シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
キャラクターマーケティング/Character Marketing
時間割コード
/Course Code
F270990001
開講所属
/Course Offered by
産業情報学部企業システム学科コースなし/College of Industry and Information Science Department of Business Administration
開講区分
/semester offered
後期/Second Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
髭白 晃宜/Teruki HIGESHIRO
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
髭白 晃宜/Teruki HIGESHIRO 企業システム学科/Department of Business Administration
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
本講義は、キャラクターを媒介とした感情価値の創出・循環構造を理論的かつ実践的に検討することを通じて、「問題設定力」「構造化能力」「合意形成力」「実装力」を統合的に養成する。とくに、感情と経済行動の関係を理論的枠組み(IECM)に基づき分析・設計することで、表層的なマーケティング理解にとどまらない専門的思考力を育成する。理論と実社会の往復を重視し、構造的思考に基づく提案能力の向上を目指す。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
E-mail:t.higeshiro@okiu.ac.jp
研究室:5628(5号館6階)

本講義に関する問い合わせは大学メールアドレス宛に行うこと。件名には必ず科目名および氏名を明記すること。課題に関する相談は歓迎するが、事前に自らの考えや試行結果を整理したうえで問い合わせること。研究室での面談は、事前連絡により対応する。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
① キャラクター消費における感情構造の理解
② IECM理論を用いた感情価値循環の分析・設計能力の養成
③ 理論を実践に接続する提案力の育成
④ 企業連携型プロジェクトを通じた実装経験の獲得
⑤ 卒業研究へ接続可能な研究視座の形成
メッセージ
/Message
本講義は「キャラクターをどう売るか」を学ぶ講義ではない。キャラクターがなぜ人を動かし、なぜ経済を循環させるのかを構造的に捉え、その循環を設計する力を養う講義である。前半ではIECM理論に基づく分析力を徹底的に鍛え、後半では企業連携プロジェクトを通じて実装を試みる。理論を理解するだけでなく、構造として説明できることを到達点とする。
到達目標
/Attainment Targets
① キャラクター消費の心理構造を説明できる
② IECM循環図を用いて事例を構造化できる
③ 感情価値の起点・接触点・拡張点を設計できる
④ 実務的提案資料を作成できる
⑤ 理論と実装の差異を分析し、再現モデルとして言語化できる
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
前半はキャラクター消費の心理構造およびIECM理論の理解を基盤に、国民的・企業キャラクターの循環分析を行う。中間発表にて理論定着を確認する。後半は企業連携プロジェクトとして課題分析・感情仮説設計・施策設計を行い、最終提案を実施する。最終回では理論と実装の往復を通じて成果を構造化し、再現可能なモデルとして整理する。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
特定の教科書は指定しない。
必要な理論資料・事例資料・統計データ等は適宜提示する。
IECM理論資料および講義スライドを中心に学修を進める。
関連文献や業界資料の自主的収集も評価対象とする。
資料は単なる参照物ではなく、構造設計の基盤として扱う。
学びの手立て
/Way of learning
① 毎回の課題提出は期限厳守とする
② 図式化・構造化を重視する
③ 修正過程も評価対象とする
④ 企業連携内容は守秘義務を遵守する
⑤ 中間発表および最終発表は全員参加必須とする

本講義は受動的受講を想定していない。思考し、設計し、説明できることを前提とする。
評価
/Evaluation
【成績評価の内訳】(100点満点)
1.前半理論分析課題・中間発表(30点)
IECM理論の理解度および構造化能力を評価する。
循環図の妥当性、感情起点・接触点・回収点の明確性、言語化の精度を基準とする。
第8回中間発表の内容および提出物を含め総合的に判断する。

2.企業連携プロジェクト提案(40点)
後半の課題分析・感情仮説設計・施策設計・最終提案を総合評価する。
感情仮説の具体性、IECMとの整合性、設計の論理性、実装可能性を重視する。
修正過程およびフィードバック反映度も評価対象とする。

3.最終構造化レポート(20点)
理論と実装の差異分析、想定とのズレの検証、再現可能なモデルとしての構造化を評価する。
単なる成果報告ではなく、循環構造として説明できているかを基準とする。

4.構造的フィードバック提出(10点)
他者発表に対する分析的コメントおよび改善提案の質を評価する。
単なる感想ではなく、IECMの観点から構造的に指摘できているかを基準とする。
所定回数の提出を満たさない場合は評価対象としない。

【評価における注意点】
90点以上は、理論理解と実装設計を高度に接続し、構造として自立的に説明できた場合に限る。
生成AIの利用について
/Generative AI Usage
生成AIの利用範囲
/Rules for the use of Generative AI Usage
③全面的な利用を認める
補足事項(任意)
/Additional Information
生成AIの利用は全面的に認める。ただし、生成AIは思考を代替するものではなく、思考を補助・深化させる手段として位置づける。生成内容をそのまま提出することは認めない。使用した場合は、活用方法および修正点を明示すること。提出物については、内容の説明責任を求める場合がある。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
本講義で培った構造設計力は、専門演習・卒業論文演習へと接続する。キャラクター消費・感情価値循環・地域連携研究など、多様な研究テーマへ展開可能である。
本講義で扱うIECM理論は、今後の研究・卒業論文・地域連携活動における基盤理論として発展させることができる。
授業外学修時間の考え方
/Overtime Learning
授業外学修時間はシラバスの授業計画を参考にして、計画・実施してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
授業時間外学修の内容
/Out-of-Class Learning
備考
/Notes
1 1 ガイダンス:「キャラクターはなぜ経済を動かすのか」 ・自身が強く惹かれたキャラクター体験を800字で記述
・その感情の発生要因を3点抽出
・感情起点の思考訓練開始
・個人提出物は評価対象
2 2 キャラクター消費の心理構造 ・推し/ファン消費事例を1例選び、心理構造を図式化 ・図式化能力評価
・構造化できないレポートは再提出
3 3 IECM理論の導入 ・IECM循環図を自作し、事例に適用 ・理論理解度チェック回
・循環構造を言語化できるかが基準
4 4 感情価値循環の設計原理 ・任意のキャラクターについて「感情の起点と回収点」を明示 ・感情設計=偶然ではないことを体得させる
5 5 国民的キャラクターの循環分析 ・以下いずれかをIECMで分析
① ハローキティ
② ドラえもん
③ くまモン
・長期循環モデルの分析
・持続性の構造理解
6 6 企業キャラクターと信頼設計 ・企業キャラクター事例分析(信頼獲得構造を明示) ・ブランド信頼との接続
・BtoCとBtoGの違いを意識
7 7 デジタル時代の共創循環 ・SNS拡散型キャラの共創モデルを図式化 ・参加設計の有無を評価軸とする
8 8 中間分析発表(IECMでの構造化) ・IECM循環図+1000字構造説明提出 ・前半総合評価対象
・理論定着確認回
・IECM理解度が一定水準に達していない場合、修正課題を課す
9 9 企業連携プロジェクト概要提示 ・提示資料読解+感情仮説メモ提出 ・外部連携内容は非公開情報を含む可能性あり
10 10 課題分析・感情仮説設計 ・感情起点仮説3案提出(循環図付き) ・仮説の具体性を厳格評価
11 11 施策設計①(接触設計) ・接触点マッピング提出(オンライン/オフライン) ・タッチポイントの設計精度を評価
12 12 施策設計②(参加・拡張設計) ・共創導線図提出 ・“拡張性”が評価軸
13 13 中間企業報告(仮提案) ・修正版提案書提出(フィードバック反映) ・実務水準要求
・質疑応答も評価対象
14 14 最終提案発表 ・最終版提出(IECM循環図必須) ・外部評価を含む場合あり
・実装可能性重視
15 15 総括:企業評価と構造化 ・成果の構造化レポート(再現モデル作成) ・理論⇄実装の往復ができたかを評価
16 16 予備日(講義進行状況に応じて総括・ケース討議を行う) ・不足部分の補完提出 ・進行状況に応じ調整

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