シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
地域経済計量分析特論/Applied Regional Econometrics
時間割コード
/Course Code
W21M008401
開講所属
/Course Offered by
地域産業研究科地域産業専攻地域産業専攻/Graduate School of Regional Business and Economics Graduate School of Regional Business and Economics Graduate School of Regional Business and Economics
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
叶 作義/Sakugi KANO
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門教育科目選択/専門教育科目 専門教育科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
叶 作義/Sakugi KANO 産業情報学科/Department of Industry and Information Science
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
カリキュラムポリシー3の「研究の成果と意義について客観的に把握する能力を身につける」
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
kano@okiu.ac.jp または講義終了後に教室で受け付けます。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
論文の作成において、データを収集し、加工・分析することで、より客観的かつ説明力の高い主張をすることが可能になる。本講義では、経済学や論文の作成に必要な様々な分析ツールとそれに必要な数学・統計学について紹介し、また既存の研究で用いられている分析方法等の説明を行う。これらの分析ツールや研究手法は、修士論文の作成等において、実証的な研究を行う際に応用可能である。
メッセージ
/Message
修士論文に限らず、単なる意見や感想だけでは主観的で他人の納得や理解を得ることはできません。客観的な事実、特にこの講義で紹介する統計やデータの扱い方、分析手法の習得を目指します。これらは説得力の高い主張や結論を裏付ける道具となります。
到達目標
/Attainment Targets
1. 修士論文の作成に必要な統計分析の手法について理解できる。
   統計学やデータ分析の解説から始まり、定義・計算の方法やその背景・理由を解説する。
2. 修士論文の作成に必要な統計分析を実施できる。
   知識として把握するだけでなく、課題を行うことで、社会などの現場や修士論文のデータ分析に応用できる知識を習得する。
3. 既存研究で用いられている分析手法を理解する。
   既存の研究で用いられている分析手法を理解・分析し、分析手法の理解を深め、修士論文等で分析を応用する知識を習得する。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
1  イントロダクション
2  経済政策理論と分析方法
3  Excel/VBA基礎と練習
4  産業連関分析の基礎Ⅰ
5  産業連関分析の基礎Ⅱ
6  産業連関モデル(数量モデル)Ⅰ
7  産業連関モデル(数量モデル)Ⅱ
8  産業連関モデル(数量モデル)Ⅲ
9  多地域産業連関モデル
10 グローバルバリューチェーン①
11 グローバルバリューチェーン②
12 環境勘定Ⅰ
13 環境勘定Ⅱ
14 構造変化分析
15 総括
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストは特に指定しない。適宜資料を配布する。
藤川清史『産業連関分析入門ExcelとVBAでらくらくIO入門』日本評論社2005年。
宮沢健一編『産業連関分析入門(新版)』日経文庫,2005。
藤川清史編『中国経済の産業連関分析と応用一般均衡分析』法律文化社、2016年。(Ch1・Ch2・Ch4・Ch5・Ch8・Ch9が叶作義担当)
平成27年(2015年)産業連関表(-総合解説編-)/総務庁編,経済産業調査会,2019
Miller,R.E. and Blair,P.D.(2009) Input-Output analysis:foundations and extensions(Second edition),New York: Cambridge University Press
学びの手立て
/Way of learning
①毎回必ず出席して、講義を理解するよう努力してください。
②授業の説明で分かりにくい点、聞き逃した点、確認したい点等があれば、遠慮なく質問してください。
③講義時間の私語・スマホ等の使用は許可した時以外、禁止とする。
評価
/Evaluation
評価方法:平常点(リアクションペーパー、ミニテスト)50%、期末試験50%。
期末試験(リポート)をもとに調査・分析能力を評価して、成績に反映させます。4回欠席で不可になります。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
関連科目:経済情報統計解析特論、数理経済情報特論
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 イントロダクション シラバスによる講義内容の確認
2 2 経済政策理論と分析方法 適宜、参考文献を参照し、国民経済計算についてのイメージをつかむ。
3 3 Excel/VBA基礎と練習 授業内容を復習する。
4 4 産業連関分析の基礎Ⅰ 行列の演算について復習する。
5 5 産業連関分析の基礎Ⅱ 授業内容を復習する。
6 6 産業連関モデル(数量モデル)Ⅰ 練習問題を解き、数量モデルの基礎について復習する。
7 7  産業連関モデル(数量モデル)Ⅱ 練習問題を解き、数量モデルの基礎について復習する。
8 8 産業連関モデル(数量モデル)Ⅲ 練習問題を解き、数量モデルの基礎について復習する。
9 9 多地域産業連関モデル 多地域産業連関モデルの概念を理解する
10 10 グローバルバリューチェーン① 付加価値貿易について調べておく
練習問題を解き、付加価値貿易の基礎について復習する。
11 11 グローバルバリューチェーン② 付加価値貿易について調べておく
練習問題を解き、付加価値貿易の基礎について復習する。
12 12 環境勘定Ⅰ 生産ベース排出、消費ベース排出について理解する。
13 13 環境勘定Ⅱ 生産ベース排出、消費ベース排出について理解する。
14 14 構造変化分析 価格モデル、物価指数について理解しておく。
練習問題を解き、構造分解分析の基礎について復習する。
15 15 総括

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