シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
販売管理論/Theory of Sales Management
時間割コード
/Course Code
F170520001
開講所属
/Course Offered by
産業情報学部企業システム学科コースなし/College of Industry and Information Science Department of Business Administration
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
髭白 晃宜/Teruki HIGESHIRO
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
髭白 晃宜/Teruki HIGESHIRO 企業システム学科/Department of Business Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
本講義は、マーケティングおよび流通分野における基礎理論(小売業の役割、マーチャンダイジング、価格戦略、組織化、販売管理等)を体系的に学修するとともに、食品小売店舗を対象とした継続的観察・分析課題を通じて、理論を実践に適用する力を養成する。
同一店舗の売場を多面的に読み解き、自らの言葉で再定義し、判断を言語化する過程を通して、理解力・表現力・問題解決能力を涵養する。
さらに、販売・経営管理における意思決定の主体を問い直すことにより、ビジネス課題を分析し提言できる力を育成するとともに、企業活動に伴う社会的責任を自覚し、主体的に判断を引き受ける姿勢を養う。本講義は、企業システムに関する専門知識を実学的視点で統合し、地域社会および多様なビジネス環境に対応できる人材の育成に資する科目である。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
E-mail:t.higeshiro@okiu.ac.jp
研究室:5628(5号館6階)

本講義に関する問い合わせは大学メールアドレス宛に行うこと。件名には必ず科目名および氏名を明記すること。課題に関する相談は歓迎するが、事前に自らの考えや試行結果を整理したうえで問い合わせること。研究室での面談は、事前連絡により対応する。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
本講義は、小売業および販売管理に関する理論を体系的に学修するとともに、実際の食品小売店舗の継続的観察を通じて、理論を現場に適用し、売場を読み解く力を養うことを目的とする。

マーチャンダイジング、価格戦略、店舗オペレーション、経営管理の各視点から売場を分析し、自らの言葉で再定義し、最終的には「判断を引き受ける主体」として考察できる力を育成する。

また、本講義で修得した知識・分析力の客観的確認として、リテールマーケティング(販売士)検定3級または2級の取得を推奨する。資格取得は実務理解を深める一助となるものであり、一定の到達度として成績評価に反映する。
メッセージ
/Message
販売管理論は、小売業の理論を学ぶとともに、実際の売場を読み解く力を養う科目です。私たちは日常的に店舗を利用していますが、その背後にある仕組みや判断に気づくことは多くありません。本講義では、身近な食品小売店舗を継続的に観察し、自ら考え、言語化することを求めます。売場を「見る」から「読む」へと視点を変えたい学生の履修を歓迎します。
到達目標
/Attainment Targets
・小売業の役割、マーチャンダイジング、価格戦略、店舗運営に関する基礎理論を体系的に説明できる。
・食品小売店舗の売場を継続的に観察し、理論を用いて分析・考察できる。
・販売・経営管理における意思決定の構造を理解し、自らの立場を明確にしたうえで、論理的に判断を述べることができる。
・本講義で修得した知識・理解を基盤として、リテールマーケティング(販売士)検定3級相当の水準に到達する。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
本講義は、前半において小売業の役割や機能、組織化の仕組みなどの基礎理論を体系的に学修する。中盤ではマーチャンダイジングを中心に、商品計画、仕入計画、棚割り、価格設定といった売場構成の理論を扱い、食品小売店舗の継続的観察を通じて理論を実践に適用する。後半ではストアオペレーションおよび販売・経営管理を取り上げ、組織としての意思決定の構造を理解するとともに、最終的には「判断を引き受ける主体」としての立場を問い直す。最終回では講義全体を総括し、売場を見る視点の変化を内省する。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
【教科書】
・堂野崎衛編(2023)『リテールマーケティング入門』白桃書房。
本講義では上記テキストを理論的基盤として使用する。各回の内容はテキスト該当箇所を中心に進めるため、毎回必ず持参すること。

【参考文献】
・住谷宏・鍾淑玲編著(2024)『流通論の基礎(第4版)』中央経済社。
(小売業の機能・流通構造に関する理論的背景を学びたい学生向け)
学びの手立て
/Way of learning
本講義では、テキストによる理論理解と、食品小売店舗の継続的観察を往復しながら学修を進める。各回の内容を復習し、売場で理論を確認する姿勢が重要である。観察結果は具体的事実に基づいて整理し、自らの考えを言語化することを心がけてほしい。受け身ではなく、「なぜこの売場はこうなっているのか」と問い続ける姿勢が学修を深める。
評価
/Evaluation
【成績評価方法】
期末試験50%、ミニレポート30%、マーチャンダイジング観察課題20%(5%×4回)の合計100点で評価する。

期末試験は論述形式とし、理論理解および判断力を総合的に評価する。ミニレポートおよび観察課題では、授業内容の理解度、観察の具体性、考察の論理性を重視する。

リテールマーケティング(販売士)検定に合格した場合は、講義内容の到達度を客観的に示すものとして成績評価に反映する。講義最終回(第15回)終了日までに3級に合格したことが確認できた者は成績評価60点以上、2級に合格したことが確認できた者は75点以上を最低評価点として認定する(ただし、出席日数不足の場合はこの限りではない)。販売士認定証または試験結果通知の提出を必要とする。
生成AIの利用について
/Generative AI Usage
生成AIの利用範囲
/Rules for the use of Generative AI Usage
③全面的な利用を認める
補足事項(任意)
/Additional Information
生成AIの利用は全面的に認める。ただし、生成AIは思考を代替するものではなく、思考を補助・深化させる手段として位置づける。生成内容をそのまま提出することは認めない。使用した場合は、活用方法および修正点を明示すること。提出物については、内容の説明責任を求める場合がある。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
関連科目:日本流通論、グローバル流通論
授業外学修時間の考え方
/Overtime Learning
授業外学修時間はシラバスの授業計画を参考にして、計画・実施してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
授業時間外学修の内容
/Out-of-Class Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス ・シラバス熟読
・よく利用する小売業1つを分析
2 2 小売業の類型①: 小売業はなぜ必要なのか ・教科書該当箇所を読む
・「小売業がなければ困ること」を具体例で記述
3 3 小売業の類型②:小売業の役割 ・小売業の役割を3つ整理
・最も重要だと思うものを説明
4 4 小売業の類型③:小売業の分類と進化 ・1店舗を業態分類
・進化している点を分析
5 5 小売業の類型④:小売業の組織化 ・チェーン店観察
・本部機能を推測
6 6 マーチャンダイジング①:商品を“売れる仕組み”に変える力 ・最近衝動買いした食品を1つ挙げ、その売場構成(棚位置・価格・フェイス)を推測
7 7 マーチャンダイジング②:商品計画と品ぞろえ設計 ・コンビニやスーパーの1カテゴリーを観察
・想定顧客層を推測
8 8 マーチャンダイジング③:販売計画と仕入計画 ・値下げ商品を観察
・在庫調整の理由を仮説立て
9 9 マーチャンダイジング④:棚割りとフェイス設計 ・フェイス数カウント
・棚の上中下段の違いを観察
・配置意図を考察
10 10 マーチャンダイジング⑤:プライシング(価格設定) ・同一商品の価格比較(2店舗以上)
・価格差の要因を推測
11 11 マーチャンダイジング⑥:マーチャンダイジングとは何だったのか ・第7〜10回の観察を踏まえて、マーチャンダイジングを自分の言葉で再定義(400字)
12 12 ストアオペレーション①:現場で判断を引き受けるという仕事 ・観察した判断はマニュアルに基づくものか、それとも裁量によるものかを考察せよ。
13 13 ストアオペレーション②:属人的な判断から、組織のオペレーションへ ・マニュアル化されている点とされていない点を観察
14 14 販売・経営管理①:判断を“仕組み”として組織に埋め込む方法 ・データで代替できる判断とできない判断を整理
15 15 販売・経営管理②:それでも、最後に判断するのは誰か ・「自分が店長ならどう判断するか」を具体例で記述(400字)
16 16 予備日(講義進行状況に応じて総括・ケース討議を行う) ・本講義を通じて、自分の「売場を見る目」はどう変わったか。(300字)

科目一覧へ戻る