シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
マーケティング特別講義/Special Lecture in Marketing
時間割コード
/Course Code
F270190001
開講所属
/Course Offered by
産業情報学部企業システム学科コースなし/College of Industry and Information Science Department of Business Administration
開講区分
/semester offered
集中/Intensive
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
砂川 和範(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
砂川 和範(非常勤) 企業システム学科/Department of Business Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
 この授業は、ビジネスを「会社の話」や「儲けの話」だけで終わらせず、人や地域(街や都市)、人間関係、家族、観光、文化、アート、科学技術といった身近な世界とのつながりのなかで捉え直す集中講義です。私たちの身の回りにある企業やサービスが、なぜその形になっているのかを、複数の視点から読み解いていきます。

 その際、マーケティングや経営学、社会学を軸に、歴史や哲学までを含め、一つの正解に頼らずに考える姿勢を身につけ、ビジネスを通して社会を見る目と思考の幅を広げることを目指します。

 本授業は、産業情報学部企業システム学科の教育目標である、企業活動を情報・社会・技術の観点から総合的に捉える力を養うことに合った内容となっています。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
 授業終了後に教室で受付します。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
 この授業では、「スモールビジネス(小さな会社・小さなお店・ベンチャー企業など)」を切り口に、企業が人や地域、人間関係や家族、観光や芸術、そして科学技術とどのように関わりながら成り立っているのかを考えます。
 
 マーケティングや経営学、社会学の視点を軸にしつつ、身近な事例を通して、企業活動や働くことを社会全体の中で捉え直すための考え方の土台を身につけることを目的とします。

 専門的な理論を暗記することよりも、「なぜそうなっているのか」を自分で考える力を重視します。

 なお、この授業は大学設置基準および本学の授業運営方針に基づき、2単位科目として必要な授業回数および学修時間を満たす形で実施します。
メッセージ
/Message
 この授業は集中講義であるため、短期間に多くの内容を扱います。そのため、知識を暗記することよりも、「なぜそうなっているのか」「他の見方はないか」を考える姿勢を大切にします。

 授業中には考える時間や意見交換の時間を設けますので、積極的に参加してください。正解が一つでない問題について、自分なりに考えることを楽しんでほしいと思います。
到達目標
/Attainment Targets
 この授業を修了した学生は、以下のことができるようになることを目標とします。

1.企業やビジネスを、単なる効率や経済性だけでなく、社会や歴史との関係から説明できるようになります。

2.身の回りの出来事を、企業活動や制度の視点から考え直すことができるようになります。

3.正解が一つではない問題について、自分なりの考えを文章で表現できるようになります。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
 この授業は集中講義として、「ビジネスを通して社会と自分を考える」ことをテーマに、次の7つの視点から進めていきます。

① スモールビジネスという見方
 ― なぜ「小さな仕事」から社会の動きが見えてくるのか

② ビジネスと場所・空間の関係
 ― 商店街やショッピングモールは、どのような空間の経験として作られてきたか

③ 人と人のつながり(社会ネットワーク)
 ― 人脈やつながりは、どのようにビジネスを動かしているのか

④ 家族とビジネス・仕事の関係
 ― 家族と仕事は、どこで支え合い、どこでぶつかるのか

⑤ 観光ビジネスと「持続可能性」
 ― 観光とはどういう体験を生み出すビジネスか

⑥ クリエイティブな消費・文化・創造性
 ― 「遊び」や楽しさは、どのように新しい価値を生み出すのか

⑦ 学ぶこと・働くことの意味
 ― 私たちは、なぜ学び、なぜ働くのか
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキストは指定しません。毎回、資料を配布します。
学びの手立て
/Way of learning
 この授業は集中講義として実施しますが、2単位科目として必要な授業時間を確保する構成としています。

 授業時間外には、配布資料の読み返しや、授業内で扱った内容や問いについての振り返りを中心に取り組んでください。

 授業の進行状況に応じて、各コマにつき概ね1〜2時間程度の授業時間外の取り組みを想定しています。
評価
/Evaluation
以下の方法で評価します。

・最終レポート:50%
・授業参加度(発言、リアクション、議論への関与等):50%

※ 評価は、到達目標に示した理解の深さや、自分なりの考察ができているかを基準に行います。
生成AIの利用について
/Generative AI Usage
生成AIの利用範囲
/Rules for the use of Generative AI Usage
①利用を認めない(教員の指示がある場合を除く)
補足事項(任意)
/Additional Information
不適切な利用が確認された場合、成績評価に影響することがある。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
 この授業を通じて、企業システム、情報社会、組織論、社会と技術の関係など、今後履修する専門科目への理解を深めることを期待します。本科目は、専門科目を学ぶための基礎的な思考力を養う講義です。
授業外学修時間の考え方
/Overtime Learning
授業外学修時間はシラバスの授業計画を参考にして、計画・実施してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
授業時間外学修の内容
/Out-of-Class Learning
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス/本講義の目的と考え方 配布資料を読み、本講義で扱う「スモールビジネス」という言葉から連想することをA4半頁程度で整理する。
2 第2回 スモールビジネスという「対象」ではなく「視点」 授業の内容を踏まえ、「大企業」と「小さな企業」の違いを自分なりにA4一枚程度で整理する。
3 第3回 企業をどう捉えるか―経営学の基本的な見方 授業で紹介した考え方を用いて、身近な企業や組織を一つ分析してみる。 第1回授業から第3回授業までの授業を通じて、ビジネスを学ぶことの意外な面白さに気づいていただきたいと思います。
4 第4回 場所・空間とビジネス(市場・立地・集積) 特定の仕事や産業がある地域に集まっている現象について考えてみる。都市の魅力と街の魅力について考えA4一枚程度で整理する。 また場所が変わるとビジネスのあり方がどう変わるかを考えてみる。
5 第5回 空間から市場へ―流通・商業の視点 買い物やサービス利用の経験を振り返り、空間との関係をA4一枚程度で整理する。 ショッピングモールや商店街について学術的に深く考察します。
6 第6回 事例を深掘りする①(場所・空間をめぐる具体例) 事例のポイントをA4一枚程度で整理する。 全国の商店街、ショッピングモールなどの事例から考えてみます。
7 第7回 社会ネットワークという考え方(基本編) 自分の経験をもとに「つながり」のメリット・デメリットについて自分の経験から考え、A4一枚程度で整理する。 弱い人間関係が強い人間関係よりも生み出せるものとは何か?社会ネットワークという考え方から得られる人間関係の不思議な現象を考察します。
8 第8回 社会ネットワークという考え方(応用編) 人や組織のつながりが仕事に与える影響を、自分で考えたり、さまざまな年齢の人に聞いてみたりして整理する。 社会ネットワークという考え方から得られる知見の応用編です。
9 第9回 家族・組織・仕事の関係 家族と仕事が関わるときの難しさ・可能性を自分で考えたり、さまざまな年齢の人に聞いてみたりして整理する。  家族という問題から考えます。また男女関係や結婚も含め、世界の家族のあり方の多様性について知ることで固定観念を打破します。
10 第10回 持続可能性とビジネス 「持続可能性」という概念の可能性と限界について身の回りの状況から考えてみる。 持続可能性という概念の広がりを理解します。
11 第11回 観光とビジネス サービスの価値はどこで生まれるかを観光を事例に自分なりに考えてみる。 観光の歴史を知る。観光の面白さ、価値はどう生み出されるのか考えます。
12 第12回 事例を深掘りする②(持続可能性をめぐる事例) 事例のポイントをA4一枚程度で整理する。 衰退産業から生まれた新しい価値が会社を救い観光市場を作り上げた事例から考えます。
13 第13回 消費・文化・創造性 消費者としての自分の行動を振り返る。アートやデザインの世界とビジネスとの関係について考えてA4一枚程度に整理してみる。 創造性についてビジネスのみならずアートや遊びからも根源的に考えてみます。
14 第14回 学ぶこと・働くことの意味 これまでの授業を振り返り、印象に残ったテーマを整理する。 普段、あたりまえだと思って考えることのない「働くこと」について人間はどう考えてきたか?について考えます。
15 第15回 総まとめ/レポート説明 レポート作成(到達目標に基づく考察)。

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