シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
非営利組織マネジメント/Non-Profit Organization Management
時間割コード
/Course Code
F270950001
開講所属
/Course Offered by
産業情報学部企業システム学科コースなし/College of Industry and Information Science Department of Business Administration
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
髭白 晃宜/Teruki HIGESHIRO
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
髭白 晃宜/Teruki HIGESHIRO 企業システム学科/Department of Business Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
本講義は、非営利組織のマネジメントを通じて、企業システム学科が掲げる「ビジネス課題を分析し提言できる人材」および「自らの社会的責任を自覚し積極的に貢献できる人材」の育成に資するものである。
ガバナンス、アカウンタビリティ、資源形成、インパクト評価などの視点から非営利組織を分析することで、経営・マーケティングの基礎的知識を応用的に活用する力を養う。
また、公共性と関与の距離を考察することを通じて、地域社会および多様なビジネス環境における主体的な関与姿勢を育む。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
E-mail:t.higeshiro@okiu.ac.jp
研究室:5628(5号館6階)

本講義に関する問い合わせは大学メールアドレス宛に行うこと。件名には必ず科目名および氏名を明記すること。課題に関する相談は歓迎するが、事前に自らの考えや試行結果を整理したうえで問い合わせること。研究室での面談は、事前連絡により対応する。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
① 非営利組織を、社会における「信頼」を媒介する制度的主体として理解する。
② ガバナンス、アカウンタビリティ、資源形成、インパクト評価などの観点から、非営利組織マネジメントの構造を体系的に学ぶ。
③ 公共性と関与の距離について自らの視点を形成し、主体的に社会と関わる姿勢を養う。
メッセージ
/Message
非営利組織は、さまざまな社会課題に取り組む主体であると同時に、社会における「信頼」を媒介し、公共性を形成する制度的存在でもある。本講義では、非営利組織を善意の集合体として捉えるのではなく、ガバナンス、アカウンタビリティ、資源形成、社会的支持、インパクト評価などの視点から、そのマネジメント構造を多角的に分析する。

具体的事例を通じて、非営利組織がどのように社会的信頼を築き、維持し、制度として機能しているのかを考察する。最終的には、公共性と関与の距離について自らの視点を形成し、主体的に社会と向き合う姿勢を身につけることを目指す。
到達目標
/Attainment Targets
① 非営利組織の特徴およびガバナンス構造を説明できる。
② アカウンタビリティ、寄付、ボランティア、社会的支持、インパクト評価の関係を整理し、分析できる。
③ 非営利組織を取り巻く課題を構造的に捉え、自らの視点から考察できる。
④ 公共性と関与の距離について、自らの立場を明確にし論理的に述べることができる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
本講義は、非営利組織を「信頼を媒介する制度」として捉え、そのマネジメント構造を段階的に学ぶ構成とする。

前半では、非営利組織の基本的特質を確認したうえで、ガバナンスやアカウンタビリティといった統治構造を中心に、信頼がどのように制度として支えられているかを考察する。

中盤では、寄付やボランティア、社会的支持の形成、マーケティング戦略、社会的インパクト評価などを扱い、信頼がどのように資源化され、成果として社会に還元されるのかを分析する。

後半では、制度としてのアカウンタビリティ、協働の設計、国際比較、公共性と関与の距離といったテーマを通じて、非営利組織の社会的位置づけを多角的に検討する。

最終的には、非営利組織を通じて社会の信頼循環を読み解く視点を獲得することを目指す。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
【教科書】
・雨森孝悦(2020)『テキストブックNPO(第3版)非営利組織の制度・活動・マネジメント』東洋経済新報社

本講義はスライド資料を中心に進行するが、理論的基礎の確認および理解の深化のため、本書を活用する。毎回持参し、講義内容と照らし合わせながら確認してほしい。予習・復習の際にも、該当箇所を参照し、理解を補強するために積極的に活用すること。
学びの手立て
/Way of learning
【履修にあたって】
① 本講義は積み上げ型で進行するため、時間厳守とする。やむを得ない事情を除き、開始時刻までに着席すること。
② 講義中は私語・居眠り・無断離席を認めない。また、本講義と無関係な他科目の課題や作業は行わないこと。授業時間は本講義の学修に専念することを求める。
③ ミニレポートおよび各種課題は、自らの思考を含めて記述すること。単なる要約や形式的提出は評価対象とならない。
④ 非営利組織に関するニュースや事例に日常的に目を向け、講義内容と関連づけて考察する姿勢を持つこと。
⑤ 提出期限は厳守する。課題は早めに取り組み、十分に推敲したうえで提出すること。
評価
/Evaluation
【成績評価の内訳】(100点満点)
1.ミニレポート(15回) 30点
2.中間レポート     30点
3.最終レポート     40点

ミニレポートは、各回の講義内容に対する理解および考察を評価する。
中間レポートは、前半内容の理論的理解と構造把握を確認する。
最終レポートは、非営利組織の事例を踏まえ、理論的枠組みに基づいて自らの視点から分析・考察した内容を総合的に評価する。

なお、ミニレポートの提出回数が10回以下の場合は、他の評価項目の得点にかかわらず成績評価の対象とならない。
生成AIの利用について
/Generative AI Usage
生成AIの利用範囲
/Rules for the use of Generative AI Usage
③全面的な利用を認める
補足事項(任意)
/Additional Information
生成AIの利用は全面的に認める。ただし、生成AIは思考を代替するものではなく、思考を補助・深化させる手段として位置づける。生成内容をそのまま提出することは認めない。使用した場合は、活用方法および修正点を明示すること。提出物については、内容の説明責任を求める場合がある。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
「非営利組織マネジメント」の受講前後に履修することが望ましい関連科目:
経営戦略論、経営管理論、人的資源管理論、ベンチャー経営論、中小企業経営論、マーケティング総論など。
授業外学修時間の考え方
/Overtime Learning
授業外学修時間はシラバスの授業計画を参考にして、計画・実施してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
授業時間外学修の内容
/Out-of-Class Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス ・シラバスを熟読し、評価方法・到達目標を確認する。
・「自分はなぜ非営利組織に関心をもつのか」を200字程度で整理する。
2 2 非営利組織とは何か―社会のしくみとしての非営利を学ぶー ・指定テキスト該当箇所を読む。
・身近な非営利組織を1つ挙げ、その活動内容を調べる。
3 3 信頼マネジメントの本質 ・授業ノートを整理し、「信頼」とは何かを自分の言葉で説明できるようにする。
・最近の社会的信頼低下事例を1件調べる。
4 4 非営利組織のガバナンスと構造―理念と信頼の構造― ・NPO法人の定款を1つ閲覧し、組織構造を確認する。
・理念と統治の関係について簡潔にまとめる。
5 5 理事会の運営とガバナンスの現実 ・非営利組織の理事会に関する記事を1本読む。
・ガバナンス不全事例を調べ、原因を考察する。
6 6 ステークホルダーとアカウンタビリティ ・ステークホルダーを図式化する練習を行う。
・任意の団体の情報公開ページを確認する。
7 7 寄付はなぜ生まれるのか? ・寄付募集ページを1件分析する。
・「自分が寄付するとしたら何に重きを置くか」を整理する。
8 8 人的資本としてのボランティア ・ボランティア募集要項を1つ調査する。
・動機と組織側の設計を分析する。
9 9 社会的支持の形成とマーケティング戦略 ・非営利組織のSNS発信を1団体分確認する。
・支持を生む要素を箇条書きで整理する。
10 10 社会的インパクト評価 ・インパクト評価事例を1つ調べる。
・「成果」と「活動」の違いを整理する。
11 11 制度としてのアカウンタビリティ ・認定NPO制度について調べる。
・制度化の意義を150~200字で整理する。
12 12 協働の設計と境界マネジメント ・官民協働事例を1つ調査する。
・協働のメリット・リスクを整理する。
13 13 世界の非営利組織とCSR ・海外の代表的非営利組織を1つ調べる。
・CSRとの違いを整理する。
14 14 関わらない自由―公共性と距離の設計ー ・ハーシュマンの「離脱・発言・忠誠」概念を簡単に確認する。
・「自分はどのような距離で公共に関わっているか」を振り返る。
15 15 信頼の循環として社会を見る―非営利組織マネジメントとは何だったのかー ・これまでの授業ノートを整理する。
・最終レポートに向けて論点を1つ設定する。
16 16 予備日(講義進行状況に応じて総括・振り返りを行う) ・これまでの講義内容を振り返り、扱った非営利組織の事例を一つ選び、「信頼」「資源」「制度」「距離」の観点から再整理する。最終レポートの構想を明確にする。

科目一覧へ戻る