第33回入学式
   、この沖縄国際大学で学ぶことになります。本日この時点より皆さんの学生時代、すなわち人生の中で最も輝かしい青春のときが始まるのです。どうか思う存分、青春を謳歌してください。しかし、青春時代というのは、世の中に出て一人前の人間として活躍する為の種々の訓練をする重要なときです。皆さんは、本日からその訓練を始めることになります。
大学で将来に備えて心身を鍛えることは決して難儀なことなどではなく、何にも勝る幸せなことなのです。そのことを十分自覚しなければなりません。皆さんの多くは既に自分の進むべき目標を持ってスタートラインに立っていることと思います。もし未だ目標を決めていないのであれば、早速目標を立ててください。学生時代は長いようで短いのです。どんな目標を立てたらよいのかと思い悩んでいると目標の見つからないままに卒業を迎えることにもなります。他人の模倣などでなく、自分が真に希望する目標が望ましいことは言うまでもありません。目標を立てたら、まず一歩を踏み出すのです。そして次の一歩を踏み出し、それを継続するのです。そうすれば、遠いと思われる目標にも到達できます。
 さて、大学で何を学ぶか。専門の勉強は勿論ですが、その他に、教養、語学、コン
ピュータ、芸術、スポーツ、等々、これはもう皆さんの発想次第で夢はいくらでも膨らみます。どの科目を履修するかを検討するとき、自分の所属する学科の科目だけではなく、他学科、あるいは他学部の科目も選択肢の中に入れて検討してください。沖縄国際大学は皆さんの幅広い要望に応えられる大学です。熱意ある優秀な教員が揃っています。そして利便性の高い図書館、体育館の設備も備わっています。単位互換の協定校も多く、皆さんが希望するのであれば、北海道、あるいは外国の大学で勉強することも可能です。皆さんは、このような充実した沖縄国際大学の教育環境をフルに活用して心身を鍛え、卒業後は県内だけでなく、県外でも、あるいは国外でも活躍できる能力を養ってください。
 それから自らの人格の陶冶も大切です。鉄は熱いうちに打てといいます。皆さんは若くて熱い。どうか明朗で活力溢れる人格を養ってください。明るい気持ちは問題を解決します。そして元気は、それを推し進めます。そうなったとき、皆さんは自然に頑張れるのです。常に明るい気持ちで元気を出し、有意義な学生生活を送ってください。
 
学長式辞
 
 
学 長
渡久地 朝明
 
   新入生の皆さん、入学おめでとう。ご列席のご父母の皆さん、心よりお祝いを申し上げます。
皆さんは、本日から4年間あるいは2年間

 
大学院研究科長から新入生へのメッセージ 
 
 
真実を見極める力を!
 
社会的有用性をもつ
学究的成果を!
 
自己の目的に邁進せよ!
 
 
 

 

 
 
大学院
地域文化研究科長

石 原 昌 家 
 
大学院
地域産業研究科長

伊 礼 武 志
 

大学院
法学研究科長

高良 阮二

 
   いま、「既成事実化のパワー」の恐ろしさが、世界を覆いつくし、目前の「事実」を絶対視する現実主義が"跋扈"ばっこしています。ある事実が真実であるか否かを見極める科学的思考が、今日ほど強く求められている時はありません。    諸君が実践科学としての経済学及び商学の社会的有用性を認識し、真剣な研究活動を通して、実社会の経済事象の客観的観察と厳密な論理的思考により、経済社会の発展にいささかでも寄与しうる学究的成果を修めることを期待する。    法学研究科へ入学なさる皆さん、21世紀は激動の時代であり、世界も日本も、政治も経済も、ありとあらゆるものが混沌としています。しかし、皆さんは、現象界に迷わされることなく、主体性を持って自己の目的に邁進してください。  
             

各学部長から新入生へのメッセージ
 
隗(かい)より始めよ!
 
変わる社会・変わる地域
 
 
  入学おめでとう。
  大学生となったいま、気負うことなく、まずできることから始め、そしてやるべきことは必ずやる。その積み重ねが、いつしか大きな成果につながるでしょう。「目からウロコが落ちる」、そんな感動をどれだけ味わえるか。これもまた、学生時代の貴重な経験の一つです。
  日本の閉塞感も、少しずつ薄明かりが見えてきました。
 21世紀は、地域社会や家庭を見直していく世紀となるでしょう。
 “変わる社会・変わる地域”、自ら考え、自ら判断するのが緊張感の源であり、創造の原点となります。学ぶ喜びを発見して下さい。
 
 
法学部長
 
経済学部長
 
 
井端正幸
 
野崎 四郎
 
             
 
知を磨き、人生を切り拓こう!
 
多様性を楽しもう!
 
 
 入学おめでとうございます。
 学問は人生を花咲かせるためのものです。人類が地球上に誕生して以来、累々たる英知の歴史があります。これを高々百年の寿命で全部吸収するのは困難です。そこで知のエキスをカプセルにしたのが学問です。大学で知を磨き、人生を切り拓きましょう。
 
 大学には、じつに色々な人々が集まっています。沖縄だけではなく、本土や外国から来た学生や教職員が、それぞれ異なる生活環境から生れた多様な考え方をぶつけあう場所です。他人の理解が、自分の発見につながります。
 多様性を楽しんで下さい!
 
  産業情報学部長   総合文化学部長  
  富川盛武
  小熊 誠  
             

 


 ホーム 次のページ>>