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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/27 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
対人援助特論Ⅰ/Clinical Social Work I
時間割コード
/Course Code
W13M010201
開講所属
/Course Offered by
地域文化研究科人間福祉専攻人間福祉専攻/Graduate School of Regional Culture Department of Human Welfare Department of Human Welfare
開講区分
/semester offered
集中/Intensive
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
山田 富秋(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門教育科目選択/専門教育科目 専門教育科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山田 富秋(非常勤) 人間福祉専攻/Department of Human Welfare
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
地域文化研究科人間福祉専攻のディプロマ・ポリシーの「自らの専門領域について、専門的な見識と研究方法を有すると認められた人物」の育成と関連する。また、カリキュラム・ポリシーの「理論と実践を関連させるために、現場との連携を重視」することに関連する。この授業では、現場での対人援助に必要な研究方法として、質的調査法に特にフォーカスする。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
開講時に指示するメールにて、問い合わせを行う。またmoodleを使用する予定なので、moodle からの問い合わせにも対応できる見込みである。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
そもそも援助あるいは支援という行為は、援助する対象者の置かれた状況を適確に把握することができて初めて可能になる。対象者の状況を適確に把握する方法が社会調査である。この授業では、社会調査法の中でも、フィールドワーク(エスノグラフィー)とインタビューという質的調査法に特化して説明する。その際、具体的な調査事例を詳細に提示することによって、受講者自身が、質的調査法を実践的に使うことができるようになることを目指す。
メッセージ
/Message
この講義では、精神科病棟のエスノグラフィー、薬害HIV感染被害者のインタビュー調査、そしてハンセン病回復者のインタビュー調査を具体例として、医療現場を研究対象とした質的調査法を紹介する。社会学的な視点から出発して、当事者研究やコミュニティ支援といった福祉的領域もカバーする。
到達目標
/Attainment Targets
①フィールドワークとエスノグラフィーとは何かを理解し、実際に活用できる。
②アクティヴ・インタビューとライフストーリー法を理解し、実際に活用できる。
③質的調査法を活用して、対人援助場面で活用できる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
授業計画の詳細を参照
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
毎回の授業ごとに、moodleを利用してプリントを配布する。参考文献は以下の通り。
R.エマーソン・R.フレッツ・L.ショー(佐藤郁哉・好井裕明・山田富秋訳)1998年『方法としてのフィールドノート』新曜社
J.ホルンスタイン・J.グブリアム(山田富秋・兼子一・倉石一郎・矢原隆行訳)2004年『アクティヴ・インタビュー』せりか書房
山田富秋,2011年『フィールドワークのアポリア』せりか書房
学びの手立て
/Way of learning
moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習すると、理解が深まる。午前と午後の講義終了時に、コミュニケーションカードを配付するので、それに質問とコメントを書いてほしい。次の授業の最初に、優秀なコメントを紹介し、質問に応答する。自分も同じ疑問を持っていた場合は、他の受講生の質問に対する解答が役立つだろう。受講生とのディスカッションも大いに歓迎する。
評価
/Evaluation
①講義への出席は2/3以上を評価の条件とする。
②コメント用紙の提出(20%)
③最終レポートの評価(80%)最終レポートは期日までにmoodle上に提出してもらい、提出後は各自のレポートを採点してコメントを付けて、moodleから各自に返却する。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
対人援助特論Ⅱ
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 第1回 質的研究入門 クラインマンの『病いの語り』とベナー・ルーベル『現象学的人間論と看護』から  moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
2 第2回 現象学とリフレクシヴ・エスノグラフィー moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
3 第3回 佐藤郁哉『暴走族のエスノグラフィー』と小宮敬子の看護学のフィールドワーク moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
4 第4回 『文化を書く』以降のリフレクシヴ・エスノグラフィー;精神科病棟のエスノグラフィー再考 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
5 第5回 ゴッフマンの『アサイラム』の視点からのフィールドワーク moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
6 第6回 ハイデッガーの「世人」を超えるエスノメソドロジー;グッドの障害児研究 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
7 第7回 インタビュー調査:生活史とオーラル・ヒストリーとアクティヴ・インタビュー moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
8 第8回 薬害エイズ事件のインタビュー調査 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
9 第9回 故藤原良次氏とNPOりょうちゃんずのインタビュー調査 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
10 第10回 血友病周辺女性のインタビュー調査 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
11 第11回 薬害エイズ事件とは何か;調査の失敗を通した事件の再構成 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
12 第12回 ハンセン病問題の調査;ハンセン病問題の歴史的概要 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
13 第13回 ハンセン病回復者における啓発的語りと個別の語り moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
14 第14回 知念正勝氏のインタビュー調査 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する
15 第15回 サトウタツヤのTEAとまとめ レポート課題掲示 moodleにアップした授業資料について事前に予習し、授業後には復習する

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