題になっているPFASの問題等)についての知識を身につけます。

同時に環境問題に関する基本的な考え方を学べる機会を持ちます。


メッセージ
/Message
【実務経験】講師は、調査NGO、The Informed-Public Projectの代表を務めています。講師の調査結果はメディアでスクープとして多く報道されてきました。
この問題の最前線を知ることができる授業となると思います。

また、身近な問題を引き付けながら基地のことを考えていく機会も持ちます。
ライカムとかバークレーとかハンビーとかショッピングゾーンの名前と基地との関係は?など。

また、時事問題の解説も交えながら進めていきますので、自分たちの基地をめぐる環境がどのようなものか改めて学び、考える機会にできると思います。

映画や動画なども用いて理解を助けるようにしますので、臆せず受講してください。
到達目標
/Attainment Targets
・基地問題を考えるための基本的知識を得る。
・沖縄の基地問題について自ら学ぶ材料や資料についての知識を得る。
・基地環境問題についての基本的な知識を得る。
・基地に関する問題を発掘し、自らの考えを述べることができる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
 まず「米軍基地は何か」という部分から導入します。米軍基地は沖縄だけにあるものではなく、基地を置いている国がどれだけあるのかという概観をみてみます。
(映画「誰も知らない基地のこと」などを視聴予定)

 次に、沖縄の米軍基地の形成について話していきます。米軍基地がどのように形成されていったのかについて話します。基地の形成の過程、普天間基地はなぜ今のような位置づけになっているのか(「返還合意」がされている基地)の歴史的経緯について話します。

 後半は米軍基地と環境問題について話していきます。環境問題とは何か、基地と環境問題をめぐる法制度(日米地位協定等)などについて説明し、講師の調査結果も用いながら、具体的な事例を解説していきます。返還跡地の汚染問題や、現在問題になっているPFAS問題などについて、講義をしていきます。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
・教科書は使いません。
・概説書やトピックに関係する参考文献はその都度紹介します。
・授業ではパワーポイントを用いて説明をしていきます。
事前にオンラインで共有するので、各自、スマホ、タブレット、PC等で参照しながら受講してください(印刷での共有は原則なし)。
・映画等、関連動画の紹介もします。
・授業資料のアーカイブや事前学習・事後学習のための授業サイトを用意します。 

学びの手立て
/Way of learning
※安全な環境での講義、受講を確保するために感染対策については講師の推奨・指示に従ってください。
①履修の心構え:広い視野を持とう、という知的好奇心を持ち、授業に臨んでもらいたいです。
②学びを深めるために:
・事前学習・事後学習の授業サイトで紹介した資料や参考図書などを読むこと。
・新聞等のニュースで時事問題を積極的に追うこと。
・グループディスカッションで意見を聞いたり、話したりする機会を活用すること。
・課題などは、授業中に好例を紹介、全体的な講評の時間を設けます。
評価
/Evaluation
平常点(リアクションペーパーや中間課題の提出)50点、期末のレポート50点で評価します。
具合の悪い時に無理な出席をしないようにしてください。
出席状況はリアクションペーパー等の平常点の提出状況で把握しますが、これらから出席状況が2/3以下であると判断される場合は単位を取得できません。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
専門領域で、国際関係、平和関係などで学びを継続してください。
講師は「国際関係論」を担当していますので、開講していたらぜひ受講してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 オリエンテーション 授業内容の把握等  随時、平常点のための課題に取り組む (以下同じ)
2 2 「米軍基地」とは何か 講義や授業サイトでの紹介資料の視聴等。
3 3 沖縄の米軍基地の概要 関係サイト(主に沖縄県)へのアクセス。
4 4 米軍基地の形成① 授業サイトの資料の確認、視聴等。
5 5 米軍基地の形成② 公文書館資料等での検索やアクセス。
6 6 米軍基地内の自然環境/文化財 共有サイト等へのアクセス。
7 7 米軍基地と環境問題 概要 環境問題理解のための資料を読む。
8 8 米軍基地と環境問題をめぐる法・制度① 関連文書を読む。
9 9 米軍基地と環境問題をめぐる法・制度② 関連文書を読む
10 10 生活空間の環境問題
返還跡地問題①
授業サイトでの資料等を読む
11 11 生活空間の環境問題
返還跡地問題②
授業サイトの動画視聴等
12 12 生活空間の環境問題
汚染問題(PFAS)①
授業サイト提供の資料を読む
13 13 生活空間の環境問題
汚染問題(PFAS)②
授業サイト提供の動画視聴等
14 14 生活空間の環境問題
汚染問題(PFAS)③
授業サイト提供の資料を読む
15 15 まとめ

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